こんばんは、ヤマネコです。
二年も前の話になるのですが、ケルヒャー社のスチームクリーナーを買いました。
約100度の蒸気を出して油汚れなどを浮かせて落とす、スチームクリーナー。
そのパワーや除菌効果には以前から興味があったのですが、なかなか手を出せなかったのは用途がはっきりわからなかったからでした。
トイレに使える。換気扇に使える。フローリングや畳にも使える。
色々な話は聞いていたけれど、「わが家の設備にどうか」は自分で判断するしかありません。たとえばトイレの便器にも樹脂素材の製品が存在するし、換気扇には熱に弱い加工を施したものがあるし、床も素材の違いによる相性やワックスへの影響などはどうなのかなと。
- わが家に、スチームクリーナーを使っても問題なさそうな設備がどれくらいあるか?
- それらの設備の掃除に、スチームクリーナーが必須なのか?
他にも、使い勝手はどうか、初心者でも火傷の心配はないかなど、購入検討を始める以前に確認しなければいけないことが色々ありました。何をおいてもその確認作業が面倒で、だったら持たなくてもいいかなと。
そう思っていたのですが、購入のきっかけになったのは「洗えないラグ」を持ったことです。
わが家にとってのラグは猫の爪とぎも兼ねているため(表面がボロボロになるため)、一年以下で買い替えるのが定例になっていました。ところがたまたま手に入れた高級ラグ(の破格セール品)の使用感がとてもよく、できるだけ長く使いたいと思うようになったんです。
ただ当時も短期使用を前提に「洗濯不可」という点を妥協して選んでいたため衛生面が気になり始め、この機会にスチームクリーナーを試してみることに。
正直、使い始めてからも「ラグがきれいになったか(汚れではなく除菌の意味で)」の実感はなかったのですが、スチームクリーナーの使用感としては大満足。
- ラグを含めた設備が水びたしになる、というのは杞憂だった。
- 取説どおり使えば、出てくる蒸気で熱い思いをすることはまったくなかった。
- 雑巾がけとは比べものにならないくらい、フローリングもすっきりする。
- 期待以上に用途が多かった。
使い心地もとてもよかったです。
(ただ、その後諸事情から件のラグは処分ずみです)
実は最初に試したとき、床がぐっしょり濡れました。霧吹きでまんべんなく水をまいたような状態になってしまったのですが、これは温度不足だった(入れた水が気化する段階前に使い始めてしまった)ことが原因だと気がつき、しっかり待ってから使い始めることで解決しました。
小型の機種を選んだため、タンクの容量は少なめです。
- 使用頻度が高く、一回ごとの使用時間が短ければ取り回しやすい小型タイプ。
- 大掃除用など、使用頻度が低く、一回ごとに念入りな作業をしたり使用が長時間になったりする場合は大型タイプ。
私の希望は前者でしたが、最初は色々と試してみたくて水切れもよく起きていました。
実は水切れが起きても、すぐには給水ができません。中が冷めるまで蓋が開かない構造になっているから(やけど防止)。それを不便に感じることもありましたが、使い方を把握しはじめてからは、最中に水切れを起こすこともほとんどなくなり、小型の扱いやすさに利点を感じています。
コードレスではないので動ける範囲にも限界はありますが、そのぶんパワーが落ちず、今のところ問題ないかなと。
フローリングに関しては、本当は使わないほうがよいようです(床メーカー非推奨)。
ただ猫たちが歩くスペースをできる限り清潔に保ちたいと思ったとき、スチームクリーナーだと雑巾がけよりもずっときれいになる気がして、私は自己責任で採用しました。週一ペースで使いながら二年経ちましたが、床への悪影響はとくに感じていません。
雑巾がけ自体を嫌いではないので時々手作業でも拭き掃除をするけれど、拭くというより「除菌」の目的でスチームクリーナーの定期使用が習慣になりました。
その他の用途としては……
猫用トイレに使ったり、
猫用おもちゃ(カバー処分前)に使ったり、
掃除機の掃除に使ったり。
とにかく当初考えていた以上の用途がありました。中には耐熱温度が100度に満たないものもあって、それは自己責任での使用になりますが、その都度の判断でトラブルも起こっていません。
私が買った機種にはパーツがたくさんついていて全部は使い切れないだろうと思っていたけれど、どれも思いのほか便利です。
同じようなパーツでも「キッチン」で使うものと「トイレまわり」で使うものとを色分けするなど、本体一台に対して家じゅうで出番があるからこそ、それぞれ使い分けができる交換部品には助かりました。
スチームクリーナー、今や手放せなくなっています。
本日、掃除機の日だそうです。スチームクリーナーについては、少し前からこの日に書こうと決めていました。
私はこれを二年前の夏に購入し、しばらく使い、同年末くらいにはブログに書こうと思っていたんです。ただ2017年末は私にとって色々あった時期で予定どおりにはいかず、結局一年半越しになってしまったけれど、ようやく書くことができました。
古いレポへのおつきあい、ありがとうございました。
というわけで、二年前の猫とケルヒャーの空箱。
空き箱とみれば飛びこんでいくのは、いつの時代(?)も同じです。
全員入って(入れなくて)最終的には箱が変形していたなあ、というのも、今では幸せな思い出です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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