こんばんは、ヤマネコです。
長年「なくてもなんとか大丈夫」と結論づけていた、ペットゲートを買いました。
買うかどうか、必要かどうか。検討したことは何度もあります。でもその都度、DIYなど他の工夫を取り入れては見送ってきたペットゲート。
購入のきっかけとなったのは、今回も新入り猫。
- 碁盤のように正方形が並ぶタイプのワイヤーメッシュに「のぼること」を覚えてしまった。
- 飛び越えるだけならよいけれど「のぼること(登頂)」自体を楽しむようになり、重量と揺れに耐えきれずワイヤーメッシュが倒れる心配が出てきた。
などが理由です。
私が設置していたゲート(ワイヤーメッシュの柵)は、もともと「脱走防止」というより「こっちに来てはダメ」とゆるくアピールするためのものでした。突破してもその先は玄関などの脱走ルートではなく、家族の私室やキッチンなど。できれば入ってほしくないな、くらいの場所です。
仮にそういう場所へ入ってしまっても問題ないよう、配慮(食品や刃物を出しっぱなしにしないなど)はしているつもりです。それでも念のためにと設置している柵。
部屋と部屋の境目なので、もともと建具としての扉もあります。確実に仕切るのであればそれを閉めてしまえばいい話ですが、隣室での作業中も猫たちの気配を感じたいときや、空気の流れ道を設けたいとき、そういう開放したい場面がたびたびありました。
そんな理由から、柵の固定は簡易的なつっぱり棒のみ、そもそもその柵は猫があっさり飛び越えられる程度の高さ。それでも以前は十分だったんです。
末っ子猫が来るまでは。
やんちゃにやんちゃを重ね、生後一年弱で多数の武勇伝を築き、結果的に使用をやめたり処分を決めた私の愛用品は数知れず。それでも他の兄猫たちと同じように少しずつ「ダメなこと」を理解してくれるようになっていますが、まだまだ「楽しいこと」はやめられないお年頃。
柵を飛び越えられるのは、仕方ない。
柵を倒されるのが、困る。
だって倒した当人(猫)が危ないのだから。
いっそのこと撤去も試してはみたけれど、やはりあったほうが安心。というわけで、横ワイヤーが入ってのぼりやすい「升目状」のワイヤーメッシュを避け、他の方法を模索し始めました。
新たなDIYも考えたけれど、一から材料をそろえ倒れないようしっかり固定できる方法となると費用も高額になり、既製のスチールゲートもとうとう選択肢に入りました。
そして長年「なくてもなんとか」と思い続けていたスチールゲートを使い始めて二ヶ月ほどが経ちます。
(実際の設置場所は建具が白で見にくかったので、別の部屋の前で撮影しました)
結果的に、私が自宅でつんのめる回数が減りました。
もともと設置していた柵は「またぐ」が前提の開閉しないものです。
たとえ私の脚が短かろうと、これまでも十分またげる高さではあったのですが、柵の周辺(とくにこれから足を踏み入れる側)に猫がいると、不意に動いた猫に対処しきれず転びそうになることが何度かありました。
でもこうして扉が「開閉する」ようになったことで、それが解決。
開閉のタイミングで猫がするりと突破してしまうこともありますが「本当はダメ」というのもわかっているようで、開けたまま声をかければ戻ってきてくれます。うちの子たちは頭がいい、と私が親バカをヒートアップさせる機会はこうして増えていきます。
設置自体はつっぱり式。
先端は弾力のあるゴム製で、壁への負担を軽減しつつ、すべり止め効果あり。
思いのほかしっかり止まりました。ただ建具(枠)の形状やサイズによっては、ゴム部分が少しはみ出してしまう場合も。
これでも一応倒れそうな様子はなかったのですが、当然ながら、はみ出さないよう設置できるほうが安心につながると思いました(わが家の実際の設置場所では問題ありませんでした)。
ワンニャンが体重をかけても扉が勝手に開かないよう簡易的にロックがかかるため、開閉には少しコツがいります。でも片手で操作できるものなので、慣れれば通常のドアノブと同じ感覚ですいっと開くことが可能だと思います。
似たようなゲートが有名メーカーからも出ていて迷ったのですが、パーツ全体が「白」というところに惹かれてこちらを選びました。何の問題もなく、白い壁や扉からも浮くことなく設置できたのでよかったと思います。
他メーカー品にあって「こちらにはない」のが、扉を90度以上押し開くことで開いたままにするという、開放キープ機能。こちらは別途ストッパーなどを用意して使わない限り「開きっぱなし」にはできません。私はそういう用途で使うことはほとんどないと思えたので、色とお値段、壁に穴をあけずに固定できることを優先させて、今のところ不満はゼロです。
唯一、届いてから不安になったのが、柵の開口幅。
猫、通れちゃう幅なのでは、と。
結果的に、ぎりぎり通れませんでした。ぎりぎりでした。
私はそれをよかった! とただ喜んでしまったのですが、本当なら「ぎりぎり」というのは危険な状況でもあります。万が一首だけが通れて体が引っかかってしまった場合、(戻れるはずですが)猫がパニックを起こして事故につながる危険性もあるためです。
私は一定時間目を離すときは扉(建具のほう)を閉め、ゲートの間際に壁をつくる形で対処していましたが、体の小さい子(通れても通れなくても、ぎりぎりの子)には注意が必要だと思いました。
うちの末っ子は成長期のおかげで安定して(?)通れなくなってきたようですが、今後、子猫を迎える機会があれば、柵のすき間を埋めることや一時的な撤去も含めて検討します。
私なりのポイントをまとめます。
- 高さ77cm、幅72~86cmに対応(拡張フレームつき)。猫の場合、飛び越えられる可能性は高い。
- 全体的に真っ白。汚れたら目立つかもしれないけれど、インテリアへの溶けこみはよさそう。
- 設置は簡単。固定できるスペースさえあれば、壁への穴あけ不要でしっかり設置できる(移動予定がなければ、ねじ止めしての固定も可能)。
- この商品に関しては「開放キープ」ができない。手動での開閉時以外は閉めっぱなしで使うことが前提。
- 開閉にはコツが必要だけれど、慣れると片手でも難なく操作できる。
- 小柄な子は柵のすき間を通れる可能性が高く、対策が必要になりそう。
- 柵をまたぐタイプより安全性が高いと思う(猫が動き回る場合はなおさら)。
デメリットもありますが、自分で対処することもできそう。つくりや操作性はとても気に入ったので、欲をいえば木目調の扉にあうカラー展開があればすぐにでも買い足したい気持ちです。
私のDIYではここまでしっかりしたものはつくれなかったと思うし、この費用でこの使用感、ずっと迷ってきたけれど買ってよかったと納得できました。
本日の猫。
たくさん武勇伝を持つ猫かーいいねー。
誰のこと?
誰のこと??
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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