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今冬の猫は、七宝柄に包まれる。

こんばんは、ヤマネコです。

座布団カバーをいらないか、と知人から訊かれたのは夏の終わりのことでした。

 

知人宅にある、長年手つかずだった納戸や押入れ。昨年からそこの整理をお手伝いし始めました。その過程で見つけたのが、ずっと使われていなかった座布団カバー。そのほとんどが五枚一組になっていて、それが十組以上あるのです。

使い切れない。
でも捨てられない。

そういった事情で残してあったものを交渉の末に譲っていただけることとなり、昨秋から猫用のクッションカバーとして大活躍しています。

ワンシーズンで処分するかもしれないことも伝えた上でわが家での使用をスタートしましたが、お手入れを重ねつつ今も現役。多少の傷みがあっても十分使えるものとして愛用しています。

ただ、洗い換えがあればいいなと思っていたんです。

 

カバーが一枚しかないと洗濯のタイミングに悩むし、今日こそは、と洗ったとたんに「今すぐ使いたいんですけど」みたいな不満顔の猫たちが押し寄せてくることも。小さいことながら本当に困る。

だからもう一組カバーがほしいな、前回と同じような流れでいただけないかな、と小ざかしいことまで考えていたのですが、まさか出し抜けに先方から声をかけていただけるとは思っていませんでした。

不用品から頂戴できるなら、ぜひとも。

そして出していただいたのが、紅色系の七宝柄。

すごくかわいいな。
もったいないのでは?

というのが私の感想でした。こちらとしては願ったりかなったりですが、猫用にといただいてしまうのは気が引けたんです。

ただ実際には、かつてはかなり活用されていたものだそうで、柄のおかげで目立たないけれど落ちない汚れも点々と。何より経年劣化でファスナーがさびてしまい、開閉しにくかったり、さびが生地に移ってしまったりと、細部の傷みが気になる状態とのことでした。

お客さまには使いにくいので、これこそ捨てるべきカバーなのだけど……やはり捨てられないのだ、と暗に言われて、ありがたく頂戴することに。

 

そして昨年の座布団カバーと同じく、四角い生地で、丸いクッションを包みました。

四隅を折って裏返し、うつわとなるケース(無印良品の丸形ケース)に収めれば猫用ベッドの完成です。

なんだか今冬はおめでたいというか、とっても明るい雰囲気になりました。

 

洗い換えにしたいので、白いカバーのほうも処分はしません。交換するたびに印象が変わるので、これはこれで楽しいなと。

そう考えながらも、こうして見比べると無地の白にはさみしさを覚える。インテリアとしてはシンプルなほうが好きなのに、自分の感覚ながら勝手なものだと思いました。

とはいえ私の感想は二の次。重要なのは猫たちの反応なのです。

同じ綿素材だし、そんなに感触は変わらないし、わが家で洗濯し直したし、何度か干したし、猫たちには色柄関係なく受け入れてくれるに違いない。

そう思っていたのですが……

勝手に抱いた期待に反し、初日の猫は「これ、ちがいますな」みたいな表情でした。結局いきなり総入れ替えするのはあきらめて、先月から白カバーと柄カバーの混在で様子を見ておりました。

幸い日に日に使ってくれる子は増えていき、おそらく「わが家のニオイ」になってきたところで全員が受け入れてくれたように思います。よかった。

こうして今年もわが家ではクッションカバーを買うことなく、よそのお宅からおこぼれを頂戴し、ついでに「使い切る」のお手伝いもさせていただいています。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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