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鏡開きと、季節を感じる古い本。

こんばんは、ヤマネコです。

昨日は鏡開きをしました。

うちの鏡開きは、文字どおり餅を開きます。

この中には切り餅を入れて飾ってありました。

鏡開きの餅は本来なら「ぜんざい」などにするのが一般的…と思いつつ、小豆系は頻繁につくるので、今回はちょっと違った食べ方を。ついでにお正月食材を使い切ることに。

 

御節(稲荷寿司)に使った油揚げ、余った分はそのまま冷凍しておきました。それを適当にカットしてフライパン(柳宗理のミニパン)で軽く焼いたら一度よけておき、続いて餅も同じ方法で裏表焼きます。

この写真は2013年のもの(旧ブログ用の再掲)です。

餅は普段、網焼きだったり、フライパンでも薄く油をひいてから焼くのですが、今回は油揚げの油分を利用して。

そして油揚げを戻し、チーズや卵も加え、醤油を少し垂らすと焦がし醤油の良い香りが。改めて考えると変な組み合わせですが、ごはんに目玉焼き感覚でおいしかったです。

食べ方としてはちょっと邪道を進んでしまいましたが、また季節しごとの一つを終えた気持ちです。

 

大人になってから、改めて「季節」を感じる楽しさを覚えるようになりましたが、昔から好きだったのがこちらの本。

中でもこちら。

もとは親の本だったのですが、昭和43年初版の季語辞典です。

「鏡餅」の項目には…

正月用の大きな丸い餅を二個重ねたもので、主に供餅として仏壇、神棚、床の間などに飾り供える。日本では平安朝のころから用いられ、鏡のように円いので鏡餅といった。二個を重ねたのは日月を表し一重ねという。

「鏡開き」の項目には…

正月十一日、鏡餅をおろして食べることをいう。昔は武家で、正月に男は具足に、女は鏡台に供えた鏡餅を割った。刀で切ることを忌み手や槌で割った。もとは正月二十日に行なったが、後に改めて十一日となった。二十日は男子は刃柄(はつか)に、女子は初顔(はつがお)によせて祝ったが、承応元年より二十日の御月忌に当るので、十一日に変更された。

と書かれていました。

ちなみに「具足」とは武具のこと(今回調べました)。時々分からない言葉、ぼんやりとしかイメージできない言葉が出てきます。季語のひとつひとつも調べようと思わなければ知らないまま年月を重ねているような言葉も多く、それでも生活にはまったく支障ない…そういうトリビア的な知識。

そういったものをちょっと確認し、一人納得するのが私の楽しみ方です。

 

久しぶりに寒さが来襲し、一日の大半をこたつの中で過ごした猫たち。

明朝の関東は更に寒くなるそう。
皆さんもあったかくお過ごしください。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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