こんばんは、ヤマネコです。
今の家で暮らし始めたのは2011年、この秋で丸十年がすぎます。
その年月には様々な想いがあって、出会いもあって、別れもあって、一日ではつづり切れません。そう感傷にふけりたくもなるのだけれど、直面している現実的な問題も増えてきています。
十年暮らしたということは、それぞれの設備も十年使っているということ。つい先日ハウスメーカーさんからの点検でも色々とアドバイスを受け、そろそろ交換を検討すべき設備もリストにしていただきました。
そんなわけで交換を考えるもの、使い方を見直すものが多々。先月からは大掃除も進めつつ頭を悩ませているところです。
暮らしの情報収集なども継続的にしているのですが、今一番気にしている部分が、現状の設備を少しでも長く使うための工夫や方法について。その延長線で、最近「ウォーターハンマー現象」について気をつけるようになりました。
簡単にいえば、蛇口の水などをいきなり止めることで、水道管の部品にかかる負担が大きくなる現象のこと。水圧に急ブレーキをかけるイメージで、その水撃が破損の原因にもなるのだそう。
この情報自体を知ったのは最近のことではありません。設備の説明書や暮らしの情報誌に書かれているのを過去にも読んだことがありました。ただなんとなく他人事のような無関心さで居続けてしまい、今回、十年という節目でようやく気にし始めることに。
理想的なのは、昔ながらの「ひねるタイプ」の水栓を使うこと。きゅっきゅっとゆっくり締めることで水道管への負担が減るそう。
わが家の屋内設備はほとんどがレバーを上下させるタイプの水栓で、上の写真は屋外に設置してあるもの。ウォーターハンマー現象に限っていえば、この古いタイプの水栓のほうが安全なのかもしれません。
そういえばゆっくり締めるタイプより、一気に止水できるレバータイプのほうがわずかながらに節水になると聞いたことがあります。ところが逆にウォーターハンマー現象が起きやすくなるのだなとというところにも思い至りました。一長一短だなと。
いずれにしてもレバータイプの便利さを知ってしまうと、キッチンなどでは古いカランに戻す気持ちにはなりにくいなとも思っています。
そんなウォーターハンマー現象対策について、設備を変えるまでの対策はさすがにとれないので、「勢いよく水を止めないこと」に気を配るようになりました。
とくにバケツなどの大きな容器に早く水を注ごうと蛇口をめいっぱい開けているとき。レバーの扱いを心持ちゆるやかに、水圧を少しずつ下げるような感覚で水を止めるようにしています。
ちょうど大掃除中でそういう機会が多かったため、だいぶ手癖の見直しができたように思いました。
もう一つ気をつけるようにしたことが、先ほどの写真の屋外水栓。
実はこの場所、ホースの先にシャワーをつけて、散水できるようにしています。
このシャワー水栓は手元の操作で水を出したり止めたりできるようになっているのですが、私はときどきこの水道の元栓を止めるのを忘れることがありました。それでも手元のスイッチが良好な働きをしてくれるおかげで水はきっちり止まっているようだし、まあいいかなとおざなりにもなっていました。
ところが、これもよくないことだと気がつきました。
手元スイッチを使うと水は勢いよく出たり止まったりするため、まさにウォーターハンマー現象が起きやすい使用状況。そもそも元栓がひねるタイプでその予防には理想的な形なのに、それを使わないなんてとても愚かだったなと。
当たり前のことなのですが、元栓をきっちり締める。
これも改めて心掛けるようになりました。
尚、わが家のバスルームのシャワーには手元スイッチがありません。もしそのタイプを使いたい場合は、同じ配慮や、設備選びへの注意があると(対策された設備を選ぶと)安心かなと思います。
色々な設備が交換時期なのだと聞けば、今後は様々な問題への対策になるものを選んでいきたいという気持ちにもなります。
でもまずは現状の設備で、自分ができる配慮を見つけながら取り入れることも重要。それで延びる設備寿命がわずかだったとしても、ものを大切に扱う所作を身につけることが私の財産にもなってくれるのだろうと思います。
本日の猫。
水回りの掃除中、弟猫が抱っこ抱っことさわぐので、準備しておいたホットマットの電源を入れました。
期待以上に、この上で静かに待っていてくれる子がいとおしい。
早く終わらせるからね、という気持ちで今朝は家事を頑張りました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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