こんばんは、ヤマネコです。
本日は大寒。寒仕込みがおいしいとされる「味噌」を仕込みました。
大寒は二十四節気の最後の一つで、一年で一番寒いとされる時期。味噌を仕込む作業は一年中いつでもできるのですが、気温の低い季節に仕込むと雑菌の少ない環境でゆっくり発酵するため、失敗しにくくおいしくなるのだと聞きます。それに倣って始めたため、なんとなく毎年この季節に「味噌を仕込もう」と思い立つようになりました。
自宅で一人の味噌仕込みも今年で四年目。分量だけ確認してそろえてしまえば、手順には悩むこともなく自然と動けました。昨年の玄米味噌がすごく好評だったので、今年もリピートすることに。下の写真は塩切り玄米麹(玄米麹に塩を混ぜたもの)です。
実は来月、友人たちと集まって第二段の味噌仕込みをする予定なので、そのときは白米麹を使った通常のお味噌を仕込もうかなと。今年は二種類の味噌を楽しめる予定です。
味噌は仕込んですぐに食べられるものではないため、当初は数ヶ月後のことを考えながら予定を立てていました。でも今は長期スパンのルーチンワークのようになっていて、
- 冬:味噌を仕込む
- 春~夏:味噌を熟成させる
- 秋以降:味噌を解禁して使い始める
毎年、このくり返し。
順当に進めば、秋に使い始めた味噌のストックが三割減~半分くらいになっている頃合いで、自然と次回のぶんを仕込むことに。「大寒」だけ意識して仕込んでおけば、後の一年はなんにも考えずにおいしく味噌がいただけるんです。
ただ月に1kgくらい消費するお宅だと、一年分で12kg。量が量だと季節を気にせず分けて作業するほうが楽かなと思いつつ、私にとって味噌仕込みは年中行事のようになっています。
ちょっと多めに仕込んだ年は知人に分けることもあるし、万が一足りなくなったら市販の味噌を買い足せばいいだけ。個人的に「つくることを楽しみたい」という想いはあるけれど、「買いたくない」というこだわりはありません。
左のすごい色をした味噌と、右の白っぽい味噌は、どちらも同じ玄米味噌。色が薄いほうは本日仕込んだもので、一年熟成させることでここまで深い色になりました。こうして並べて見ると改めてびっくりするけれど、こういう変化も楽しみの一つになっています。
年を追うごとに驚きがあったり、失敗もあったり。時間のかかる発酵食品だからこそ、そのとき、そのときで気ままに楽しむことがマイルールとなりました。
本日の猫。
ふと気づいたら、熱い視線を注がれて(狙われて)いました。
何かといえば、私の手。ぜったい何か隠し持っている、と誤解されている……。
たしかに過去には、おもちゃとか、りんごとか、いちごとか、隠していたけれども、今日はなにもない。あえていうなら味噌しかない(あげられない)。
この後しばらく、わが家の優秀なハンターにつけ狙われる夜でした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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