玄米味噌の完成と、親戚のおじさん。

こんばんは、ヤマネコです。

味噌仕込みを始めて三年目、今年は初の「玄米麹」を使った味噌に挑戦しました。

熟成すること、およそ十ヶ月。前に仕込んだ味噌の終わりが見えてきた頃合いだったので、満を持して解禁させることに。

白米麹との違いはどんなものだろう? と気になっていたのですが、

  • 少し苦味を感じる味わい(大人の味?)。
  • 通常の味噌より、強く、深い香り。
  • 麹の粒感がだいぶ残った状態での仕上がり。

私の感想はこんな具合に。何度か玄米麹で甘酒も仕込んだことがあるのですが、その際に感じた違いに通じるようにも思いました。

違いがある以上は好みが分かれそう。うちの家族に受け入れてもらえるか心配でしたが、まずは味噌汁で出したところ意外なくらい気に入ってもらえた様子。私自身もおいしくてホッとしていますが、玄米味噌、今後のわが家では定番品になっていきそうです。

ちなみに、万が一気に入ってもらえなかったときのためにと、通常の味噌(白米麹で仕込んだ味噌)も一ヶ月分くらいは残しておいたのです。

こんなに色が黒いのは熟成二年目となっているから。味にも少し変化がありますが、これもこれでおいしくて、しばらくはその都度選びながら「玄米味噌」と「白米味噌」の両方を楽しめそうです。

 

味噌の使い方にも色々ありますが、私は「カレーの隠し味」にするのも好きなんです。塩分過多にならないよう少しだけにしておきますが、深みが出てすごくおいしくなる気がします。

 

私の記憶では、「カレーの隠し味」というものを教えてくれたのは親戚のおじさんでした。その当時の私は小学校に上がったかどうかくらいの年齢で、あるとき一日だけそのおじさんの家に預けられたんです。

細かい部分を覚えていないので想像ですが、おじさんの家族や私の母たち(大人の女性たち?)が連れ立って買い物に行き、私と、同じく親戚の男の子がおじさんの家で一日留守番することになりました。

そしてその日おじさんがつくってくれたのが、カレーライスだったんです。

 

カレーの箱を見せられたり、「おじさんにもお米くらいとげる」と言われたりと断片的な記憶はあるのですが、工程はほとんど覚えておらず、気づけばおいしそうなカレーが鍋にできあがっていました。私も、いっしょにいた男の子も、多数派の例にもれずカレーが大好きな子どもだったので、食べたい、食べたい、とはしゃいでいた記憶もおぼろげに。

おじさんが「隠し味を入れるぞ」と言ったのはそんなタイミングだったと思います。用意されたのは牛乳で、これを入れるぞと。

当時の私(たち)は隠し味という存在を知らなかったし、牛乳なんてカレーにはぜったいあわないと思いました。まずくなっちゃう、入れないで、やめて、と懇願するのに、おじさんは強行突破。鍋に流れていく白い液体を見ながら、終わった……と、子ども心にも絶望したのでした。

ただ、香りはちゃんとカレーなんです。

ほのかに甘さも混じっていたかもしれないけれど食欲がそがれるようなこともなく、そんな、まさか、牛乳なのに? と思いながら、盛りつけられたカレーのお皿がテーブルに並ぶ頃には、すっかり「おいしそう!」という期待だけに満たされていました。

そしておじさんからの「食べていいよ」の一言に呼応するかのように、親戚の男の子と肩を並べて、いざ「いただきます!」とスプーンを握りしめたのでした。

 

一口目のカレーを頬張り、数秒後のことです。

隣の男の子に視線を向けたら、彼もまたこちらを見ていました。私は言葉にできない想いのまま見つめ返すことしかできなかったのですが、そんな私の気持ちをくんでか、彼は言いました。

「おじさん、牛乳が隠れてない」

それが私の「隠し味」にまつわる初体験でした。

 

余談ですが、私もその十数年後にカレーに入れた隠し味のチョコレートが隠れなかったことがあったので、カレーの隠し味が隠れない一族の末裔なのかもしれません……。

学んだ教訓は「何を入れるか」じゃない、「どのくらい入れるか」です。

 

本日の猫。

画像がだいぶ粗いのですが、早朝のまだ薄暗い時間帯に私の腕枕で眠る猫です。

こんなにすやすやと眠られては動けるわけもないんですよ。二度寝しちゃうのも仕方がない。

と、たびたび寝坊の言い訳にしています。ごめんなさい。

毎晩、毎朝、あったかくてありがたいです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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