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2021年も、静かにすごすお盆。

こんばんは、ヤマネコです。

今年も無事にお盆入りしました。

通常であればお盆は親戚宅のお手伝いなどで忙しなくすごす期間という印象だったのだけれど、コロナ禍で迎えた昨年のお盆同様、今年もほとんど外出のない数日間となりそうです。

入れ代わり立ち代わり大勢の来客と接することなくすごせる日々は穏やかで少しホッとしつつ、懇意にしている人たちにも会えないことを寂しくも感じました。

そんな中で、今年もわが家なりのお盆をすごします。

 

歴代猫たちを迎えるための小さなお仏壇を前に、この時期真っ先に始めるのは香呂灰の代用にしているさざれ石のお手入れ。

この用途にさざれ石を使い始めて五年目に入りましたが、劣化というものはほとんどないように思います。石なので当たり前? とも思うけれど、特性や使い方について明るくないためおそるおそるの使用だったんです。

ほぼ毎日、少なくとも一日三回、お線香をあげ続けていますが、交換や追加の石の必要性は感じることなくすごせています。

とはいえ定期的な水洗いでは落としきれない汚れ(すす?)が残ってしまうので、今回は食器用洗剤を使いました。

最初は石けんで洗おうかと思ったのですが、無意味にアルカリ液性のものを取り入れるよりは中性洗剤のほうがいいかなと、洗浄作業もキッチンで行っていたこともあり食器用洗剤を活用することに。

 

それから今回初めて試してみたのが、洗い終えた後のさざれ石に「熱湯」をかけること。

さざれ石は細かさゆえか乾きにくさを感じるため、いつもは晴天日を選んで作業し、しばらく外に干しておくようにしていました。強風で転がってしまうこともあるため、洗濯ネットや未使用の排水口ネットなどに入れ、中で広げて天日干しです。

ところが数日前から台風の接近や雨続きで、今週は思うように同じ作業ができませんでした。室内でも乾かすことはできるけれど、やはりそのままでは少し時間がかかるなと。

そこで熱湯をかけることで石の表面から水分を蒸発させやすくし、更には石に熱を持たせることでからりと乾きやすくするという方法を取り入れることにしました。これは食器などにも応用できる方法ですが、わが家ではその都度沸かさなければ熱湯の用意ができないため、冬のストーブ上に鉄瓶があるときだけの期間限定ルールです。

でも今回の石については、洗浄後すぐこの方法を取り入れることにしました。

 

こういった天然石に熱湯をかけてもいいものか? の判断がつかなかったのですが、手元の石は大半が水晶なので問題ないそう。そもそもお線香を支えるために使っても劣化をほとんど感じないもの、熱には強いはずなのです。

結果も問題なし。期待どおり乾燥時間の短縮にもなり、次からもこの方法を取り入れていこうと思いました。

 

なお、わが家のお線香立ては猫のシステムトイレの要領で、灰になったお線香がすのこ(茶こし)の穴を抜けて下に落ちる仕組みです。

そうして集めるお線香が、数ヶ月でこの程度に。

他のものを燃やしていないので、純粋にお線香だけの灰。といっても袋の中身は今回のぶんだけではなく、定期的に移し替えてためておいたもの。捨てずに別の用途に使う予定のため保管しています。

 

お盆という機会がなくても時々お手入れすることはあるけれど、気持ちの切り替えの意味もあって、改めて。

霊感というものに縁遠い(そもそもスピリチュアルなものごとへは懐疑的になりがちな)私には見たり感じたりができなくても、きっと今日からしばらくはにぎやかになる数日間。そう信じたくなったのもここ数年の気持ちの変化で、今もそれと向き合う日々。

仕事はほぼ年中無休のような状態ですが、出かける予定もないので家でのんびりすごしつつ、仏具や猫用品のお手入れをしようと思っています。

 

本日の猫は、昨日の猫のつづき。

ハンモックに揺られる弟猫、その背後をすり抜ける黒い影。

もちろん通りすがりのお兄ちゃんです。

いつもならちょっかいをかけるところですが、ハンモックの上で溶けている猫からはその気力もなくなるようでした。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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