さらしで抱っこひも、中に猫。

こんばんは、ヤマネコです。

まっさらな晒木綿を、そのまま抱っこひもとして使い始めました。

 

ふだん着物を始めた頃、道具をそろえる過程で買ったものの一つが、一反の晒木綿。

ところがそのすぐ後に知人から和装具を色々いただける機会があり、その中にも古い晒木綿が入っていたんです。

和装をスタートしたばかりでは使用頻度や用途(多めに持っていても使い切れるのかどうか)の判断がしきれず、ひとまず新旧品ともに残しておくことにしたのですが、この秋まで新品のほうを開封する機会が訪れませんでした。

正直持て余している状態だった晒木綿。それが別途さがしていた「抱っこひも」としても使えることを教えてもらったんです。

私はやっぱり(?)猫を入れるのですが。

 

もともと猫を抱っこするための補助アイテムとして「スリングバッグ」を愛用しています。バッグの中が深いぶん猫がすっぽり収まり、外出時などはとても便利で未だに使用頻度は変わりません。ただ深いからこそ猫が「自発的に顔を出す」のが難しいようで、家の中での用途としては不便なのだろうと思いました(猫にとって)。

そこで取り入れたのが、既製品のベビー用抱っこひも。使用開始直後から、中に入れた猫がすやすや眠ってくれて感動しました。とっても重宝していたのですが、慣れとともに、抱っこひもの中で「動きたい」「遊びたい」の欲求が高まってきたのか、何度も落ちそうになりました。赤ちゃんの動きを無理に制限させない構造、それがやんちゃな猫にはあだになってしまったのかなと。

 

そこで今回の晒です。

10mの生地なので必要な長さに自分でカット。抱っこひもに使うなら4.5m以上あると安心とのことでしたが、入れるのが猫(人間の赤ちゃんより小さめ)のため「4.2m」をとることに。実際にはそれでも少し生地が余るくらいの仕上がりでした。

今回も職人直伝の「部分的に切って裂く」で処理。

端は時々ゆるくほつれてきますが、その都度糸を切れば問題なく、今のところこれ以上は手を入れていません。

 

あとは知人からの口頭説明と、こちらの動画を参考にさせていただきました。

何度か、

  • 猫が収まるべき場所(生地のすきま)に、うまく入れられない。
  • 猫を支えるべき生地がゆるすぎて、下からずるんと落ちる。
  • 途中で生地にしわが寄り、細くひものような状態で体に食いこむ。

などの失敗をくり返しましたが、最初の一週間ほどでようやく慣れてきました。長い生地なので屋外でささっと結ぶのは難しそう(地面についてしまいそう)ですが、一ヶ月もしたら「結び始めて猫を収めるまでの作業」に一分もかからなくなりました。

最初は、途中までぬいぐるみやクッションを入れて結んだあとに、猫と交代してもらうと安定しやすかったです。

もう落ちない。
大丈夫。

そうわかってもらえた頃には、猫もここで眠ってくれるようになりました。

スリングバッグや既製品の抱っこひものときも体感していましたが、この状態は本当にあったかくて、今の季節は私のほうから積極的に抱っこさせてもらいたくなります。

 

私はこの状態で家事もしています。というより、家事の最中に「抱っこしてくれ」と足元をぐるぐるうろうろする猫の要求に応えるために、抱っこひもを使っていました。

肩で支えているので腕を上げるのが難しくなり、高いところのものを下ろしたり、上げたり、洗濯物を干すときには少し苦戦するのですが、掃除や食器洗いなどはなんとか工夫しながら対応しています。

肩にかかる生地をずらせば、写真の状態よりもっと高く腕を上げることもできるのですが、そうすると安定感が悪くなったり、ひも状になった生地が自分自身や猫に食いこむ心配もあるので避けるのが無難かなと。

そんなふうに動きにくくもなるけれど、ずっと熱い(そして悲し気な)視線を受け続けなくてすむし、うろうろしている猫を踏んだり蹴ったりする心配もなくなるし、それでいてあったかいし、幸せだしで、動きにくさの代わりに得られるものが大きすぎました。

 

もとは赤ちゃんを抱っこする方法ですが、猫にとってもすごく心地よいのだろうなと確信。歴代の抱っこ補助アイテムの中でも最長となる「五時間以上」を、この中で眠ってくれていたからです。

くり返し階段移動をはさんでも、まったく問題ありませんでした。

 

実は後から似たような長い布で「抱っこ布(ベビーラップ)」として製品化されているものも見かけたのですが、お値段は数千円から一万円以上するものも。もちろん晒木綿はただの真っ白な布。特別なデザイン性はないし、薄手かなとも思うので比べてはいけないかもしれないけれど、一反(10m※必要なのは半分くらい)でも1,000円前後で手に入るので、お試しにはすごくいいかなと。

今回の私はたまたま持て余していた晒木綿を使いましたが、この新たな使い道は最高でした。入れるのが猫だと爪を立てられることも日常なので、傷んできたら新しい生地に交換したいと思います。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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