こんばんは、ヤマネコです。
今年の梅干しも、無事に土用干しまで終えることができました。
梅雨の間に漬けた梅を天日の下で干し始めたのが、キリよく8月1日。週間予報で雨の心配はなさそうだったけれど、雷注意報なども出ていたのでドキドキしながら干していました。
幸い夕立などにも見舞われず、無事に三日三晩をすごし、白梅干しが完成しています。
今年の関東では梅雨の長さと雨の多さに心配もあったけれど、今はとにかく暑い日々。あの涼しさがすでに恋しいくらい。でも梅の土用干しをするにはうれしい日差しも降り注ぎ、おかげで満足のいく仕上がりになったように思います(まだ味見前)。
干し始めは黄色っぽかった梅干しが……
土用干しを終えると、梅干しっぽい色合いに。それでも白梅干しなので真っ赤にはなりませんが、例年どおりの雰囲気になりました。
今すぐ食べるぶんは昨年以前の梅干しが残っているので、今年つくったぶんはしばらく熟成します。早めの味見はするかもしれないけれど、先の楽しみが増えました。
今年の梅干しづくりでは、私にとって初挑戦したことが一つありました。
それは作業前にレシピを一切見ないことです。
私の梅しごとは2016年にスタートして、今年でまだ四年目。もう四年目、といえるかもしれないけれど、昨年までは細かい部分を手書きのレシピで確認しながら作業を進めていました。
大まかな手順は覚えていても、塩の分量だったり、完熟梅の色合いだったり、これでいいんだっけ? と思ったときはその都度の復習。プロではないし一年に一回(一時期)だけのことなので安全策をとっていました。でも、いつかは「身につく」を体感したいと思っていたんです。
とはいえ今年こそそのつもりでとスタートしたわけではなく、買ってきたばかりの梅を洗いながら、ふと、やってみようかなって。
自分で思っていたよりも細かい部分を覚えているし、手順にもそれほど悩むことはなさそう。あとは、よさそうな梅を手に入れて、洗って、干して、へたをとって、消毒して、漬けて、梅酢の確認をして、重石の調節をして、梅雨が明けたら土用干しをして、そうして熟成期間まで持ちこむ。
途中で何度か自己採点のようなチェック(作業後の確認)は取り入れていましたが、自分で見る限りは失敗も問題もなさそうかなと。梅酢もちゃんと上がってくれたし、カビや腐敗もなかったし、干しあがりの色合いも自然な白梅干しらしく仕上がりました。
知識を取り入れるだけならば(個人差はあれど)短時間でできることだけれど、経験というものは時間をかけて、年月を費やして積み重ねていくものだと思っています。一年に一回の季節しごとも、当たり前のようになん十年とくり返している先輩方がいる。その軌跡を追いかけるように、私もまた少し進めたかなと。
梅干しづくりという細事であっても、自分の中に残せてきたものがちゃんとある。
それを感じられるのがとてもうれしい、令和元年の梅しごとでした。
本日の猫。
庭から窓ガラス越しにこんにちは。
「出たい」という顔をしてらっしゃるけれど、夕方になってもすごーく暑いんだよ……いっしょに散歩をしてもらうなら早朝かなと聞き分けてもらいました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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