こんばんは、ヤマネコです。
一人暮らしになってから不便なことや困ったこともゼロではありませんでしたが、助かることもありました。
その一つが、自由に家事ができること。
炊事も洗濯も、一人流のルール変更がありましたが、意外だったのは「掃除」でした。
一人で暮らしていると、生活空間を汚す住人は私だけ。
部屋の清潔度をチェックする人もいません。
もともと少ない来客機会も減る一方です。
掃除自体が楽になるし、サボり放題になったのです。
…と、最初の頃は想像していたのですが、「意外だった」と書いたのは、思いのほか自分がサボらなかったため。
掃除にしろ何にしろ、むしろ一人だからこそ自由に進行させやすく、作業に没頭する時間が楽しくなったというか、心が落ち着いたというか。黙々と何かをみがいたりする時間が増えています。
ともに暮らす家族がいれば、みんなの生活サイクルにあわせて動ける時間が限定されるし、長く拘束される大掛かりな作業ほど「今日やろう」という踏ん切りをつけるのが難しいと感じていました。
たとえばお風呂の換気扇やエプロンを分解するような掃除を始めても、同居する家族がいれば、夜には確実に入浴できる状態に戻しておかなければなりません。
でも一人だと、何もかもが自由にできるのです。
分解した家電の部品を部屋中に広げていても、注意を払う相手は猫たちだけ。家族の帰宅時間を気にせずいつもより遅い時間まで作業ができるし、もしものときは「つづきは明日」とやりっぱなしのまま一晩放置しても、誰にも迷惑をかけません。
恥ずかしながら、お風呂は明日の朝でもいいかと思うこともありました。
サボる選択肢が自分の中になかったのは驚きでしたが、とにかく気楽。これに尽きるなと。
また共有スペースで管理している家族の私物(歯ブラシや食器など)は個々に持ち出されているため、一時的にものが減り、それも掃除のしやすさにつながりました。
同時に食材や消耗品などの消費自体が減ったため、ストックも減らし、冷蔵庫や納戸の掃除までしやすくなりました。
タイミングも、ペースも、自由自在。
一時期は曜日や頻度を決めて進めていた冷蔵庫掃除なども、今は棚や引出しが空いたら片っ端から引っ張り出して、洗って、拭いて、消毒したり。
収めるものの大半は自分だけが消費する分量なので、管理がとても楽になりました。
本当に一人暮らしには利点が多いです!
…と思っていた一人暮らしが、近々終わる予定です。
自由な時間が終わってしまう。
残りわずかな貴重な日々を、大切にしよう。
そんな失敬なことを考える一方で、この二ヶ月強つづいている別居中の日々を思い起こし、ようやく終わる独りの時間に安堵して、なんだか目頭が熱くなるのを感じました。
結局のところ家族が帰ってくるのであれば、私にとって「掃除がしにくくなる」なんて状況はどうでもいいことのようです。
本日の猫は、昨日のつづきから。
二階に持って行く予定のカゴを、階段の途中に置いたところ、猫たちが興味を示しました。
何に使うか、当てましょうか?
王様の耳はネコの耳ー!
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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