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2019年、喪中の元日にて。

こんばんは、ヤマネコです。

迎えたばかりの平成31年は、あと四ヶ月ほどで終わってしまう。とても感慨深くなりながらも、私の朝はいつもどおりでした。

 

今年のわが家は、喪中なんです。

もしかしたら誤解を招いているかもしれないので改めて書かせていただくのですが、今回の喪中というのは猫のことではなく、人間の身内に関連したものです。そちらについてはあまり深く書けないので猫の話ばかりになってしまうのだけれど、どちらも昨年の私にとっては、とても大きな出来事でした。

と書き連ねていくとまた暗い話になってしまうので、年明けの食事の話を。

 

お正月の食事といえば、代表的なものの一つが御節料理。

でも御節料理は祝いごとにちなんでおり、喪中にはふさわしくないものだそう。個人の家の中のことなのであまり気にしなくてもよいとは思うのですが、今年は重箱を出すことは控えました。

また親族で集まって餅つきをしたという知人から、つきたてのお餅もいただいたのでお雑煮もつくってしまったけれど、ここでは祝箸を避けることでよしとする自己判決。野菜のかざり切り(にんじんを花型にする)なども控えました。

いずれも「お祝いごと」ではなく「季節しごと」として取り入れる気持ちで。

 

御節料理からは、栗きんとんと黒豆の二つだけをつくることに。料理というより、常備菓子です。

安納芋をゆでて、つぶして、裏ごし。

昨秋から干しておいた、くちなしの実も活躍してくれました。

例年よりもつくる品数が少ないので、裏ごしも二度。フードプロセッサーなどを持っていないので、一品一品、じっくり時間をかけながらつくれるのは幸せなことだなと思いました。

そこに、やはり秋につくって冷凍しておいた栗の甘露煮を移し、みりんを加えて照りを出せば完成。

いつもの常備菜と同じく、野田琺瑯の容器に移して保存します。

実は黒豆は、前日(12月30日)に煮ておいたもの。そしてこの琺瑯容器は、栗きんとんを入れる直前に別の役割も担っていました。

大晦日に、この容器で黒豆入りのパウンドケーキを焼いていたんです。

ケーキの真ん中が盛大にへこんでしまったし豆は全部沈んでしまったけれど、黒豆、たっぷり入ってます。

年末に同じ琺瑯の容器でケーキを焼いて以来、琺瑯焼きがマイブーム。そして今は栗きんとんのうつわに。

 

段取りさえうまくできれば、数を増やさずに「一つのものを多用途に」という工夫が可能な野田琺瑯は、やはり私にとって最高の道具だと思う。

季節しごとにしても、くちなしの実を干したり、栗を煮たりすることが、それで終わらず「次」につながっていると実感するたび、ちょっと楽しくなります。

それだけで終わらない、というところに、いつも小さな感動がありました。たぶん2019年も、そういう小さな発見やわくわくをくり返していく一年になりそうです。

 

そんなわけで、新年の猫。

実はこの元旦、子猫がベランダデビューをしました。

わが家のベランダは猫たちの脱走防止対策もすませて開放しているのですが、これまで子猫は「何をしでかすかわからない」という不安から出すのを避けていました。

でもこのきらきらした表情、この首の伸ばし方、もっと早く出してあげればよかった。

また新たな年に、新しい体験を、この子たちとたくさん積み重ねていけたらと思います。

 

旧年から新年へ、年という区切りをすませたところで私自身に大きな変化はないのだけれど、昨年よりも今年が、皆さまにとって、そして僭越ながら私にとっても、よい年になりますように。そう祈らせてください。

改めまして。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

ヤマネコ

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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