こんばんは、ヤマネコです。
二年前の秋(2019年の増税前)に、ずっと気になっていたフードプロセッサーを買いました。
様々な用途で是非とも使いたいという気持ちでいたけれど、実際のところそんなに出番があるのか? 使いこなせるのか? 音が大きくて猫たちが怖がらないか? などなど不安も多くて購入を見送っていたものです。
とはいえ年々気になる使い道も増えていたので、とうとう試してみる決心をしました。
気になり始めてから購入するまで、おそらく五年以上かかってしまったと思います。時々情報収集なども続けていたので、実際に購入するタイミングではほぼどれがほしいかも決まっていました。
選んだのは、老舗モーターメーカーの山本電気から出ている、マルチフードプロセッサー。
たまたまなのですが、料理人、道場六三郎さん監修の品でした。
- 一台八役(きざむ・まぜる・おろす・する・泡立てる・くだく・こねる・ひく)。
- 使われているのがDCモーター。
- パワフルでありながら音が静か。
- 熱・冷・液体・氷に対応したステンレスボウル。
八役については、一般家庭でどこまで使いこなせるかが購入前には想像しきれませんでした。機能性は多いに越したことはないけれど、使わない機能は宝の持ち腐れになってしまいます。自分の心持ち次第だなと。
決め手になったのは構造のほうで、DCモーターとステンレスボウルが採用されていたところ。
モーターに関しては扇風機などを購入するときに目安にしたことがあります。DCモーターのほうが節電につながったり静かだったりという利点がある一方で、価格が高いのが悩ましい部分。今回のフードプロセッサーも一万円を少し超えるお値段(2019年秋時点)で、もっとお安い品がある中で少し迷ったのですが、他の特徴も鑑みて損にはならないだろうとこちらに決めました。
中でも期待していたのが、ステンレスボウル。
一般的には透明な素材が多いイメージだったのですが、その多くがプラスチック製のようでした。たとえば氷などの硬いものを砕くときは傷を心配することになりそう。また商品によっては、食材のにおいが残ることもある、というレビューもありました。
フードプロセッサーのボウルは、いくつかの部品(刃など)を外した状態で蓋をし、冷蔵庫に入れられる製品も多々。
今回選んだものもそのタイプだったのですが、そういう使い方をするのであればにおいが残りにくい材質であることは重要なのかもしれません。
一方ガラス製は重いというレビューが多く、透明であることへのこだわりのなかった私はステンレスを使ってみようかなと。
ステンレスボウルを選んでも蓋や細部の部品にプラスチックが使われているため完璧とはいえません。でも少しは安心につながるはず。その条件を加えたことで選択範囲もかなりしぼられ、あとはお値段やサイズなどの細かい部分を見比べながら決めたのが今回のものです。
そして二年と少し、使いました。
結論からいえば、おそらく八役は使いこなせていません。
ただ試したかったことはほぼ完遂できました。
私にとってはこれが本当に初めてのフードプロセッサー。パン部で友人が持ちこんでくれたものを使わせてもらったことがあったものの、そばに使える人がいると常に頼ってしまうので、ほとんど初めてさわるような感覚でした。
ただ操作自体は難しくありません。最初はちょっと怖さもあったのだけれど、これも慣れでした。
部品をセットしたボウルに食材を入れてセットしたら、ダイヤルを回して速度を調節。あとは大きめのスイッチを手のひらで押さえるだけ。前述の「きざむ・まぜる・おろす…」といった作業があっという間にできてしまいます。
メレンゲやホイップクリームもこの方法でつくれてしまうので、ハンドミキサーの代用としても優秀。
内側にメモリがあるのもすごく便利。これは鍋選びのときにも実感しましたが、プリントではなく凹凸というのも消えてしまう心配がなくありがたいです。
パッキンは付属品が二種類あって、片方は液体用。スープやスムージーなどをつくるときは交換します。
すりおろしなどに使う部品(グレーター)も付属。
すりおろしなどは大量につくるときでなければ必要ないかもしれません。フードプロセッサーを出して、使って、お手入れするほうが手間だから……と思っていたのですが、たとえば最初に大根おろしをつくって、その後に軽く水洗いし、部品を変えてハンバーグの材料をこねるような使い方も可能(和風ハンバーグのための大根おろしです)。順番さえ見極めておけば一度の調理中にあれやこれやと下ごしらえに休みなし。
慣れてくるとそういう使い方もできるようになり、やはりどんどん経験を積んでいくことで感じられるメリットが増えるようです。
お手入れに関しては、他の食器洗いと大差ありません。汚れるのがボウルと蓋、そのパッキン、あとは組み合わせて使うブレードなどの部品です。
これはボウルの裏側。最初に開梱したときは洗うのが大変そうだと思ったのだけれど、こういう部分はそもそも食材にふれる場所ではないため、毎回しっかり洗う必要はありませんでした。むしろあまり濡らさないようにしています。
他の部品も、ブレードなら包丁、グレーターならおろし金と同じ感覚。凹凸はあっても洗いにくいほどのすきまはないので、ひどく汚れが残ることもありません。二年使ってきましたが、比較的きれいな状態を保てているのではないかと思います。
セット内容の中、唯一使っていないのが付属のへら(写真左下)。
これは似たようなものを持っていたから、という理由で開封することがありませんでした。今はパン部で活躍中。
付属品はさほど多いほうではないと思うのですが、それでも使いこなせないかもと心配していたのが嘘のよう。へら以外は、どれも重宝しています。
ちなみにこのフードプロセッサーはコーヒー豆を挽くこともできるそう。たびたび「ミルを持っていない」と書いていたのですが、実際には代用品を所持していることになります。
ただコーヒーは一般的なフードプロセッサーだと強くにおいが残るそう。ステンレスなら問題ないかもしれない、と期待したい気持ちと不安(樹脂の部分もあるので)とがせめぎあっており、今のところ試していません。
文中で少しふれた以外にどんな用途で使っているのかは、長くなりそうなので明日書かせてください。
フードプロセッサーに助けていただいているとは書いていなかったのですが、時々のせる食べ物の写真だけでもかなりのお世話になっています。
本日の猫。
今日も寝子の弟猫。
実はこの下にホットマットを仕込んでありまして、すっかりこの場所がお気に入りです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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