こんばんは、ヤマネコです。
仕事で静岡へと出向いた家族に、以前から切望していた「わさび」を買ってきてもらいました。
わさびには土耕栽培の「土わさび」と、水耕栽培の「水わさび」があるそう。
実は私もほぼ初見で見分けをつけることができないのですが、今回手に入ったものは静岡県産なので、おそらく「水わさび」。
水がきれいな地域でしか育てられないそうです。
実はもともと料理にわさびを使う機会がほとんどなく、チューブタイプのものも数年前から買った記憶がありません。買っても使い切れないのです。
でも好奇心から「生わさび(野菜?)なら」という気持ちは持ち続けていて、ずっと静岡産をねらっていました。
そしてとうとう手に入れた、生わさび。早速すりおろしてみることにしました。
プロなら部位を使い分けるのだろうけれど、私は元より一本丸ごとすりおろし、全体を混ぜて使う予定。家族が売り場の人に聞いた説明では、元(茎?葉?が出ている上方)からするのがよいとのことで、今回はそれに倣いました。
表面をこそぐ、というレシピもあったのですが、そこに香りや有効成分が多く含まれているという情報も。入手したわさび自体が小さかったこともあり、今回はたわしなどでやさしく洗い、軽く汚れを落としつつ残っている茎を取り除くだけにしました。
本当ならもっと色が薄いグリーンのほうが新鮮なのかなと思ったのですが、黒っぽくはなっていないのでよしとします。
金属製は避けるのが理想だけれど、難しい場合は陶器やガラス製の受け皿を用意する。
唯一持っているおろし器は、幸いにも陶器製。ただし目の粗さが気がかりでした。後述しますが、おろし金の目が粗いと、わさびに求めたい辛味が出にくいようです。
あまり素早くゴリゴリすらないように、という点だけ気をつけて、あっという間にできあがり。
作業工程にちょっとしたポイントはありましたが、難しくはありませんでした。
残念だったのは、心配していたとおりほとんど辛味が出なかったこと。目の粗いおろし器を使ったことが理由だと思うのですが、やや苦味が出ている割には辛くありませんでした。
ただ香りはとてもさわやかで、当たり前ですが、まさにわさび。
苦味もかなり弱いので(じっくり味わって気づく程度)、香りづけに使う感覚の「おろしわさび」になりました。
すりおろす前に冷蔵保存する場合は、濡れたキッチンペーパーで実(根)を包んでからポリ袋などに入れるのがよいようです。
すりおろし後は、ラップの上で板状に伸ばし、そのまま包んで冷凍。使うときには必要な分だけパキッと折る、という方法を各所で見かけたのですが、私は棒状に伸ばして冷凍しました。
完全に凍ったら、小さくカット。
金気を嫌うことをすっかり忘れていて、包丁を使ってしまったことをちょっと後悔しましたが、大体一回分ずつに小分けして、まとめてラップに包みなおしてから再冷凍することに。
個人的な挑戦ですが、使いやすさの点では便利でした。
その後、何度かこのわさびを調理や食事に使っています。
辛味がないのが活きることもあれば、惜しいと感じることも。主にドレッシングやディップソースをつくるときの出番ですが、お刺身(そのときは手づくりこんにゃく)に添えるのもおいしかったです。
ただ、あとから残念ポイントにも気がつきました。
使うときに冷凍状態のまますりおろしたほうが、風味が飛びにくい。
実は購入してからすぐ作業することができず、数日間は濡らしたキッチンペーパーに包んだまま野菜室で保管していました。その後、満を持してすりおろしたつもりでしたが、最初から冷凍してしまえば慌てることもなかったんだなと。
もちろん、すりおろしたあとの冷凍でも早めに使い切ればよい状態を楽しめると思うので、最近はわさびを使うレシピを色々模索。もうほぼ使い切ってしまいました。
家族から「わさびを見つけたけど買っていこうか?」と連絡がきたのは突然のことで、いざ実物を目の前にしても準備や知識は不足したまま。結果的に失敗したなと思う部分も多々ありました。
でもこれで懲りる私ではないので(?)また挑戦したいと思います。
しかも作業自体は簡単だったし、意外とおいしかった。またリピしたい味でした。
ちなみに、わさびの旬は秋のイメージがあったのですが、辛味を求めるなら晩秋から冬の収穫品をという情報も。ちょうどこれからの季節なので、また手に入れられる機会をねらってみます。
本日の猫。
未だに「あっち側の世界」に想いを馳せ続ける子猫。
あ、増えてもいいな…と感じる瞬間。
同じくらい元気な子が来たら大変なことになりそうだけれど、それ以上の幸せが待っている気がすると思えてしまうのでした。猫の魅力って恐ろしいですね。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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