こんばんは、ヤマネコです。
本日10月26日は、柿の日だそう。
1895年のこの日に正岡子規がに奈良旅行へ出発し、かの有名な「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」という句を詠んだとされており、それにちなんだ記念日とのことです。
そしてちょうど柿の旬でもある季節、今年は親戚からたくさんの柿をいただきました。
ただしこちらは渋柿で、そのまま食べるにはだいぶハードルの高い味。干し柿にすることでとても甘く変わる最高素材なのでした。
季節しごとの一環として干し柿づくりを楽しんでいた年もあるのですが、私のおなかと干し柿の相性があまりよくないことがわかり、つくること自体から離れていました。
- 過去記事:柿しごとと、私の取扱説明書。
でも今年はせっかく材料となる渋柿をたくさんいただけたため、久しぶりにつくってみることに。完成したら素材を提供してくださった親戚にもお届けできたらと思っています。
コロナ禍ではそういうことを控えていたのですが、少しずつ様子を見て、状況に応じて再開していきたいです。
干し柿づくり
材料は、できれば枝つきの渋柿。下準備の後はつるしておくだけなので一個でも二個でもつくれます。
道具は、基本的にキッチンにあるもの(包丁や鍋)を除けば、ビニールひもが必要です。あとはつるす場所。室内干しの方法もあるようですが、軒下などにつるしておけると理想的です。
- 皮をむく。
- 枝(へた)部分に、つるすためのひもを結わう。
- かび予防のため、10秒ほど熱湯にくぐらせる。
- 軒下につるす。
柿の数にもよりますが、十個くらいであれば一時間もかからない作業です。
作業の順序は臨機応変に
ひもで結ぶのと、熱湯にくぐらせるのは、作業工程として前後しても問題ありません。私が考える順序の条件はこちら。
- 先に熱湯:レードルなどを使い、小鍋で一個ずつ浸す場合。
- 先にひも:大鍋で(ひもでつながったぶん)まとめて浸す場合。
今年は柿が三つか四つまとめて入る鍋(圧力鍋)を使ったので、先にひもで結んでから作業しました。
大鍋で作業するほうが時短ではあるのですが、熱湯を多めに用意する必要があるのがネック。今後もケースバイケースで選択していくつもりです。
かび予防のために
- ビニールひも(水分を吸わない素材)を使う。
- 屋根があり、風が通り、朝晩だけでもしっかり冷える屋外に干す。
- 時々ひもの位置(柿とひもが接する部分)をずらす。
- 時々アルコールスプレーを吹きかける。
雨の日などには取りこむほうがいいとする情報もありますが、私は基本的に雨ざらしにならない場所や、暴風で大揺れしない程度の天候であれば外に出したままにしています。風が通ることと、気温が低め(できれば深夜早朝は十度以下)であることを重視。それでいて晴れている日は太陽光が届けば言うことがありません。
今年のひもトラブル
最初に使うひもは天然素材の麻ひもなども選択肢にあったものの、かび予防の目的であればビニールひもが一番いいかなと。
ところが、今年は干し柿づくりをするつもりもなかったので、うっかりビニールひものストックを切らしていたんです。あろうことか柿をむき始めてからそれに気づき、代用に使ったのがこちらでした。
写真は以前のものですが、どこにでもある一般的なラップです。これを一定の長さ(50~100cmほど)で取り出して、軽くねじってひも状に。それを使って柿をつるしました。
軽く伸びる素材なので落ちてしまわないか心配していたのですが、干して一週間ほどたった今もなんら問題ありません。かび予防目的で続けているひもをずらす作業の後も、落ちる不安は持たなくなりました。
もっといえば、先にも書いたとおり今年はまず渋柿をひもでつないでから熱湯にくぐらせたのですが、その熱湯に浸ってもねじったフィルムに異常は起こりませんでした。
ラップ同士はくっつきがちで、完全にビニールひもと同じようには扱えません。ちょっとコツが必要だしもったいない。でも他に代用できる素材を思いつかず万が一のときはしっかり役立ちそう……だけれど、やはりコスパもよくないのでまた干し柿をつくる機会があればビニールひもを使いたいです。
今後と食べごろ
- かび予防の対策(アルコールとひもの位置変更)をこまめに。
- 時々もんで柔らかくしつつ、状態確認。
- 二週間ほどたった頃合いから、試食スタート。
この季節に積雪があれば一大事ともいえるくらいの関東暮らし。個人的に、よほどの嵐がこなければ家の中に取りこむことはほとんどないと思います。あとは干したままの状態で様子を見ながら食べごろを待つだけ。
一ヶ月以上干しておくとカチカチになり、長期保存には向くようになるもののおいしく食べるときにひと手間かかることも体験したので、今年は少し早めに試食を始めようと思っています。
本日の猫。
そろそろフローリングでの昼寝は寒いのでは……と心配してしまう季節。
こうして冷え切った体で抱っこを求めてくるのが日課になりつつあります。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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