こんばんは、ヤマネコです。
2012年から始めた、理想の計量スプーン探しがひとまず終わりました。いずれも半年以上使ったので、残すものだけレポしてみようと思います。
計量スプーンの適正量
数年前、料理上手なブロ友さんが「いつも目分量なので計量スプーンは持っていない」と仰っていたのが印象強く残っていました。そこまででなくても、一家に一本あればいいのだと思います。
でもわが家にはたくさんの計量スプーンが必要でした。
私の選択肢「ケースに一本」のスプーン
すべての計量スプーンは砂糖や塩など、それぞれのケースの中に一本ずつ入れっぱなしにしています。
調味料などのケースから出す、使う、ケースに戻す。普段の作業はこれだけで、私はその都度洗いません。そのケースが空になった時に、一度にまとめて洗うだけ。所持数は増えますが、普段の洗い物を減らせるメリットがありました。
そして数年がかりで、ほぼ理想の計量スプーンが揃いました。
計量スプーンを使い分ける
ケースごとにスプーンを一本ずつ、というのは最初から決めていたのですが、色々試す中で気づいたこともありました。
- 食材によって必要なスプーンのサイズが違う
- スプーンの素材への配慮も必要
特に気になったのが、この二点。
食材によっての必要量
たとえば、砂糖は普段の料理でも「大さじ1」の単位で使うことがありますが、塩は大抵「ひとつまみ(約1g)」とか「少々(約0.5g)」の単位。塩のケースに「大さじ・小さじ」サイズの計量スプーンは、わが家の普段使い用としては大きすぎるかなと。
スプーンの素材
塩や重曹、また食材ではありませんが酸素系漂白剤など、アルカリ成分の高いものに「金属製」のスプーンを入れておくととサビの原因になったり、中身を変質させるそう。ケースに入れっぱなしで使いたい私にとっては、金属製以外の選択肢が理想的でした。
用途別の計量スプーン
前述のようなことを踏まえた上で、計量スプーンを選びました。
そもそも量らない用途
計量スプーンの記事として書き始めましたが、そもそもほとんどの場合に「スプーン単位では量らない食材」も多々。たとえば小麦粉。大抵クッキングスケールの上にボウルを載せて、見た目の量ではなく重さを量るので、ここでご紹介するのは「計量」というより「小分けスプーン」。
「大まかに大さじ」な感覚のスコップ型。見た目は一番好きなので大事に使っています。
更に野田琺瑯のスプーン(カレースプーンサイズ?)。1~2kgの小麦粉ケースに入れました。先端が薄く、適度な重さがあるので、粉の中にスッと挿せて気持ちよくすくえます。
向いている用途
- おおよそ目分量で問題ないもの
- クッキングスケールで量る時の小分け用
主に製菓用の粉類を分けるのに使っています。スコップ型のほうはココアパウダーや白玉粉など(100~1000g以下で買う少量用)に。野田琺瑯は小麦粉類(1~5kgで買う大量用)に。
塩には最小スプーン
塩には「できるだけ小さいサイズ」で「金属製でない素材」を探しました。
このスプーンは1ccサイズなので「ひとつまみ」が量りやすく(スプーンすり切りより、気持ち少なめに)、サビも気にしなくて良いので食塩用にぴったり。
活用したことはないのですが、柄の部分に定規つき。
向いている用途
- 「ひとつまみ」程度の出番が多いもの(塩など)
- 他の計量スプーンの「すり切り用ヘラ」として
主に塩、それから時々簡単なコスメをつくる時、少量の粉末やクリームをすくうのに使っています。
一本で大さじ小さじ・タイプA
最初にこれこそ求めていた形、と購入したのが両端に大さじ・小さじがついている計量スプーン。
長いほうは、この中では一番の古株かもしれません。
持ちにくいのでは…と思っていたのですが、特に問題ありませんでした。
そしてたしかに「一本二役」の形状は便利です。ただ調味料ケースになど入れっぱなしのスプーンを、上下(大さじ・小さじ)ひっくり返して使いたい時、手が汚れてしまうというデメリットも。
向いている用途
- その都度洗う使い方
- スプーンにくっつきにくい食材
短いほうは雑穀米のケースに入れました。長いほうは本来の計量スプーンのように「その都度洗う」用途で使うことに。油や液体調味料などには、そういうスプーンも必要でした。
実際には、目につきやすい場所には貼りません。こちらは唯一マグネット付きなので、収納管理に便利。
一本で大さじ小さじ・タイプB
次に、またも求めていた形、と購入したのがこのタイプ。
透明なほうは…
スプーンの中に段があり、この段に合わせると大さじ・小さじがそれぞれ量れます。
ただし、「小さじのすり切り」はできないので、正確に使いたい方には不便かもしれません(私は問題ないかなと…)。
白いほうは、裏返すと同じように大さじ・小さじ。
ちなみに三本セットで一本はグレー(グレージュ?)でした。最初は白だけのセットがあればいいなと思ったのですが、白い粉の中で見失いにくいので、このカラーも気に入っています。
こちらなら両面とも「すり切り」で量ることが可能です。ただし、瓶の底に少量しか残っていない粉などをすくう時、形状的に「小さじですくう」のは難易度が高め。
とはいえ、使い勝手としては一番満足度が高かったのがこの二本。
両者ともに、他のスプーンと比べると形状が複雑になる(角が増える)ため、すこしだけ洗いにくいのですが、これこそ「ケースに入れっぱなし(洗うのは時々)」という使い方に向いているのでは、と思いながら愛用するようになりました。
向いている用途
- ケースに入れっぱなしの使い方
- 「大さじ」も「小さじ」も頻繁に出番があるもの
- 粒子が細かく乾燥した粉末(段差に隙間ができやすいため)
私は「砂糖」「セスキ炭酸ソーダ」「クエン酸」などに入れています。
ケースサイズとスプーンの長さ
最終的には「長さ」も大事でした。
大きめのケースに短いスプーンを入れると、中身が減るほどに扱いにくくなるし、小さめのケースに長いスプーンはそもそも入れにくい。この場合それぞれのスプーンが多用途である必要はないので、ひとつずつ「合ったもの」を選んでいきました。
おわりに
以前の私なら、こうして並べて見た時の不揃いさを気にしていたと思います。使い勝手をちょっと我慢しても、見た目が美しいほうがいい、と。或いは、どうにか数を減らせないかと頑張っていたかもしれません。
今は自分にとっての不便を減らすことを優先し、毎日の家事を無理なく続けていけるような土台をつくるようにしています。
本日の猫。
掃除の後に猫たちの飲み水の場所を、ちょっと移動してみました。
しばらく「いつもの場所に水がない!」という猫たちの反応を見て、ニマニマ。意地悪してごめん。
10分ほどで戻しましたが、ふてくされた様子がこちらです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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