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ピュアビーズαを、新しい香炉灰に。

こんばんは、ヤマネコです。

夏のお盆、秋のお彼岸、そしてこれから迎える年末年始。その流れの中で新しい香炉灰を使い始めました。

わが家のお線香立ての香炉灰として、天然石で代用し始めたのが2018年のことです。

もともと持っていたさざれ石に、一般的なスティックタイプのお線香を立てる方法です。その後もう少し細かいさざれ石を買って使い始めたのも同じ年のことでした。

最低でも朝晩一回ずつはお線香をあげる暮らしをしているため、その香炉灰もこまめなお手入れが必要。すすや灰で徐々に汚れてくるからです。とはいえさざれ石は水洗いもできるので、そのリセット作業もさほど難しくはありませんでした。

あわせて使うお線香は香りや煙の少ないタイプ。別室であっても猫のいる環境なので、できるだけ違和感のないものをと選びました。

香りと煙以外の使用感は他のお線香と変わりないかなと。火をつけたら三十分ほどかけてゆっくり灰になる、ごく普通のお線香。これも数年前からずっと同じものをリピートし続けています。

 

最初にさざれ石を使い始めたのは自宅にあるもので代用したかったから。その後買い足しはしたけれど、それも専用品ではありません。こうしてお線香をあげる暮らしがすっかり定着したため、そろそろ仏具についても見直すことにしました。

とはいえさざれ石が洗えることや、消耗しないことはとても気に入っているので、改めて香炉灰用のマイクロビーズを試してみることにしたんです。

類似品が色々とある中で選んだのが、こちらのピュアビーズαという商品。とにかく細かいガラスのビーズです。

上の写真、一番大きな粒(上)が、これまで使っていたさざれ石(少し大きめのもの)。
次に大きめの粒(左)が、乾燥状態の玄米。
一番小さな粒(右の三粒)が、今回購入したマイクロビーズです。

さざれ石でも十分小さいと思っていたのですが、マイクロビーズは本当に小粒。子どもの頃に持っていた極小の穴つきビーズよりも、穴がないぶん更に小さいと感じます。だからこそ香炉灰の代用品として、お線香を立てるのはこれまで以上に楽でした。

さざれ石を使っていたときよりも、すっと沈んでくれるんです。

 

私が心配していたのは、もともと使っている茶こしの目よりもマイクロビーズが小さいのでは? という点でした。すり抜けてしまっては困るなと。でもそれは問題ありませんでした。

マイクロビーズは茶こしの網目よりもほんのわずかに大きめ。それぞれのサイズもほぼ均等で、ひとかけらたりとも出てきてしまうことはありません。

ちなみに茶こし(家にあったシュガーポットをうつわにし、その径にあわせて購入した茶こし)を使っているのは、猫のシステムトイレの要領で灰だけを回収しやすいように。

さざれ石を使っていたときからお手入れが楽になっていたので、この方法は今後も継続していきます。

 

マイクロビーズの香炉灰は、先に書いたとおりお線香の挿しやすさでさざれ石を上回っています。そのぶん万が一こぼしてしまったときは回収するのはすごく大変そう。

しかもパッケージの中ではかなりの静電気を感じました。袋の内側にはりつくように揺れているのを見たときはちょっとだけ購入したことを後悔したほどだったのだけれど、一旦うつわ(茶こし)の中に出してしまえば扱いに困ることもありませんでした。

ただ床に散らしてしまった場合は、回収できたとしても他のほこりや猫の毛と混じったりくっついたりしてしまい、より分けるのが難しいんじゃないかなと。掃除機で一掃するしかないような気がしています。

余談ですが、袋の中では静電気がひどかったからこそ、このパッケージは秀逸だとも思いました。細い口から必要な量だけ液体を注ぐように取り出せた上、ひとまず使わないぶんの保管にも大変重宝しています。

 

予想しつつも残念だったのは、ガラスビーズの中に埋まったお線香が燃え尽きてくれないこと。

毎回1~2cmが残るので、いつもお線香をあげるときに前回分を回収するようにしています。これはさざれ石のときも同様でした。

 

燃え残りが気になる場合は、以前に知人宅で購入した香炉灰が理想的だと思います。ただわが家のお仏壇は狭いスペースで簡易的につくっているものなので、本物の香炉灰だと舞ったりこぼれたりする心配が尽きず、今回のような代用品のほうが安心感を持てます。

そしてこぼすなどのトラブルなく活用できている限りは、さすが専用品だと思える使いやすさでした。

ただし購入した500gのうち、わが家の場合は十分の一も使わず。洗い替えや紛失時(こぼした際など)の補充分を含めてもちょっと多かったかなと思いつつ、コスパは文句なしの満足度です。

お線香が燃え尽きた後の灰で、ガラスのビーズの表面がくすんだように汚れてくるのは想像どおり。月に一度か二度は洗うようにしていますが、その手間はさざれ石のときと大差なく、扱いに慣れてくるほどに買ってよかったと思えるようになりました。

 

最初は取り急ぎでそろえた仏具。それぞれ大きな不満はなく四年近く使っていたし、今の時点で正式なお仏壇を自宅に用意する気持ちはありません。

ただ毎日向き合う場所であることは、私が健康で生きている限りきっとこれからも変わらない。そんな未来を確信しつつあり、年月とともに気持ちも落ち着いてきた今だからこそ、少しずつ見直していこうと思い始めたところです。

 

 

本日の猫。

抜き足、差し足のゆっくりペースで入ってきた弟猫。

視線の先には掃除中の換気扇などのパーツが干してあるのですが、いつもと違う光景にそわそわしている様子でした。

年末に向けて、こんな光景が増えていくことをご理解いただこうと思います。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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