こんばんは、ヤマネコです。
連日書かせていただいている蒸留水器のこと、今日はお手入れについてまとめます。
蒸留水器について書き始めて五日目。自分でもおぼろげに計画していた以上に長くなっているのですが、もう少し書かせてください。初日の記事はこちらです。
- 過去記事:メガホーム*蒸留水器、3ヶ月レポ。
お手入れは、使用後に毎回行う作業と、数回ごとに行う作業の二種類。とはいえ私が購入した蒸留水器のつくりがとてもシンプルなので、その手間自体は思っていた以上に簡単だなという印象です。
わが家では、就寝前に蒸留水器をセット、深夜に稼働、朝になったら蒸留水が完成している(回収する)という流れ。そのためお手入れも毎朝のルーチンワークに加わりました。
ただ忙しい朝に急いでお手入れする必要はなく、むしろ使用直後の蒸留水器は熱を持っている状態(電気ケトルの使用直後と似たような感覚)なので、ある程度冷めるのを待ってからの作業です。
(回収時には冷めていることもありますが、午前中を目途に手隙のタイミングで)
ただし起床後すぐにお手入れをしない場合でも、マグネット式の電源コードだけは抜いておく。誤作動の心配はないと思うけれど、これだけは先にすませるようにしています。
その電源コードとは別に、「本体」と「蓋」をつなぐコードも毎回外す必要があります。
こちらのコードについてはいつも冷めてから抜いています。それと前後して、蓋側についているノズルの取り外し。
つけっぱなしにしておくと中の活性炭が濡れたまま放置されることになるので、分解しておくほうが望ましいかなと。気温にもよりそうですが、朝外しておくと夜にはある程度乾いています。
においがつくので冷蔵庫には入れないようにとのことでした。
(活性炭については過去記事の中でふれています)
そのノズルを外した部分をふきんなどで押さえながら、上部の蓋を外します。ノズルの裏側に管があり、そこに残った水滴が垂れて過去に何度も床を濡らした失敗からの対策。
本体上下は使用中はコードでつながっているし、パッキンで固定されていますが、ロック機能などはないため基本的にはのっているだけ。取り外すときも持ち上げるだけです。
外した後はひっくり返して、蓋の裏をざっと拭き取り。
垂れるほどの水滴がついているので、その場で拭いたほうが扱いやすくなります。
できればパッキンも外して別途拭き取り。今の季節は問題ないように思うのだけれど、夏場などは放置することでかびてしまう心配もあるため、これは続けていこうと思っています。
蓋は外した状態で、ケーキクーラーなどの上にのせて乾燥させることに。本来なら水切りかごなどを使えばよいと思うのですが、わが家では手放してしまったのでこの方法になりました。
この乾燥作業(放置)は邪魔にならない場所に移してから行いますが、蓋から取り外すことのできないコードができるだけ伸びた状態を保てるようにと気をつけています。
文章にすると長くなるけれど、慣れてしまうと数分程度の作業。水滴残りなどもさほど神経質にチェックするわけではないので、今のところ毎日続けていても大きな負担は感じません。
そしてこれらの拭き取りに使ったふきん(湿った状態)は、この蓋の上で乾かすようになりました。
これは単純に乾かす場所として都合がよかったからというのもあるのですが、ほこり避けの役割も兼ねています。
蓋の上部は写真のとおりの柵状で、その奥にはファンがついているのだけれど、分解ができないために汚れた後は掃除がしにくそうなんです。何かしらのカバーを用意するつもりだったのですが、使用後のふきんが役に立ち、ある意味効率的でした。
お手入れ(拭き取り)に手間がかかるのは、どちらかといえば複雑な構造になっている蓋のほうだけ。下部のステンレス釜の寸胴鍋のようなつくりで扱いはとても楽。
ただ使用後しばらくたって完全に冷めたタイミングでも、内側には水滴がびっしりついた状態です。しかも除去したカルキなどはここに残っているので、さわってみると内壁もざらざら。
そこで、ここに底から1~2cmほどの位置まで水道水を入れ(洗剤なし)スポンジなどでこすり洗い、その水を捨てるというのを2~3回くり返し、最終的に拭きあげておくのが毎日のお手入れになりました。
そうして続けていても徐々にカルキの痕跡が気になるようになってきます。そうしたタイミングでするのがクエン酸洗浄。
水をためた本体にクエン酸(大さじ1~2)を溶かして放置。個人的に、お手入れ時にお湯を使うことはあっても更なる過熱はしません。半日ほどたった後に改めてスポンジなどを使って洗うというお手入れを週一ペースで採用しています。
蓋を外した本体(ステンレス釜)の外側には電源プラグの差しこみ口などがあって、外側まで濡らしての丸洗いはできません。ただ内側には継ぎ目も凹凸もほとんどないシンプル構造なので、スポンジ洗いも、拭き取りも、思っていた以上に楽な作業でした。
ちなみにステンレス釜と蓋は使用中以外分離させた状態で乾燥させているため、その両方にほこり避けが必要でした。蓋のほうは前述どおり水滴の拭き取りにつかったふきんなどをかぶせていますが、ステンレス釜のほうはこちら。
もう十年以上のおつきあいになる、電子レンジを使うとき食器にのせるカバー(ぶたチン)。これをのせています。
本来の役割である電子レンジ用にも時々出番はあるけれど、そのとき以外は収納を兼ねて蒸留水器のほこり避けに。これもやはり効率的な方法かなと思っています。
お手入れとしては、
- 水で洗う
- 乾かす
- 時々クエン酸洗浄
この三つ。毎日水道水しか入れていないので、私は他の洗剤を使いません。
蒸留水器の実物を初めて見たときはデザインも機能性も予想していた以上に簡素な印象でちょっと驚いたのだけれど、そのおかげで扱いもお手入れも楽でした。
ペットボトルの水を買っていたときにはお手入れの必要はなかったものの、そのぶん定期的な注文の手間や、大量に出る空きボトルの管理や再利用方法には頭を使っていたんです。私には毎日同じことをくり返すだけでいい今のほうが、気楽さに加えて安心感も増しました。
蒸留水器についての、ここまでの記事。
- メガホーム*蒸留水器、3ヶ月レポ。
- 猫の飲み水と、おいしい水検査。
- 蒸留水器えらびの、決め手。
- 蒸留水器の、ランニングコスト。
- 今回:蒸留水器の、定期的なお手入れ。
長々と続けていますが、明日は最後のまとめをさせてください。
本日の猫は撮った写真がブレブレだったので、お蔵出しの一枚(写真は本日の光景に近い過去のものです)。
ここ数日はまた少し寒さが戻ってきているけれど、猫たちは早々とフローリングを楽しむ季節に入っている様子。と思って撫でてみたら、窓辺で日向ぼっこをした直後だったようで、彼の全身がポカポカでした。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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