こんばんは、ヤマネコです。
今年、緊急事態宣言が出されるより少し前、「リンサー」という掃除機を買いました。
正しい製品名を知らなかったのですが、道具としては数年前から気になっていたもの。カーペットやソファなど、布製品を水洗いする掃除機です。
といっても当初気になっていたのは他社から出ていた、おそらく業務用。お値段も一桁違うほどだったのですが、今回手に入れたアイリスオーヤマの製品は家庭用の小型タイプで、かつて見ていたものよりはお手頃価格かなと。カーペットタイルを採用してからずっと使ってみたかったこともあり、試してみることを決めました。
今回購入したアイリスオーヤマの「リンサークリーナー」をざっくりと自分なりに説明すると、以下のような製品です。
- 形状やサイズ感はホースつきの小型掃除機に近い。
- 丸洗いしにくい布製品を洗いながら掃除する感覚の道具。
- 先端に清水タンクがついていて、水道水を布製品にスプレーし、その水といっしょに汚れを吸いこむしくみ。
- 本体に汚れた水がたまるので、掃除後は内部洗浄と乾燥が必要。
- 定期交換の必要なもの(電気・水道代以外のランニングコスト)は基本的になし。バキュームフィルターが劣化した場合はメーカーに連絡する必要があるものの、取説上は定期交換が前提ではなさそう。
- 乾いた埃などの吸引には使えないため、掃除機の代用品にはならない(他、取説に手注意事項あり)。
そして私が使った感想は、こちら。
- 想像以上に大きな作動音だった(隣室で寝ていた猫がそっと覗きに来るくらい)。
- 床掃除については「座った状態」での作業が前提になるので、広範囲をすいすいきれいにするのは難しい(動きとしてはアイロンに近い)。
- 使い勝手とお手入れ自体は、慣れてしまえばさほど難しくない。
- ラグなどに液体をこぼした直後の掃除には、代替品がないといっていいほど重宝する。
私は初めてのリンサーのしくみを確認するところからだったので、最初は少し手間取りました。とはいえさほど難しくはありません。
正直、少しつくりが簡易的すぎる? と思う部分(スプレーのしくみなど)もあったけれど、これまで見ていた高額製品と比べて破格の家庭用なので許容範囲かなと。
それに、掃除後の満足度は上々だったんです。
上の写真、左右で写っている範囲が違ってわかりにくいのですが、左の画像にある汚れが、右ではほとんど見えなくなりました。
(専用洗剤もあるようですが、今のところ水だけで掃除しています)
実は(のせてしまって申し訳ないのですが)汚れは猫の嘔吐後のもので、表面は掃除したものの、しみは残ってしまったんです。洗えるカーペットタイルなので、冬場のことで「あったかくなったら洗おう」と思ったまま一ヶ月くらい放置。その後リンサーを買ったのでいそいそと掃除してみた結果、前出の結果になりました。
本来なら一ヶ月も汚れを放置したくはないのですが、寒い季節の「乾きにくいものの洗濯」には少し腰が重くなりがち。でも長く放置すれば汚れは落ちにくくなるし、その間ずっと気になりもする。一時的な対策としてでもささっと掃除できるのはすごく便利だなと思いました。
布製品に水をまき(スプレーし)、それを吸う。それなりに水分が残ってびしょびしょになるのでは? と心配していたけれど、意外なくらいしっかり吸水されます。
(水を入れておくタンク部分です)
もちろん多少は湿った感じが残るため、布団などに使う場合はつるして干したほうがよいかもしれませんが、敷物については敷いたまま掃除し、放置状態のまま乾燥、という感覚でも問題なさそうでした。
その後何度かカーペットの裏側や、その下の床の状態を確認したけれど、カビや異臭というトラブルも起こっていません。
本体のお手入れについては、掃除後、中にたまった汚水におののきました。
事後の写真をのせるのは気が引けます。ただ汚れが目に見えたので、使ってよかった! と心から思ったのも本音です。
後回しになってしまいましたが、開封時のセット内容はこちら。
本体(左上)が横倒しになっているのは、背面からコードが出ている構造のためです。
なぜこんなところから、と思ったのですが、付属のコードホルダー(取りつけは自分で行うもの)があって、セットしてみたらとても収納しやすくなりました。
家庭用だからこそ考えられている、と納得しています。
最大のデメリットは、音。
最初にスイッチを入れた直後にとてもびっくりして、スイッチを切るのにも大慌て。混乱して、本体側のスイッチではなく、思わずコンセントを引っこ抜いてしまうほどでした(反省です)。わが家の家電の中で最大の騒音だと思えるくらいで、猫たちも騒然。居住環境によっては使うのが難しいかもしれません。
うちは田舎の戸建てなので(外では農機具などの音が響いたりする立地なので)昼間なら家族やご近所さんにも配慮しつつ使えそうかなと。猫たちもびっくりはしていたものの、隣室であれば怯えるほどではなかったようなので、リビング(猫たちのいる場所)で使いたい場合は事前に避難させてから、など配慮を重ねながら試用していました。
たとえば、夜に汚したカーペットをその時間帯に掃除する、のは少しためらいます。ただこのリンサーなら翌日でもきれいに落とせる可能性は高いので、紅茶やコーヒーをこぼしても安心だなと。……もっといえば、こぼさないのが最善なのですが、私はやりかねないので。
使用環境や使いたい方法(時間帯など)によっては満足度も変わりそう。とはいえ猫のいるリビングにカーペットを設置したわが家で、しかも「水道水だけ」である程度きれいにすることができるというのは理想的でした。
他にも車の座席(ただし要電源)や寝具などにも使えるそうですが、私としては床掃除に使うだけでも大満足しています。
リンサークリーナーと初対面した日の猫。
開封はリビングで行った(初使用は寝室に移動てからだった)のですが、新入りに興味津々だった弟猫がやってきて突然のかくれんぼ。本当は大きさ比較に並んでほしかったのだけれど。
実際にはおすわりしている猫と同じくらいか、それよりも若干大きいくらいのサイズ感です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
お気に入りテーマ。
おうちごはんを楽しむ暮らし
無印良品週間で購入したもの
大人ナチュラルファッションが好き