こんばんは、ヤマネコです。
数日前、家族が突然「家具を粗大ゴミに出そうと思う」と言い出しました。
机が、一つ。
チェストが、一つ。
いずれも家族の古い私物で、大物。
そして思い入れのある品だったようです。
実はどちらの家具も、引越しの折(2011年)に「手放せないか?」を打診していました。古いぶんちょっとした損傷があるものだったし、デザインもサイズも今の暮らしにフィットしている印象がなかったから。
実際に、引越し後の机は「ものを置く場所」だったし、チェストの中身はほぼ空っぽでした。だから数年前までは捨ててほしいとくり返しお願いし、その都度はっきり答えを出してくれない相手に苛立ってしまう、そんな火種となっていたもの。
それでも、家族にとっては大切なものだったに違いありません。
そしてここ数年、私自身の持ち物整理がはかどり始めてからは、家族の所持品に関してあまり気にならなくなっていました。
私は私。
家族であっても、他人は他人。
思い出も、感覚も、考え方も違うのだから、ただ私が捨てたいからという理由だけで指図することではないなと。家族が残しておきたいものに「置き場所がない」と思うなら、そのぶん私のものを減らせばいいかという気持ちに変化していたんです。
そんな中、とうとう持ち主本人から「手放す」という言葉が出たのが数日前のこと。私はといえば、「手伝えることがあったら言ってほしい」とだけ伝えしました。
内心とても嬉しかったけれど、その家具は家族にとっての大切なものに変わりなく、あからさまにはしゃぐのは失礼な気がしたためです。
そうは言っても、大きな家具。
驚くことに、一気に二つ。
すぐに手放すのは難しいかなとも思っていたのですが、そのあとすぐに家族自ら粗大ゴミの集荷を依頼。とんとん拍子に話は進み、私のほうがあっけにとられてしまいました。
改めて。
闇雲に「捨てて」と言い続けなくてよかった。
家族自身の気持ちの整理が終わるのを、静かに待ってよかった。
私がコントロールできるのは、私のものだけ、私の気持ちだけなのだから。
今になって思い返すと、そのことだけは正解だったと実感できる、季節の変わり目です。
わが家のペースで、考えていきたいテーマ。
本日の猫。
家具以外にも、ドタバタと色々なものの整理を始めました。
これも春じたくの一つ。
ラグはどうしようかな…と思案中(手放すならいつもはこの季節)。
まだ春の気配はうっすらで、冬物すべてを手放す勇気はないんですけどね。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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