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今夏、甚平デビューしました。

こんばんは、ヤマネコです。

趣味が高じて暮らしに和服を取り入れるようになったのですが、今夏は甚平も着るようになりました。

 

甚平というのは上下セットアップになった和服。主に夏用で、ハーフパンツや通気性のよさなど涼しく着られる工夫が施された衣類です。男性用や子ども用が多い印象ですが、女性向けの製品もたびたび見かけていました。

ただ私の場合は夏の和服といえば浴衣が(一応絽や紗も)あるし、もともと「上下分かれていない服」を楽だと感じていたので洋服でもワンピース派。甚平や作務衣は着やすそうなイメージを持ちつつも自分で試すことはない、と思っていたんです。

そんな中、今回は友人から着なくなった甚平を譲ってもらえる機会があって、試してみることに。

といっても、今回の甚平は男性用。友人がご主人の家着にと買ったらしいのですが、試着してみると少し小さかったそうです。

通販でお安いものを買ったため、手数料などを引くとほとんど返金は期待できないとのこと。そんな相談を受けてこちらでも譲渡先をさがし始めていたのですが、ふと、私が自分で着ることはできないだろうか? と思い立ってしまいました。

 

ふだんMサイズを着ている男性に、ぴったりのはずのMサイズを買って、それがちょっと小さかった。

甚平に限らず和服はゆったりめに仕立てられていたり、ひもで調節できたりする部分が多いので、サイズ確認の上で買ったのに「小さい」と感じるのはよほどのことです。それがかえって手足の短い私にとって好都合なのでは? と。

ひとまず友人(奥さん)にも着てみてはどうかと勧めたのですが、私よりもずっとファッションを重んじる女性なので、色柄が自分向きではないことに抵抗があるようでした。それなら私が挑戦してみたいと伝えたら、二つ返事で譲っていただけることに。

 

さっそく着てみたらやはり大きかったのですが、前述どおりひもで調節できるため、はだけてしまうこともありません。パンツ(本来ハーフパンツ丈)も腰ゴムがゆるすぎることはなくミモレ丈(サブリナ丈?)。

生地は黒地に幾何学模様で、たしかに男性っぽい色柄かもしれないけれど、実は最初に話を聞いたとき、まだ私が着るなどと考えてもいなかった段階では「背中に昇り龍を背負うデザイン」などの派手さを想像していたので、そんな私の妄想よりはずっとおとなしい雰囲気。自宅和装にも申し分ありませんでした。

腰の周りに重なる帯などが必要ないぶん浴衣よりも涼しい気がして、意外なくらい快適。またこれは邪道かもしれませんが、丈が長いぶん上下セットの上だけを寝間着などに使うのも楽そうだなと。様々な着用方法を試すことができそうです。

そしてすごくいいなと思ったのが、浴衣より洗濯しやすいこと。これはお安い既製品である(手縫いや繊細なアンティークではない)ことも理由なのですが、感染症対策を重視する今の世で、洗濯機でじゃぶじゃぶ丸洗いできるつくりや素材は理想的でした。

浴衣の場合は綿や麻生地も多いので丸洗いのハードルは低めだけれど、丈が長いぶん干す場所の確保が必要です。また帯などを含めた小物類は洗いにくい(干しにくい・乾かしにくい)場合もあったので、そういった手軽さでは甚平の圧勝でした。

 

そんなわけで、今年の夏は私の手元に甚平があります。

すでに浴衣(祖母が手ずから仕立てたアンティーク)をたくさん持っている身なので、新たに買ってまで着ようとは思っていなかったけれど、現状すごく快適です。

 

本日の猫。

リビングでは朝から晩までエアコン運転中。

つい先日まで今夏は涼しいなと感じていたのに、梅雨明けの頃合いで暑くなり、立秋をすぎてもまだまだ酷暑が続きそうな関東です。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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