こんばんは、ヤマネコです。
タイトルにつけた「フォーセップ」ですが、私は先ほど知った単語です。
日本語では、鉗子。かんし。恥ずかしながらこの漢字も成人してから読めるようになりました。
もとは医療用、でも手芸用品としても見かけることのある道具です。
はさみのような形状ですが、何かを切る道具ではなく、はさんだりつまんだりするために使うもの。手芸の場合は、小さなマスコットなどをつくったときに、縫い目が見えなくなるよう生地をひっくり返す、そんな作業で使います。
といっても私はそんなに手芸をするほうではないのですが、以前カウントステッチの生地でがま口をつくって以来、更に小さなものに何度か挑戦しておりました。そんなときにもこの鉗子が役に立っていました。
(追加でつくったがま口やポーチは、友人の娘さんのお人形が使ってくれています)
私にはもともと手芸の機会が少ないので、この鉗子も持っていなければわざわざ買うほどのものではなかったと思います。便利な道具も使わなければ宝の持ち腐れになってしまうから。
それでも手元において時々愛用しているのは、もともと祖父から受け継いだ道具だったからです。
とはいえさほど古い道具ではないようです。
本体に印字されているブランド名で検索すると創業25周年ほどのメーカーさんのようですし、つくりやアルファベットの雰囲気もあまり古めかしさを感じないのです。ただ現行品とはデザインが変わっているため、旧タイプではあるようでした。
メッキのはがれなど多少の劣化はあるものの、ゆるみやさびなどはなく、使い勝手には問題なし。似たような用途には毛抜きのようなものがあるけれど、鉗子は「はさんだまま」でも「開いたまま」でも固定ができるので、ずっと指に力を入れている必要もなく握力が弱い人にも向いている道具かもしれません。
なお私の祖父母夫婦で、布生地を使う手芸をしていた(着物や布団などを縫っていた)のは主に祖母でしたが、祖父も木材や金材を使った細工ものや大工仕事を得意とする職人だった人。この鉗子もその中で活躍することがあったのだろうと思います。
そういうものだから捨てられないし、ほんの少しだけ小物づくりの頻度が上がってからは出番を増やすことができました。
便利さのみを実感していてあまり考えたことがなかったのですが、今回初めてメーカー名などを確認し、こちらが「釣り道具(釣り具を製造販売しているメーカーの品)」だということを知ってちょっとびっくり。なるほど、釣りにも便利なのですね。
祖父が釣りを趣味にしていた記憶はないので、やはり工作への用途だと想像しているのですが、医療用ほど高品質ではなくとも水場で使われることが前提の道具だったようで丈夫さにも納得。
私の場合は年々少しずつですが手芸の機会が増えているので、こちらもますます用途を広げながら、愛用品として大事にしていきます。
商品名に「2」となっているので、こちらが後継品のようです。
本日の猫は、昨日のつづき。
左(上)の子は、名前を呼ぶと振り向いてくれるのですが……
なかなか目があいません。相手の目を直視しないテクニック(?)について聞いたことがあるような。
でも右(下)を呼ぶと……
瞬時に「何!?」と反応してくれて、呼んだ私もびっくりします。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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