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甘夏のむき方と、柑橘しごと。

こんばんは、ヤマネコです。

数日前に産直市場へ立ち寄って、無農薬の甘夏を買いました。

本当はレモンを求めて行ったのですが、うまく出会えず。代わりに、出回り始めたばかりの甘夏を発見。その場で購入を決めました。

甘夏といえば昨年は夏の季節しごとだったので、今年はかなり前倒し。でもまた、甘夏ピールをつくりたくなったんです。

 

以前記事にしたときに、もっと簡単な(キレイな?)むき方がありますよと教えてくださった方がいらしたのですが、ようやくそれを試せる機会が。

当時の私のむき方はかなり強引だったのだけれど……

今年はこんな具合になりました。

たしかに、キレイ。

左上には少し失敗というか、いただいたご説明をよく理解できずに試行錯誤した形跡がありますが、理解できてしまえばとても簡単でした。

これまでの私は、「一部分だけに十字」の切れ込みをいれて、そこから手でこじ開けるようにむいていたのですが、今回は「球体をタテに四等分するイメージ」で、外皮の厚みに包丁の刃を入れました。

あとは同じように手でむくのですが、明らかに今回のほうがキレイ。
教えてくださった方、ありがとうございました!

そして今回、最初の茹でこぼし(苦味抜き)だけはこのまま行ったのですが……

煮始める前に細く刻むという順番での作業をお試し。こちらのレシピのほうが一般的なのかもしれません。

加糖して煮詰め、最後に干すのは前回と同様の手順で進めています。

 

ちなみに昨年の甘夏ピールづくりでは、「苦味を抜きすぎる(自分好みより甘かった)」という小さな失敗がありました。それはそれでおいしかったのですが、私はもう少しオレンジ系独特の苦みがほしかった。

というわけで今回は茹でこぼすの回数を一回に留め、理想の甘夏ピールに仕上げることができました。つまり苦めなのですが、家族も今回のほうが好きだと言ってくれました。

また前回はラストにグラニュー糖をまぶしたのですが、今回は少しだけしっかり乾燥させて、お砂糖控えめの味を楽しむことに。

こうして少しずつ自分たちの好みを追求していける、それを学んでいける。そういう部分が手づくりの醍醐味。

 

こういう目的で買った柑橘類だと、ついおまけ扱いになってしまうのが果実のほう。

食べてみたのですが、さすがに出始めの甘夏はすっぱくて、家族からはブーイングが。でも私はそのさわやかさもいいなと、一人でつまんでいました。

むくときは上の写真の赤線の辺りに包丁の先端でスイッと切れ込みを入れ、あとは手作業で。

すっぱい甘夏二個を、一気むき。

グレープフルーツをむいて一晩おくと甘くなる、というのが甘夏にも当てはまるかなと。

先日のホットチョコレートの横に並んでいたのが、そのすっぱい甘夏でした。たとえ一晩おいて甘くなったとしても、それ以上に甘いチョコと一緒に食べてしまうなんて我ながら愚かなチョイスだった、と思いながらのおやつでした。

 

ちなみに果実をむいたときに出た薄皮も、

布巾などに包んで、お掃除道具に。

柑橘類に含まれるリモネンやクエン酸効果を期待して、このときはステンレスのお手入れをしたり、キッチンシンクをみがいたり。

また外皮を茹でこぼしたときのお湯も、シンクまわりの掃除に活用しました。もしわが家に猫がいなければ床のクリーナー(ワックス)感覚でも使えるそうなのですが、猫がいる以上は控えつつ、季節しごとの副産物も色々な用途で使い切れたと思います。

 

こちらも最近、自分の暮らしにしっくりくる気がするテーマ。

 

本日の猫。

階段にて、おやつ。行儀が悪くてごめんなさい。

階段で昼寝していた子の隣に座りたかったのですが、起きてしまったのです。

この近くの窓にサンキャッチャーを吊るしていて、壁やステップにキラキラとしたものが。それを眺めようと思ったのもここに腰を下ろそうとした理由でした。

このあと抱っこを求めて飛びつかれ、階段を転げ落ちるところでした。こんなところで食べてはダメですね。とくにわが家では、とんだ危険行為でした。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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