こんばんは、ヤマネコです。
先月仕込んだ梅シロップの熟成期間を終えることにしました。
- 過去記事:グラニュー糖で、梅シロップ。
おおむね四十日目の解禁です。
砂糖(てんさいグラニュー糖)が溶けきるまでにおよそ十日間。その直後から飲み始めても良いようですが、更に梅の風味を深めるために待つこと一ヶ月と少し。
漬ける期間が長いほど濃縮された味に。でもあまり長く漬けっぱなしにするとえぐみが出てくるそうなので、数日前から解禁のタイミングを伺っていたんです。
梅の実はすっかり限界といえるほどに縮み、シロップの色がほんのりはちみつ色に。且つ一ヶ月半をすぎないように。そんなことを目安に実とシロップをを分ける日を決めました。
分けるときに使ったのは、いつものミニざると、シロップ用に重宝しているミニレードル。
- 過去記事:梅しごと用に、選びぬいたレードル。
幸い今年もシロップが発酵することはなかったけれど、ほんの少し沈殿物がありました。梅の実を仕込んだ際に取り逃したへたの欠片のように見えるので、それをできるだけ回収しつつシロップだけの状態へ。
ところで以前は二週間ほどで実を取り出していたのですが、今年は白ごはんドットコムさんのレシピを参考にさせていただき熟成期間を長くとりました。
二週間ほどで実を取り出した年は梅ジャムなどへの加工ができるくらいの印象でした。ところが四十日もたった実にはほとんど果肉が残っていないというか、骨と皮ならぬ、種と皮のような状態。
- シロップとジャムで楽しみたいなら、実は早めに取り出す。
- シロップを濃厚にしたいなら、実の果肉(水分)がほぼなくなるまで待つ。
実の品種によっての違いも過去に経験したけれど、今はこんな認識になっています。
ほぼ種と皮になってしまった実にも使い道があるのでしょうか。今年はそこまで考えがいたらず、実のほうは処分。そしてシロップは片口ボトルに注ぎました。
毎回レードルを使うよりもこういった容器に入れておくほうが楽。そう気づいてから梅シロップにも愛用しているガラスのボトルです。
一升瓶で買う液体調味料の小分け容器にしたり、今回のような季節しごとで使ったり、とても重宝しているお気に入りのキッチン用品となりました。
実は梅シロップについてはもう一工程、今回参考にしたサイトにはないひと手間がありました。
過去の自分が実践したことがあるのか、本などで読んでやってみたいと記憶していただけのことなのか、はっきり覚えていないのですが、いわゆる火入れの工程です。
(実践したと思いこんでいたものの別の季節しごとの記憶と混同していたのかもしれません)
火入れといえば発酵してしまった梅シロップ救出のために採用されていることが多い印象ですが、問題なくできあがった梅シロップを十五分間煮沸したものを密閉保存することで、常温でも長期保存(約一年間が目安)が可能となるそう。簡単にいえば今後の発酵を止めるための加熱作業です。
今年は梅1kg分のシロップしかないのでひと夏で飲み切ってしまう量のはず。ともすれば必要ない工程とも思ったけれど、火入れをすることで短期間であっても冷暗所保存が可能になるのでは? と実践してみました。
弱火~中火で沸騰させ、そこから火加減しつつ十五分。
色々なサイトや書籍を参考に、あく(白い泡のようなもの)をすくいながら……と待機していたらまったく出てきませんでした。あくの出ない状態に仕上がった梅シロップが正解なのかわかりませんが、煮沸前後にそれぞれ飲んでみても問題なくおいしかったので終わりよければすべて良しの精神でいきます。
そんなわけで無事に梅シロップの解禁となりました。
左の片口ボトルに入れたものは煮沸なし。冷蔵保存しつつ早めに飲み切ります。
右のフィドジャーに注いだものは煮沸後。この後しっかり密閉して冷暗所に置きました。
梅しごとの作業そのものが好きだから続けているのですが、ここからの楽しみは第二幕。
ただおいしく堪能していくだけの日々、とてもわくわくしてします。
本日の猫。
すっかり自分の定位置だと認識されているアルミプレートの上。他の子がのっていると怒る弟猫です。
残念ながら猫たちには梅シロップのお福分けはできません。他の形で涼をシェアする方法を更に考えていきます。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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