こんばんは、ヤマネコです。
今年もまた、柿しごとの季節がやってきました。
産直市場に並ぶ地場産の甘柿は、スーパーで買うより半値ほどのお値段。でもこれが見た目も立派で本当においしい。最近は毎日デザートとしていただいています。
でも今回の季節しごとに使うのは「渋柿」、つくるのは「干し柿」です。
干し柿づくりを始めた三年前から、愛媛の愛宕柿(あたごがき)をお取り寄せしています。
渋柿にも地元産はあるのだけれど、品質とお値段を見比べると、どうしても愛宕柿。
サイズや見た目の話だけではなく、同じ環境で干していてもわが家では愛宕柿のほうがカビの発生がしにくかったり(愛宕柿でのカビ経験なし)、完成した干し柿の食感や甘さが違ったりと、総合評価で選んでいます。
途中でカビてしまっても避けて食べることはできるのだけれど、結局目減りしてしまうことになります。小さい果実に種がたくさん入っていれば、可食部分は意外と少ないこともある。
最初に安く買っても、あとから考えると「本当にお得だったか?」を悩んでしまう。それならちょっと割高でも、質のよいものを選んでおくほうが安心かなと。
9月末に予約注文し、収穫時期をおよそ二ヶ月待ちましたが、その価値はあると思っています。
干し柿をつくる手順は…
- 皮をむく(気になるようならその前に洗う)。
- 熱湯を用意し、むいた実を10秒弱くぐらせる。
- 枝をひもでつないで、寒気があたる場所につるす。
あとは数日おきに手もみしつつ、半月以上干しておくだけ。
(他にも個人的にしていることは今年も続けていきます)
真ん丸気味な渋柿が多い中、愛宕柿はやや縦長。丸い渋柿はりんごのようにくるくる回しながら皮をむきますが、細長い柿は「上から下へ」が楽ちんです。
毎年ひもの素材にちょっと悩むのですが、今年も例年どおりビニールひもで。3~4個ずつつなぎあわせてから、ベランダにつるしました。
実は愛宕柿の到着より、さかのぼること一週間前、親戚宅で収穫した渋柿も干し始めました。
いただいたものに苦情なんて罰当たりですが、小さめで傷みも多かったため、むくのに少し手間取りました。また表面がやわらかかったので、カビも心配しています。
それでも真ん丸の渋柿はなんだかかわいらしくて、並べてつるした様子を眺めては癒される日々となりました。おかげで今年も二種類の干し柿を楽しむことができそうです。
こうして作業しているときにはとても食べられない渋柿ですが、干し柿にすると極上のドライフルーツになります。
中でも大きく肉厚で、食べ応えのある愛宕柿。
作物である以上は毎年「完全に同じ品が届く」というものではないし、今後、不作の年がめぐってくることだってあるかもしれないけれど、それでもすっかりお気に入り。
この季節にだけ楽しめる渋柿は、ちょっと奮発して選んでいます。
毎年こちらのお店で。10kgで40個前後届くことが多いです。
本日の猫。
そんな私の柿しごとを、彼はずっと眺めていました。
「なぜならぼくは柿が好き!」パーンチ!
…と言われましても、これ、渋柿ですから。
干し柿が完成したら食べさせてあげたいけれど…獣医さんで相談してこようと思います。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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