こんばんは、ヤマネコです。
初めて猫と暮らし始めたときに購入したペットキャリー(猫を入れて運ぶキャリーケース)は、プラスチック製でした。
私自身が子どもだったので、デザイン優先で親にねだって買ってもらったもの。とてもかわいくて気に入っていたけれど、自分が成長するにつれて徐々に不満点も見え始めることに。ただ、今はそういう失敗ももとに扱いやすいものを選べるようになったと思います。
わが家の場合は更に猫の数が多いので、ペットキャリーも複数準備。災害時など、いざというときに全員を運べるようにしておかなければ不安だからです。色々と試してみたい気持ちもあったため、形状やデザインの違うものを取り入れながら数をそろえました。
(記憶の限りでは)最初に採用したプラスチック製のペットキャリーにあまり良い思い出がなく、以降は選択肢から除外し続けていたのですが、思うところあって一つ備えておくことにしたんです。
選んだのが「ペットスイート」という製品。
- 扉などが取り外せてお手入れが楽ちん。
- 本体は水濡れや汚れにも強い(掃除しやすい)プラスチック製。
- 出しっぱなしでも違和感の少ない、インテリアになじむ色。
- 動物病院で猫を出し入れしやすい開口部。
などを条件としてさがし始め、最初に目に留まったのがこちら。というのもお安かった(当時2,000円弱でした※今は値上がりしているようです)のが最大の理由で、だからこそちょっと不安もあったのですが、昨年末から使い始めた感想ではおおむね満足しています。
まずは、分解できるのがすごく便利。
金属(スチール)も使われているのでさびの心配もゼロではないけれど、以前持っていたプラスチック製と比べたら雲泥の差といえるほどお手入れしやすい仕様でした。
本体の底にはぐるりと囲むような溝もあるものの、角ばった場所がほとんどないので、タオルなどでさっと拭くのが簡単。本体下半分は完全にプラスチック素材なので、一番汚れる可能性の高い部分が水洗いしやすいのも理想的だと思っています。
本体の分解(組み立て)方法については取説の確認前に少し悩みました。ボタン(ロック)を押しながらスライドさせるだけなので難しいわけではないのだけれど、ちょっとコツがいる感覚。
これが本体の周囲五ヶ所にあるので多少手間には感じますが、このくらいしっかり施錠されているほうが出先で使うのにも安心感があるかなと。
外せる屋根もついています。
その屋根にはハンドルがありますが、私は基本的に「猫が入った状態」でこの部分を持ちません。とくに外出時は、ペットキャリーの底に手を添え、抱えながら移動することがほとんど。意図しない場所で開いて中の猫が脱走してしまうのが一番怖い事態なので、できるだけ本体に負担をかけないように支えるようにしています。
(購入したSサイズの耐荷重が4.5kgというのもあるのですが、それがなくても持たないようにしていました)
それでも床から持ち上げるときなど一時的に注意しながら握ることはあるし、猫が入っていない空のケースを持ち運ぶときなどは屋根についたハンドルを重宝しています。
この屋根を外しておくことで、
自発的に猫が入れる、猫用ベッドの一つとして日常的に使っています。
歴代のペットキャリーのいくつかは「ふだんは収納しておき、使うときに出してくるもの」だったけれど、今はできるだけ「ふだんはベッドとして使えるもの」を選ぶようにしています。
- 猫用ベッドは必要なので、兼用できるのが理想的。
- 病院(外出)のときだけ「入れられる」というイメージを猫に持たせずにすむ。
リビングに出しっぱなしにしたかったので、わが家のインテリアでも浮きにくい色を選べたのも決め手となりました。
おかげさまで、うちの猫たちは私が用意しているペットキャリーのすべてに対して嫌がるそぶりを見せません。
屋根だけでなく、扉を開ければそこから飛びこんでいくことも。
病院に行くときは、何気なくバッグの中に猫を入れ、そっと扉をしめ、「ん?」という顔をしている猫といっしょに出かけます。途中で「騙したな!」という反応をされることもありますが、あきらめた雰囲気で受け入れてくれることも多々。
それでこのキャリーケースが嫌いになるかといえばそんなこともないようで、さすがに帰宅直後は逃げて行くけれど、気づけば再びこの中で眠っているのがうちの子たちです。
このペットキャリーは正面の扉も比較的簡単にはずせます。
屋根を開けておくか、扉を開けておくかは、設置場所や使う猫たちの性格にあわせて変えることもできそうかなと。
もちろん両方を開けておくこともできるし、部分的に(左右どちらかを)留めておくことも可能。購入前に確認したとおりのしくみではあったのですが、実際に使い始めてから改めてその多様性の便利さに気づけたように思います。
ずっと昔に使っていたプラスチック製のペットキャリーに不満が多かったせいで、以降はソフトキャリー(本体が布製で、部分的な躯体にプラスチックや金属が使われているタイプ)ばかりを選んでいたのだけれど、ハードキャリーだと汚れがしみこまないのでお手入れは楽。
丸洗いできる布製も魅力ではあるけれど乾かすのに時間がかかるし、プラスチック製のほうがアルコール消毒などもしやすいはず。先日少しだけふれた「人間が感染症になった場合」に活躍するのはこちらかもしれないなとも思いました。
もちろん、罹患したのが猫の場合でも。
見聞きする機会の増えた「新たな生活様式」を考える中で、わが家では猫との暮らしにおける変化も必要だなと感じています。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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