こんばんは、ヤマネコです。
1月7日の朝ごはんは「七草粥」が、子どもの頃からの恒例でした。
ただ、今年のわが家は喪中。例年とは年始の暮らしに違いがありました。
お客さまのないプライベート空間での生活について難しく考える必要はないかもしれないけれど、新しい知識にふれるきっかけとして、何かにつけて「喪中のすごし方」を調べています。七草粥についても例外ではありません。
検索結果では、「喪中であっても七草粥は食べてもよい」というのが通説のようでした。
ただ少しだけ引っかかったのが、七草粥をいただく今日という日が「人日の節句」だから。七草粥は、その節句食。
というのも、私は「お節句」といわれると、喪中では控えたほうがよいとされる「お祝いごと」をイメージしてしまうからです。
お節句、という言葉自体は「季節の節目の日」という意味にあたるのかもしれないけれど、上巳の節句(ひなまつり)、端午の節句(子どもの日)、何かとおめでたいことと結びついているように感じていました。
改めて、人日の節句を含む五節句について調べる過程で見つけた記述がこちら。
日本では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着した。人日を含む五節句が江戸幕府の公式行事となり、将軍以下全ての武士が七種粥を食べて人日の節句を祝った。
引用元:Wikipediaより
人日の節句には、将軍も祝っておられました(??)。
一応、お祝いごとではあるのかなと。
ただ、多くのサイトに書かれているとおり、昨今の七草粥をいただく目的は「無病息災への祈り」。私自身、毎年そう思いながら口にしています。
お正月(年末年始)の特別な飲食に疲れた胃を休め、七草に含まれる栄養をとること。そうして身体をいたわるための行事食が、七草粥というものだと思ってきました。
あれこれと調べながらトリビアとして頭に詰めこみましたが、結局のところ当初の予定を変更することなく、今年のわが家でも七草粥はいただくことに。
すずな・すずしろの実(根っこ)部分だけはお粥といっしょに炊き上げ、葉っぱは湯がいてからさいごに混ぜました。
はっきりとは見分けがつかなかったのですが、スーパーで購入した七草セットには(おそらく)「はこべら」ばかりがたんまりと。でも混ぜてしまえば気になりません。
玄米をベースに、今年は野菜のブイヨンでほんのり味つけし、手前味噌になりますが大変おいしくいただきました。
喪中の、七草粥。
正直なところ、「喪中で御節やお雑煮(新年の祝い)を控えるなら、七草粥(人日の節句の祝い)も同じなのでは」というのが単純な私の結論でした。もっともっと深層をさぐれば、また違う答えに辿り着くかもしれないけれど。
とはいえわが家では、今年もマイルールの中で御節もお雑煮も、七草粥もいただきました。
よしんば新年のお祝いを盛大にしたからといって、誰かを失った悲しみを忘れられることがあるのでしょうか。私にとって、それとこれとはまったく関係のないことです。元より、悲しみが深すぎて祝う気持ちになれない、という場合を除いては。
そう考えるなら「喪中の祝いごとを控える」という考え方(マナー?)自体が、周囲の人々への配慮に他ならないのかもしれません。
本当なら、家族でいただく行事食やささやかに迎える祝日までも、誰かに遠慮する必要はないのだろうと思います。
本日の猫。
昨年の新入り子猫が、生後(推定)六ヶ月になりました。
まだ少しだけ兄猫たちより小さいけれど……
近いうちに、肩を並べてしまいそうな予感がします。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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