こんばんは、ヤマネコです。
バターカッターというものを愛用し始めて、十年近くたちました。
その名のとおり、バターを切るためだけの道具。頻繁にパンやお菓子をつくる環境でなければ必要ないものだと思いますし、わが家でも実際に使う頻度は、平均月に一度か二度。
それでも便利に使い続けてきて、実はこちらは2016年に購入した三代目です。今日はおいしいバターの日だそうなので、この機会にご紹介させてください。
ブロックバターの市販サイズは、最寄りのスーパーなどで購入できる「200g」と、業務用とされている「450g」が一般的。消費量の多いわが家で買うのは大抵後者。
一般的なバターカッターは十年以上前だと200g用(20等分用・上の写真)のものしか見かけなかった記憶があるけれど、いつからか更に細かいタイプが市販されるようになり、後から買い足したのが今回の品です。
こちらは購入当時の写真。バターの賞味期限もそのときのもの。
使い方は、常温に戻したバターの真上(できるだけ中央を意識して)から押し下げるだけ。適度な重みがあるので、扱いも楽。
冷蔵庫から出したばかりの硬いバターに使うとワイヤーにかかる負荷が高くなるため、少し柔らかくする工程は必須です。でも柔らかすぎるとべたべたになってしまうし、小分けした後のバター同士も再びくっついてしまうので、この「タイミング選び」が一番難しいといえるかもしれません。
とはいえ、バター(パッケージ)の上から指で押して、少しへこむくらいを目安にすれば失敗を減らすことができました。
作業自体は本当に簡単。40等分用なので、200gバターなら一切れ5g、450gバターなら一切れ11g(普段は10gとして使っています)のサイズへと、あっという間にカットできます。計量したバターをよく使うならとても便利なアイテムでした。
最初に購入したのが20等分用、現在の愛用品が40等分用。でも実はその間にもう一つバターカッターを買っていたんです。
容器と、20等分用(主に200gバター用)、40等分用(主に450gバター用)がすべてセットになって1,000円弱だったと記憶しています。
現在の愛用品は(当時)2,000円前後で購入したものだったので、このセット内容でその価格というのはお値打ちに違いなく、ケースも含めて一時期はとても便利に使っていました。
ただわが家での使用頻度が高かったことと、枠組みがプラスチック製ゆえ華奢だったことで、一年もたたないうちに破損させてしまったんです。
しばらくしてお値段二倍ほどのアルミ枠製を買い直したのだけれど、こちらは五年以上にわたり何の問題もなく愛用中。厚みや重量感のおかげで変形する不安を持ったことはなく、仮に床へ落とした場合は本体の破損よりもフローリングを心配しなければならないだろうなと思えるほどの頑丈さ。
ハードに使うのであれば強靭なつくりのものを選ぶほうが心配も減らせることを実感しました。
デメリットは、洗う手間がかかるところ。油分を扱う道具は食洗機に任せたいのですが、素材がアルミ製のためか使用不可なのです。手洗いの方法に工夫が必要でした。
- バターカッターがすっぽり収まる容器(大きめのタッパーなど)に熱湯を注ぐ。
- その中にバターカッターを沈めておき、しばらくしたら洗剤で洗う。
最近は泡スプレータイプの洗剤を使っているので、熱湯の代わりに泡まみれにして汚れを浮かすよう試みることも。
ワイヤーは手を切りそうなほど鋭利ではないけれど、注意するにはこしたことがなく、ごしごし洗わずにすませつつも油分をしっかり落とす方法を模索しています。
このバターカッター、初代から考えれば十年ほどのおつきあいになるのだけれど、バターをカットする以外の用途に使ったことがありません。完全なる単用途。カットバターの使い道がトーストに塗るなどの小分けにすることだけが目的なら包丁やバターナイフで十分だとも思います。
でもこのカッターのよさは「一度に等分できる」というところ。たとえば製パン・製菓で毎日のように10gを量って使うなら、5gや10gでまとめてカットしてあるバターはとても重宝するんです。
1gの誤差も許容できないほどの目的には力不足ですが、自宅での製パンくらいなら私はほとんど気にしません。その都度の計量は必要なくなるし、包丁やナイフを洗う手間も減らせる。扱うたびにべたつくバターだから尚更そのメリットを感じました。
今は世情的によそのお宅へも分けて食べるような量のお菓子やパンはつくっていないのですが、そういう日々が戻ってくるほどに出番の増える道具だと思っています。
本日の猫。
今日の午前中は、窓を開け放しておくだけでもとてもすごしやすいひとときでした。
暑くもなく、寒くもなく、お昼寝にはもってこい。
さすがに午後からはエアコンをつけたけれど、こういう日が増えていくと嬉しいです。
(ただわが家の地域、来週は雨が続く予報です)
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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