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やればできる、夜の運動会の閉幕。

こんばんは、ヤマネコです。

毎夜くり広げられる運動会は、猫と暮らす人にとってのあるある話だと思っています。

 

もしかしたら一猫だけだったり、複数いても高齢組だけだったりという環境であれば運動会はないのでしょうか? わが家で気づいたときには老若男女の猫たちと暮らしていたので、時々静かな夜があったとしてもそう何日もは続きません。

夜じゅう走り回っているかといえばそういうわけでもないのですが、

  • 人間が「そろそろ寝ようか」と動き出したとき。
  • 布団に入り、うとうとと眠りに落ちそうになっているとき。
  • 猫たちの朝ごはんタイムの、数時間前(早朝)。

などなど、人間よりも眠っている時間はずっと長いはずなのに、なぜそのタイミングで? と問い詰めたくなるような時間に走り回ったり、人間を眠らせるな! とばかりに暴れてみたり。

そんな行動に効果的な対策はなかなかありません。少し起きて遊んであげるとか、ごはんとは別におやつをあげるとか、昼間のうちはあまり寝かさないで疲れてもらうとか、寝室に入れないとか、そのくらいはできても、根本的な「興奮している猫を落ち着かせること」はできないと半ばあきらめていました。

とくに元気すぎる新入り猫と暮らし始めてからは尚更で、最終的には独りで遊んでもらうためのおもちゃをあれとかこれとか用意して、なんとか安眠を保っていたんです。

 

ところがどっこい、最近はおもちゃではなく、他の猫たちと遊びたがるようになりました。

私は元気すぎる弟猫だけを寝室につれていき、いっしょに眠る(しばらくは単独で遊ばせる)ようにしています。その際、他の猫たちはリビングに残して。長いことそうしてきた理由は、弟猫が本当にやんちゃすぎて、年齢や体力の違う兄猫たちが大変そうだから。それは今も変わりません。

だから夜くらいは、できるだけ寝室から出さないことが大前提。

でも「出たい」と大騒ぎ。

 

その対策として、できる限りのことは考え、試したつもりです。

でも、彼をあきらめさせることはできなかった。

 

もう鳴くのを無視して布団をかぶってしまうしかなかったのですが、そうしているうちに寝具で爪をといでみたり、それまで見向きもしなかった家電のコードをかじってみたり、新たないたずらを始めてしまいました。とにかく「起きて」と猛アピール。

過去、他の猫たちでも似たような経験はありましたが、今回の子は本当に、本当に、あきらめない。こちらが無視状態のまま眠りについてもガタガタし続けています。

ある日の夜中、布団に入りたがる猫に気づいて「やっとか……」と思いつつ迎え入れたら、びしょ濡れだったこともありました。暴れに暴れて飲み水をひっくり返したらしく、寝ぼけていた私の頭もいっきに冴える丑三つ時。こんなことばかりなんです。

 

もう困り果てて、仕方なく始めたのが「猫を布団に引っ張りこむ」という原始的な方法です。といっても布団の中に押しこむわけではなくて、マットレスの上までつれてきて抱っこをする、というだけ。もともと抱っこ好きな子なのですが、私自身が横になるとどうしても離れてしまいます。だから起き上がった姿勢のまま、猫を抱っこし続ける。

(写真は日中の抱っこ写真です)

それは日によって三十分、一時間と続きます。でも意外なくらい抱っこされている間のうちの弟猫はおとなしい。うとうとしていることもあるし、喉をごろごろ鳴らしていることもある。時には逃げ出すように遊びを再開することもありますが、もう一度迎えに行って、抱っこして布団に戻る。落ち着くまでそのくり返し。

私だって眠い、早く横になりたいとも思いながらやっています。でもそのまま猫が落ち着くのを待つほうが、場合によっては自分も早く休めることに気がつきました。

 

後はたぶん、いっしょに暮している人間にしかわからない機微で「この状態ならおろしても眠ってくれる」と思ったタイミングで腕の中から布団の上に移動させ、自分も隣で横になるだけ。

私が一番びっくりしていますが、大抵これで、朝までぐっすり眠れます。

 

つまり猫でも「寝かしつけ」ができた、ということ。

個人(猫)差があるし、とくにこの子は猫としても色々特殊(?)。他の子たちに同じことが通用するかはわかりませんが、彼に限っていえば、とにかく放っておかれるのが嫌だったのだと思います。

遊びたい、起きていたい、それも嘘ではなかったと思うけれど、人間でもあるあるの「ちょっとしたわがまま」を聞いてほしかったのかなと。ふてくされているときでも迎えに来てほしいとか、自分を優先してほしいとか、そういうこと。

かもしれないな、と。  

 

私は猫にとっての夜の運動会自体が「習性」や「元気すぎる証拠」だと思いこんでいたので、満足いく(疲れる)まで好きなようにやらせよう、という考え方しかできなかったけれど、うちの子なりのもっと深い心理があったのかもしれません。

長くともに暮らしているのに、まだまだ知らないことがある。

インターネットもあるし本もあるし、猫のしぐさや行動の理由などを調べることは今やとても簡単です。でもうちの子のことは、私(うちの家族)にしかわからない。そのことを忘れていた気がしました。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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