以下の記事はそのまま残してありますが、2021年6月末をもってマグネシウム粒を主力にした洗濯そのものをやめました。
- 2021年6月29日追記:マグネシウム洗濯、やめました。
こんばんは、ヤマネコです。
わが家でも「マグネシウム洗濯」を始めました。
三年ほど前に一般的な洗濯用洗剤の使用をやめ、ソープナッツという自然素材の使用をスタート。好調に続けていたのですが、新たに、以前から気になっていた高純度のマグネシウム粒を使う方法に挑戦しました。
マグネシウム洗濯といえば、「マグちゃん」のシリーズが有名。メッシュバッグの中にマグネシウム(金属)粒が入っており、洗濯用洗剤の代わりに使える商品です。
- くり返し使える(使用期限はある)。
- すすぎ一回でOK。
- 洗濯槽や排水パイプもきれいになる。
などのメリットがたくさん。ただウールやシルクなど洗えない(一般レビューでは洗えたとのご報告も見かけましたが、商品説明上は洗えない)素材があるのと、お試し感覚で取り入れるには高価でためらっていました。
そんな中で見つけたのが、手づくりする方法。
既製品の中身は、マグネシウム粒。それを布袋などに入れれば、ほぼ同じ効果が得られる「マグネシウムバッグ」がつくれるのだとか。
これは試してみたいと思い、前回のソープナッツを使い切りそうなタイミングで材料を注文しました。
Amazonでさがすと種類が多すぎるほどだったのですが、数値的に純度が一番高そうな「99.99%」のものを選択。
さがした限りでは日本産のマグネシウムというのが見つからなかったのですが、もともと地金の産地は主に中国だそう。
マグネシウム地金は主に中国から輸入されており、商社が取り扱っていることが多いです。
日本マグネシウム協会 公式ホームページより
産地にはこだわらずに注文し、届いたマグネシウムでさっそく洗剤の代用品を手づくり。
つくるといっても、付属の洗濯ネットに、計量したマグネシウム(洗濯物7kgを目安に、マグネシウムは150g)を入れるだけです。
私は手元にあった不織布の排水口ネットで包んでから洗濯ネットに入れました。
あとは洗剤の代わりにこのバッグを入れて、洗濯機を回すだけです。
こうして使い始めたのが関東の入梅頃で、昨日の梅雨明けまで二ヶ月弱。
正直にいえば、感想として特筆することがありません。洗濯機の状態も、洗濯物の洗いあがりも、においも、感触も、劇的に何かが変わったことを感じられないから。
ただ、変わらず気持ちよく洗えている、というのは悪くない結果だとも思っています。
今のところ、マグネシウム粒の見た目にも気になる変化はありません。
長く使い続けているうちに摩耗して、質量も減り、効果が衰えるそうです。
ただマグネシウム自体の成分が変わる(品質が落ちる)わけではないので、途中で量の調整(マグネシウムの追加)などをすれば、常によい状態で使い続けることが可能。酸化することで色味がにぶくなるそうですが、クエン酸水に浸けてリセットができるとのことなので、とくに心配はしていません。
これらは既製品(マグちゃんなど)でも同じことがいえるようです。
最大のメリットは、やはりコスト。
- 800gで4,000円前後(洗濯用150gで1,000円以下)。
もともと購入を迷っていた既製品が70gで2,000円以上したのを考えれば、かなりお得。しかもマグネシウム粒は入浴剤(同じく使い捨てないタイプ)としても使えるので、色々試したいと思っていた私には大満足の量でした。
尚、Amazonでさがしてみると価格・量設定は商品によってばらばら。もっとお得な選択肢もあったのですが、今回こちらを選んだのは純度の高さとは別に、洗濯ネットが二つ付属していたのも理由です。
この色味(白とグレー)、この厚み(二重)、このサイズ(150gを入れるのに大きすぎないサイズ)が私にとっては理想的で、この三拍子そろった洗濯ネットを他では見つけられなかったんです。
乾きやすさやお手入れなどを考えても「洗濯ネット」が一番扱いやすそう。色味は譲歩したとしても、洗濯槽を傷めないためにも厚みはあったほうがいいし、ちょうどよいサイズに越したことはありません。わざわざ時間をかけてさがし回るよりは、セットになっているものがいいかなと。
こちらを見つけなければ、無印良品のクッションメッシュタイプの洗濯ネット(以下の写真、左)を買い足すことを検討していました。
並べてみるとちょっと大きいのですが、クッション性などはちょうどよさそうかなと。
(写真のものは、猫用品の収納・洗濯用に使っています)
ちなみに入浴剤としては、300gを使用。
前出の排水口ネットで包んだもの(二枚重ね)を直接湯船に沈めて使っています。
ここでも付属の洗濯ネットを使うつもりでしたが、破けさえしなければよしとして、不織布だけでも十分だと思えました。
手製マグネシウムバッグのよいところ、まとめます。
- 過去に使ってきた洗剤と比較して、コストパフォーマンスが高い(マグちゃんを参考に一年間使えたとして、年間コスト1,000円以下)。
- メンテナンスや計量(マグネシウム追加)の頻度は月に一度(実際はそれ以下でも十分そう)。
- 使い続ける限り、マグネシウム粒の「ごみ」は出ない。
マグネシウム粒も最終的には土に混ぜて活用することもできるようですが、粒が摩耗してなくなるまで「洗濯用」として使い切ることも可能。これはすごいなと思いました。プラス、前述どおり洗濯槽や排水パイプがきれいになったり、すすぎ一回(場合によってはすすぎなし)でもよかったり、様々なメリットが。
ソープナッツとはそなわっている魅力が違うのでどちらがいいかは迷うけれど、コストの面ではとても助かっています。
収納方法というほどではないけれど、洗濯機の蓋裏の突起にネットのひもがひっかかりました。
洗濯機の蓋はカビ防止のため常に開けておくし、ここにかけておけば洗濯時に入れ忘れることもありません。使い方はシンプルで、お手入れも簡単そうで、定位置もあっさり決まり、あらゆる面で不満なし。すばらしいと思います。
残す問題は、いつになるかわからないけれど(たぶん一年以上先)再購入するときに同じくらいの費用と手間で、変わらない品質のものを手に入れられるか。特定の企業製品(マグちゃん)を愛用するのと比べて、それが大きな心配事です。
とはいえこの便利さは最高なので、今はそれを十分に堪能しようと思っています。
本日の猫。
弟猫はお兄ちゃんが好き。
(たとえ踏みつけたとしても)
お兄ちゃん、好き。
お兄ちゃんんんんんっ!!!!!
弟猫の愛が強烈すぎて、お兄ちゃんは疲れている。
いつもがんばって(?)相手をしてくれて、本当に感謝です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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