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10年以上気づかなかった、電子レンジの不要品。

こんばんは、ヤマネコです。

昨年末、大掃除を控えていた時期にオーブンレンジの取説を再読し、ある思いこみに気がつきました。

それは「あたため」で使う、ラップのことです。

 

使い捨てのラップも常備はしているけれど、洗ってくり返し使えるような樹脂製の蓋も愛用しています。出番が多いのは断然こちら。

カラーやサイズがいくつか出ていますが、マーナの「ぶたチン」というシリーズ。これを買ったのは旧宅時代、十年以上前のことでした。

電子レンジを使うとき、ラップは必要不可欠なものだと思っていたからです。

 

もともと電子レンジでのあたためで、「ラップが使えない場合」があることは知っていました。

わが家のオーブンレンジの取説では、油分を多く含む料理など、あたための過程で高温になり、ラップそのものが溶けてしまう危険がある食品は使用不可になっています。

でもそれ以外の料理には、基本的に「ラップは必要なもの」だと思いこんでいました。

たとえばミルクなどのあたため。当たり前のように蓋で覆っていたけれど、不要な配慮だったようです。

 

でも私が一番驚いたのは、冷ごはんでした。

  • 冷凍保存したものを「解凍する」場合は、ラップが必要。
  • 冷蔵保存したものを「あたためる」場合は、ラップは不要。

うちはその日のうちに食べきるぶんについては、炊飯後に冷蔵保存しています。その「あたため」には、ラップが必要なかったんです。

これまでも感覚的に「水分を飛ばすもの(揚げ物など)」についてはラップが不要、そうでないものには必要といった具合で、自分なりのふんわりしたルールの中での使い分けはしていました。

でも私がふだんあたためているものの、大半に、ラップは不要でした。

 

そもそもラップをする理由は、電子レンジであたためることによって干上がらないように(保湿)だと思っていたのですが、どちらかといえば「万が一の飛び散り防止」で推奨されているようです。

だから破裂する可能性のある魚料理(煮魚・焼き魚)や、とろみのあるカレーなどは、取説上「要ラップ」となっていますが、焼売などの蒸し料理のあたためには使わなくてもいいのだそう。

蒸し料理のあたためにラップが不要だなんて、考えもしなかった。

 

これでも私、オーブンレンジを買ったときにすみからすみまで取説を読みました。そのつもりでした。

ただ当時はずっと切望していたオーブン機能の性能にばかり意識が向かい、電子レンジの使い方についてはだいぶ思いこみで上書きされていたようです。電子レンジについてはわざわざ確認するまでもないと思ったんだろうなと。よもや、ラップの有無なんて。

それが昨年末にようやく読み返したときには、驚くことばかりでした。

 

以来、ラップ(樹脂製の蓋)の出番が激減しています。

そして当たり前なのだろうけれど、何の問題もありません。むしろ偏りがなくなったというか、効率的にあたたまるようになった気さえする。

ラップの要不要はメーカーや機種によっても事情が変わるのだろうけれど、わが家のオーブンレンジでの必要性はがくんと下がりました。長年お世話になり続けてきたぶたチン(レンジ蓋)を手放してもいいかもしれない、とまで思い始めたところ。

今年は色々な道具の、ことさら「使うたびに消耗品が必要なもの」については、改めて取説を確認しなおそうと思っています。

 

本日の猫。

今日は関東でも雪でしたよ!

こんな日はいちだんと、外で暮らす野良猫たちのことが心配になります。あたたかい場所をさがす天才たちが多いのだ、と思いたいのですが……。

冬も好きな季節だけれど、外猫たちのことを想うと春が待ち遠しいです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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