こんばんは、ヤマネコです。
コロナ禍に入ってから、月に数回は出先での検温を求められています。
引きこもりがちな私でさえその頻度なので、日常的に外出の多い方の回数は更に増えるのかもしれません。店頭ではあまり見かけないものの、受付カウンターのあるような場所は検温必須という印象です。医療施設はもちろんのこと、図書館などの公共施設でもお声掛けがありました。
私がたびたび見かけるのは、スタンドマイクのような背の高いポールの先端に、非接触式の体温計がついているタイプ。おでこを近づけて、皮膚の温度を計測するものが一般的だと思います。
身近な場所で真っ先に導入されたのは、かかりつけの歯科医院。受付をすませた直後に「そちらで検温をお願いします」と誘導されたものの、初めて見る機器にあたふたしました。そこで色々と説明をしていただくお手間をかけてしまいましたが、今では似たような計測器であればどこでも迷わず使えるようになったので感謝しかありません。
慣れないうちは使い方が一番の不安だった、外で出会う体温計。同時に心配していたことがもう一つありました。
自分の体温のことです。
私は平熱が若干高め。起き抜けの体温でも36度台後半で、活動的な日中は37度台に上がることがほとんど。運動後に計測してみると、37.5度を超えていることも多々ありました。
そんな体質なので、出先での検温がとても心配だったんです。仮に時間ギリギリという中で小走りのまま現地に到着し、クールダウンする間もなく検温を求められたら基準値(37.5度)を超えてしまうのでは、と。できるだけそうならないよう心がけるつもりではいたけれど、不安は尽きませんでした。
というのは、各施設入口での検温が広まり始めた当初のこと。
毎回ドキドキしながら、万が一超えてしまったときにどう言い訳をしようか? と考えながらおでこを出していたのですが、結果的に今日まで一度も引っかかったことがありません。むしろ自分の体温の低さに驚くことのほうが圧倒的に多かったんです。
私が自分専用の婦人体温計で定期的に計測している深部(舌下)体温より、皮膚温のほうが低いというのは承知しています。家電ショップの体温計コーナーで非接触タイプ(皮膚温を計測するもの)を試したこともあり、やはり低めに出るものなのだという認識でいました。
低いといっても大抵は36度台後半。でも出先で検温をするようになり、場合によっては35度に突入しそうなくらい低く出るのが私には不思議でなりませんでした。この体温計、本当に参考になるのかなと。毎回そんなことを思っていたわりに、なかなか調べるまでにはいかなかったのですが。
そんな中、今年5月の大型連休と前後して受けたのが、三度目のワクチン接種。
- 過去記事:3回目のワクチン、重めの副反応。
接種後の副反応はなかなか大変だったものの、当日の流れはつつがなく終えていました。そしてこの日の受付けでもやはり検温を求められたんです。
念のために自宅でも測っていったのだけれど、昨年ちょっとした失敗をしてしまったこともあり、素直にその場で検温させていただくことに。そのときの数値が、36.5度くらい。やはり出先、且つ額での検温は低めに出るのだなと実感。
その際、検温してくださったスタッフさんに、つい「ちょっと走ってしまった後なのに低くてよかった」とお伝えしてしまったんです。
マスク越しではありましたが、本来なら無言で進めるべき状況。うっかり発言してしまったことを後からとても反省したのだけれど、そのときのご回答でそれまでの疑問が一気に解決しました。
「汗をかくと逆に皮膚温は下がりますからね」
そんな一言に、あ、そうか、なるほど! と。
子どもの頃に「高熱のときは汗をかかせて体温を下げる」という方法を聞いたことがありました。幼少期の私自身が、汗だくなのにたびたび毛布に包まれていた記憶があります。
(今は病気のときに無理に汗をかかせる必要はないとのことで、それはそれとして)
原理としては発汗で体温が下がるのは自然なこと。出先で歩き回ったり移動直後だったりする状況の中、若干汗ばんだ肌での検温結果が低めに出るのは当然の結果だったのだなと。
調べ物にはスマホよりもパソコンを使うことが多い私。出先で遭遇する疑問は帰宅後に忘れがちなので、この件もずっと放置状態でした。でも検温するたびに不思議だなと思っていたのも間違いではなく、教えていただけて本当にすっきり。ここ一年ほどで少しずつ不安も解消されていたけれど、更に外出先での検温へのハードルが下がりました。
それでも検温が重視されているうちは、やはり外出そのものを自粛していくことに。私にとってはそれが苦ではないけれど、おつらい方もいらっしゃると思います。身近なところでもそういう話をよく聞くので、早く終息してくれることを願うばかりの日々を今もすごしています。
本日の猫は、昨日のつづき。
昨日のハンガーと布(ボレロだったもの)と、椅子を組み合わせてのお試しタイム。
結局この使い方はやめてしまったのだけれど、なんとなく良い雰囲気なのでは? と自画自賛しながらの撮影でした。
ちらり。
やめてしまった理由は……
お察しのとおりです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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