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続けることへの、ご褒美。

こんばんは、ヤマネコです。

今年は各地の入梅が、例年より早いと聞きました。

入梅、と聞いて思い浮かべたのが「あめ」より先に「うめ」だったのが、今年の私です。

というわけで、数日前から本年の梅しごとをスタートさせました。

 

今年の梅は、一味違います。

といっても見た目も(たぶん)味もふつうの梅なのですが、今年最初に手にしたものは、親族宅で収穫させてもらった梅なのです。これまで市販の果実ばかりを使っていた私にとって、新たな一歩となりました。

 

法事で顔をあわせた親族から、突然「庭に梅の木があるよ」と声をかけられたのが数日前のこと。私は単純に「うらやましいです」と応えたら、「とっていきなさいよ」と。

どうやら、ここ数年で密かに進めていた私の梅しごと話が届いたらしく、お声をかけていただいたのでした。

 

年々、少しずつ、少しずつ進めている、梅しごと。

したいことを黙々と続けているだけで、めきめき上達しているかは怪しいところ。でも、ものづくりが趣味の私にとっては、「完成品が消耗品」というのは大きな利点でした。

梅に限らず、旬の食材を扱うこと、義務ではない台所しごと、あとに残らないものづくり。そのすべてがストレス解消につながっています。

 

これまでもブログではそのことを書き綴ってきたけれど、身近な人には積極的に伝えてきませんでした。

とくに隠したいといった理由があるわけではなく、言うきっかけがないだけ。そんな日常会話すら気恥ずかしいというか、うまく話せないというか、こんな話をしても相手はつまらないだろうなと思いこんで口をつぐんでしまう…こうして文字にするとことさら情けなくなりますが、それが私です。

でも私のそんな話を聞いてくださった方もわずかにいらっしゃり、今回の梅は、それを気に留めていただけてのご厚意でした。

 

こういう恩恵にあずかることが、最近とても多い気がします。

思えばご近所さんから「好きなだけ持って行って」とお声がかかった柚子もそうでした。もともと野菜をいただく機会は多かったけれど、大量にだいこんを頂戴したのを機にたくあんづくりにも挑戦できました。秋には新米を、最近は新茶もいただきました。

今回の梅もそうですし、実は別の身内からは「渋柿の木(毎年誰も使わない実)もあるよ」とも言われていて、今年の干し柿の材料までそろってしまいそう…これは皮算用ですが。

 

親戚やご近所さんとはいえ、なかなか会う機会の少ない人ばかりで、人づきあいの苦手な私は浮いてしまいがち。あいさつ程度はできても、それ以上は話が続けられないという愚か者です。

ところが今回のような話がきっかけで、少しだけ親交が深まった(と私が感じている)方が増え、それがとにかくうれしくて。

 

私の場合つくることだけで満足してしまうものも多いので、時には「完成品でお返しする(梅を譲ってくださった方に梅酒をつくってお返しするなど)」といった循環方法で、交流を続けさせていただくこともできるかな、そうしたいなと。

久しぶりに屋根まで届く脚立にのぼり、いそいそ梅を収穫しながら、周囲の方々から受ける気づかいに幸せをかみしめていました。

 

本日の猫。

こんにちは、ブログへの登場は少ないレアキャラですにゃん。

リビング組とは別室で、悠々自適に生活しています。

チャームポイントは白靴下です。

まあ、全体的に狂おしいほどかわいいとは思いますが…。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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