こんばんは、ヤマネコです。
私にとっての文房具は、イコール仕事道具。本当に使いやすいお気に入りだけを集めています。
料理研究に熱心なら特殊なキッチンツールが増えるのもわかるし、本格的にガーデニングをするなら農具が増えるのもわかります。私は色んなことに興味があってあれやこれやと幅広く手を出してしまいがちだけれど、一番こだわりが多いのは文房具でした。
一文字書いてこれは相性が悪いと感じるインクもあるし、お気に入りのペンがひっかかる紙も苦手。逆に、これぞと思うものを見つけたらずっと使い続けてきました。
その一つが、定規です。
今使っているものが傷んできたので、同じものを買い直しました。
「定規が傷む」というのはあまり意識されないことかもしれません。でも新旧並べてみると明らか。
左が新しいもので、右は二年ちょっと使いこんだもの。同じ定規の、同じ部分です。
紙の上をすべらせることで徐々に文字が消えてしまいます。またカッティング定規なので一辺にはステンレス板が入っているのだけれど、その部分も欠けたり(うっかりカッターで削ってしまったり)ペンのインクが入りこんだりして使いにくくなりました。
毎回ほとんど同じ理由で、何年も、何本も同じ定規を買い替えています。
といってもこの定規が他と比べて劣化しやすいわけではありません。私の場合は単に使用頻度が高いので、二年か三年ごとに買い替えるペースになっています。
劣化の理由がいつも同じなので、定規を新調する際には別のものをと考えたこともありました。
あるときは友人にもう少し高価な定規を借りたのですがどうしても違和感が消えず、見た目が似ているからと100円ショップで買ってみたものをしばらく試したもののやはり慣れることができず、何度となく戻ってきてしまいます。
色々見て、さわって、使ってみても、やっぱり「いつもの」が好き。
紙の上で動きにくい重さ。それでいて持ち運びやすい軽さ。
握りやすい厚み。定規下に引かれた線も見やすい透明感。
製図用品を扱うメーカーならではの高精度なメモリと方眼。
白い紙の上でも黒い紙の上でも見やすい印字。
ペンに負けない硬さを備えた、劣化しにくい素材。
金定規を兼ねることも重要。
細かい部分は私のこだわりと趣向なので誰にでもおすすめできる定規というわけではないのだけれど、自分の中では「ステッドラーの方眼20cm」が、間違いなく、ザ・ベストオブ定規。
このシリーズは長さ違いで何種類か愛用しているのですが、一番酷使し一番劣化が早いのが私の場合は20cm。長年リピし続けているため今が何本目かわからないけれど、おそらく十本前後にはなっていると思います。そのくらい長きにわたって販売され続けているメーカー定番品、というのもありがたいポイントでした。
きっと「お気に入りの定規」なんて妙な話、考えたこともない方が大多数。でも私はこれがないとたぶん仕事になりません。もともと文房具好きなので世に続々と生まれてくる新製品にはいつも心惹かれてしまうものの、定規については必ずこれに戻ってきます。
そんなお気に入りの一本と出会えたのは、大げさながら奇跡のようでした。
突然、定規の話を始めたのは、昨日ブログに書いたGムエンダーを買ったお店で、この定規が420円で扱われているのを発見したため。これまでは文具店の会員価格などを利用しながら500円前後で買っていたんです。
安いお店は他にもあるけれど、送料などの条件も含めて今回はすごくお得に新調できました。
本日、まさかの寒さにふるえる関東暮らしの猫。
5月にはんてんを出してきて着用する人間と、すかさずもぐりこむ猫。
(湯上りパジャマで失礼します)
実は早朝からずっとくっつき隊員でして、数週間ぶりのさらし抱っことなりました。
この時期に「早くあったかくなってほしい」と願うとは……そんなふうに油断していたからこそ慌ててしまったのだと思います。
改めて、今後の寒暖差で体調を崩さないよう気をつけます。
どうか、みなさまも(5月ですが)あったかくしておすごしください。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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