こんばんは、ヤマネコです。
先月末にぬか床の冬じまいをしました。
扱い方によっては通年つくり続けることもできるぬか漬けですが、わが家では冬場の消費量が落ちるため、秋になるとお休みさせるのが恒例。スペースがあればそのまま冷凍庫に収めておけばいいのだけれど、冷暗所保存を選んでいるためちょっとした準備も必要でした。
- 過去記事:ぬか床の冬じたく、冬眠までの2週間。
過去(2017年)の方法とほとんど変わりません。
- 野菜を漬けるのをやめる。
- ぬか以外のもの(だし昆布や備長炭など)をできるだけ取り出す。
- 数日かけて、水分量を減らす。もともと冷蔵保存している場合は、この期間に常温に戻す。
- 表面に塩を敷き詰める。
- 冷暗所に収める。
こんなステップです。
ちょっと手間がかかるのは三番と四番。水分量の調節は、道具を使って余計な水分を減らす方法が一つ。
これは水取り器。これを押しこんでおくと、ぬか床からにじみ出た水分が側面の穴から落ち、うつわの中にたまります。
ただ長期保管の前には更にしっかりぬかるみを減らし、硬いぬか床にしておくのが、かび防止の必須条件。そのためには足しぬかを行うのが手っ取り早い方法でした。乾燥状態の米ぬかを既存のぬか床に足していく方法です。
私が最初にぬか床を仕込んだときに使ったのが有機米の米ぬかだったため、なんとなく足しぬかも同等品をさがすようになりました。ところが八月の半ばからチェックを始めたというのに、候補になりそうな米ぬかはなかなか見つからず、しばらく焦っていたんです。
お米を扱うお店であれば米ぬかを手に入れる(その場で精米してもらう)ことも可能な場合が多いのですが、有機米の入荷がめったにないようで断念。当然のように有機米の米ぬか単体でも取り扱いがありません。
一度だけ見かけたのは、有機米のぬか床。ただ乾燥状態の米ぬかというわけではなく、すでに水分や調味料などが加えられたものだったため、求めている品ではありませんでした。
そうこうしているうちにようやく見つけたのが、きぼうのたしぬか。
原材料が有機米です。
食塩(岩塩)が添加されていますが、足しぬかの際には自分でも必ず加えるものなのでそこは問題ないかなと。
過去に購入していたものより割高なのですが、ようやく見つけた有機米の足しぬかだったので即刻注文しました。
購入したのは200g。100g入りの袋が二つ入ったセットです。
これを四日間に分けて、混ぜこみ、寝かせをくり返し、水分調節を終えました。
硬めに仕上がったぬか床を均し、塩を敷き詰め、ふちの汚れをぬぐった後に冷暗所に収めておきます。
塩は表面1cmと言われていますが、一般的な白い塩であれば下のぬか色が見えなくなる程度という感覚。
あとは念のため袋などに入れて冷暗所へ。わが家には床下収納があるのでそこに収めました。
最初に情報収集もしたけれど、自己流という部分も増えてきました。ただこの方法でかびなどが発生したことはなく、今回もトラブルなく保管できるかなと思っています。
今年の夏にぬか床を再開したときにも書いたけれど、昨年とその前の年はほとんど開けなかったぬか床。それでも問題はありませんでした。
- 過去記事:2年ぶりの、ぬか床。
重要なのは、水分量を減らしておくことと、表面の塩でしっかり覆うことかなと。
敷き詰めた塩は、来季ぬか床の再開時に取り除くところから始めます。それもひと夏のうちに「ぬか床に足す塩」として再利用できるので経済的。
今年選んだ足しぬかはやや割高でしたが、有機米で大満足。よくよく見ればマルカワみそさんが製造元で品質にも安心感が増しました。小分けになっているぶん、数日に分けて作業を行う私にとっても便利。
おかげさまで、つつがなくぬか床じまいを終えています。
実は楽天で購入する際に同シリーズの甘酒を見かけ、久しぶりに市販のものを買ってみました。こちらはもう少し寒くなってからのお楽しみにとっておきます。
本日の猫は、ぬか床じまいを見守る弟猫。
作業中はキッチンからご退去願ったけれど、床下収納を覗くのが趣味(?)なので扉を開きました。
とはいえ、今回はあまり興味がなかったようです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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