こんばんは、ヤマネコです。
わが家には正式なしつらえのお仏壇はありません。けれど今の家で暮らし始めてからしばらくして、棚の一角に、故人の写真や歴代猫たちのお位牌などを置くスペースをつくりました。
宗教的な意味合いよりも、亡くした人や猫たちと、向き合うための場所でした。
その棚、ふだんはお客さまの視線を避けるように、すりガラスの扉で隠しています。故人の写真はともかく、猫たちのお位牌がずらりと並ぶ様子は見た人をびっくりさせてしまうかなと思って。
本来なら誰かに見せる必要はないし、見た人に同じ向き合い方を強いるつもりもありません。それは家族であっても同じこと。そこが一番、正式なお仏壇との違いといえそうです。
あくまで、「私一人が」向き合えれば十分なスペース。
その場所を一番に必要としているのも私だったので、それならばと、自室に移動させることを考え始めたのが昨年半ばのことでした。
スペースを空けるだけなら即日でもできそうでしたが、本棚の根本的な見直しを始めてしまったため時間がかかり、気づけば半年が経過。ようやく「本棚が空っぽになった」とご報告できましたが、家具自体は一つも手放していません。
当初、お仏壇を置く予定だったスチールラックは、空いた部分だけでも全面的に現住猫たちに開放。
代わりに、一時は手放そうとしていた小さい(といっても高さはある)本棚のほうに、一番祥月命日の近いお位牌と、数少ない仏具を移動させてきました。
ここ、私の仕事机の真正面なんです。
イラストは少しざっくりすぎますが、大体この辺り。画像では空いている棚に、他の子のお位牌も並べます。
もともと机上にパソコンのモニタものせていたのですが、そのぶん作業スペースがせまくなるのが不満だったんです(書類の束を広げるアナログ作業がメインです)。それを改善させるために空いた本棚の一つを使いつつ、予定のお仏壇もここを定位置に。
机と本棚のサイズ感はイラストどおりで横幅がちぐはぐなのだけれど、そこは追々考えることにして、今はとにかく、広くなった机がとても快適なのと、少し顔を上げるだけで視界に入るその棚に不思議と心地よさを感じます。
半年以上かかってしまったけれど、当初の予定より部屋の余白も倍増し、あわせて色々な整理や改善もできたので、今回の見直しはよいことずくめでした。
目下の課題は、仏花をどうするか。
猫たちが立ち入らない部屋の仏花だけ、と思いながら続けてきた、花のある暮らし。他の猫たちも出入りする仕事部屋には置けないと思うので、別の場所でかざるか、かざること自体をやめるのか。早めに結論を出そうと思っています。
ちなみに今日も元気な現役猫たち。
仕事部屋には「私がいるとき(五分以上席を外さないとき)だけ」入っていいことにしました。
今のところお仏壇には関心がなさそうなので、まずは一安心。とはいえ今後も様子を見ながら、ルールも改善していこうと思います。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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