こんばんは、ヤマネコです。
昨日の香炉灰にもつながる話なのですが、先月「つくつく帽子」を買いました。
先端につりがねのようなものがついている、柄の長いタイプのガスライターです。
点火する用途や使い方については一般的なライターとの違いはありません。
異なるのは、このでっぱりの部分。これが商品名(つくつく帽子)の由来でしょうか。
これはキャンドルの炎にかぶせて使う、火消しです。
本来はお仏壇用の細いろうそく用だと思うのですが、私は写真のとおり寸胴のティーキャンドルと組み合わせて使うために買いました。そしてこのティーキャンドルを使うのは、主に茶香炉。
今回の火消しはティーキャンドルの上部をすっぽり覆えるようなサイズ感ではありません。そのためうまく活用できるか不安だったのですが、炎にかぶせるようにすることで期待どおりに消火することができました。
できるだけ火消しのふちが直接ろうにふれないところまで下ろす感覚で使っています。
こうして、この「つくつく帽子」を使うのは茶香炉のティーキャンドルなのですが、実は最近そこからお線香へと火を移すようになりました。
宗派などによって異なるのかもしれませんが、お仏壇でお線香をあげる際、まずろうそくに火をつけて、そのろうそくからお線香へと炎を移すのが通常の流れだと教わりました。
ところがここ数年の私は、ほぼ毎回ライターの炎を直接お線香に移していました。
作法については承知していたけれど、ひとまずは簡易的な方法で続けることもよしとしていました。ただ昨日も書いたとおり、そろそろ少しずつ見直していきたいと思い始めたのをきっかけに「まずはろうそくに火をつける」という工程を取り入れることにしたんです。
そして正式な仏具を検討するのに先駆けて、いつものように自宅にあるもので代用しつつ体験してみることに。その流れで目に留まったのが茶香炉のティーキャンドル。わが家のキャンドルといえば、茶香炉か防災用品しか用意がなく、消去法でもありました。
そうして仏具の代用としてティーキャンドルを使い始めたのが二ヶ月ほど前のこと。
- ろうそく(ティーキャンドル)に火をつける。
- そのろうそくから、お線香に火を移す。
- お線香を香炉へ。
- ろうそくの火を消す。
およそ四年前から日課にしていた流れの中に、これらの工程を追加。最初は慣れない手間に少し悩んだけれど、そのぶん自分の中では丁寧さが増したような気持ちで続けられるようになりました。
余談ですが、こうして仏具の代用品にしているティーキャンドルは、週に何度かは本来の用途(茶香炉用)で使い切ります。そのタイミングで新しいものに入れ替えて、先にろうそくの芯だけが消耗してしまうことへの対策にもなっているかな? と思っています。
ただ新しい流れに慣れてきた頃合いでも「ろうそくの灯を消す」という工程には失敗や不安が残っていました。吹き消す以外の方法を思いつけなかったのですが、強く風をあてると溶けたろうまで吹き飛んでしまったり、その心配があるからこそ茶香炉を配置する場所に試行錯誤したり。
もっと効率的に消せたらいいなと思ったときに見つけたのが、今回のような火消しという道具でした。
当初は単体のものを買おうと思っていたのだけれど、ライターつきのものなら「火消を置く場所」に悩むこともなさそう。そんな機能性も考えながらこちらに決めました。
ガス注入式でくり返し使えるという点も理想的。この補充用ガスや、同様の仕組みのライターについてはすでに愛用品があり、使い勝手のよさを知っていたことも決め手です。
- 過去記事:お墓参り用ライターは、使い捨てずに。
ガス注入式のライターはスタンド不要で自立するものが多く、とても重宝する特徴でした。手の負担にならないくらいだろう適度な重さもあって、安定感も十分です。
使い勝手については先に書いてしまいましたが、火をつけてから消すまでの流れには大満足。自立するから収納場所をとりにくいし、本体を処分せずにガス注入でくり返し使えるし(使用方法にもよりますが、わが家では数ヶ月に一度のペース)、不満点はありません。
ただ商品説明には「お墓参りにも」と書かれていて、その用途では少し不安かなと思いました。着火ボタンが軽めでロックもかからないため、バッグの中などに押しこんでの移動だと何かのはずみでボタンが押されてしまう可能性がありそうで。
とはいえ自宅用としては文句なし。あとは耐久性の問題が残っていますが、本体のつくり自体は思いのほかしっかりしていました。実際に長持ちするかは今後見守っていくことになりますが、今のところ気がかりな部分はありません。
これは、昨日に引き続きお仏壇用。正式なろうそく立てを購入することがあっても、よほど相性が悪くなければ使い続けるつもりです。
ただ今年はハクキンカイロの買い足しもあって、ライターの出番も少しだけ増加。毎日たびたび使うものなので、便利なものが見つかり幸いだったと思います。
本日の猫は、数日前の寝起き写真から。
そろそろ起きてほしい(布団を干したい)、という想いで猫をわしゃわしゃしすぎました。
完全にご機嫌ななめのお顔です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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