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ひとり初釜、お茶席に必要な道具は一つだけ。

こんばんは、ヤマネコです。

先日の鏡開きに向けて炊いた餡子ですが、その後もおやつにしています。

今日はせっかくなので、お抹茶も点ててみました。年明け最初のお茶席(おけいこの席)である、初釜。今のところどこかにお邪魔する予定はないので、自宅で気分だけ堪能です。

「楽しむため」に必要な茶道具とは

茶道具は自分用に買ったものではなく、母が使っていた古いもの。10年、20年、もっと前の品かもしれません。大きな釜などはないけれど、ありがたいことに必要最低限の道具が一式、手元にあります。

実際には桐製の箱に収まって、建水なども持っています。

でももし自分で一から揃えるとしたら、自宅用に私が買うのは、きっと「茶筅」だけ。

棗の代用

棗(なつめ/お抹茶の粉を入れる容器)は、購入時の缶や、小さな空き瓶などが使えるかなと。現在も缶のまま移し替えないことが多いです。

茶杓の代用

茶杓(ちゃしゃく/お抹茶の粉を掬うさじ)は、計量さえできればよいので、小さめのスプーンでも十分。

茶碗の代用

茶碗は、似たようなサイズの器で。形状や大きさによってはマグカップやごはん茶碗、汁椀でも代用できるはず。

建水や水指の代用

建水(けんすい/茶碗をすすいだ水を捨てる器)や水指(みずさし/釜に足す水を入れておく器)は、そもそも素人が自宅で楽しむお茶席に必須ではないかなと思うのです。

必須の道具は「茶筅」だけ

自宅に代用できそうな茶碗さえあれば、唯一お抹茶を点てる(かき混ぜる)ための茶筅だけが、代用の難しい、買う必要のある道具でした。

その上で和室があれば更に風情が出ますが、残念ながらわが家にはありません。畳の空間は大好きなものの、旧宅時代、猫たち(爪とぎ)との戦いであまりに消耗し、今の家では諦めたのです。

でも、和室はなくても、道具は最低限でも、お抹茶は楽しめる。

そんなことを考えながら、今日はお茶を点てました。
(雑念だらけですね…)

新しいことを始める前に

何かを新しく始めるとき、以前の私は必ず「カタチ」から入るタイプでした。道具や材料、服装まで一揃いを新しく買う。そうでなければいけない、そうでなければ続かないと思っていた。

もちろん予算的な問題はあったので、茶道具で言えば安いもので数万円するような釜などを気軽に買う(買ってもらう)ことはできなかったけれど、茶碗をマグカップで代用するなんて言語道断!そんなもので代用するくらいなら、通っている茶道教室だけで楽しむべきだと思っていました。

それはそれで、今でも悪い考えではなかったと思います。なんでもかんでも買うことはできないし、正式な道具がある場所で嗜むほうが正しい作法も身につきやすいかもしれません。

でも最近は暮らしが落ち着いてきて、肩ひじ張らずに自宅でゆるゆると楽しめるといいなと思うようになりました。同時に「道具の代用」についても許容範囲が広がったように思います。変なこだわりがなくなったというか、「こうあるべき」という気持ちが和らいだんです。

「必要なもの」は自分で選ぶ

もちろん安全性や作法は大切なことなので、「これだけは買いたい」と思うものがあれば優先してもいいかなと。茶道具で言えば茶筅はほしいかなと私は思うのですが、モチベーションアップのために茶碗も買いたいとか、私が秋から始めたジョギングで言えば、怪我をしないために靴だけは買いたいとか。

私の場合、手元にある古い道具を手放そうとは思いません。でもこれから何か新しく始めるときは、道具や材料を片っ端から買い込むのではなく、まずは代用を考えてみる。そんな趣味とのつき合い方をしたいです。

昨年はジョギングという趣味(?)を増やしましたが、今年もまた新しいことを始めるつもりなので、「代用への挑戦」込みで楽しもうと思います。

 

本日の猫。

数年前に購入したIKEAの収納ボックスを処分しようかな…と思い、その前に猫へ捧げてみました。

ついでにあまり遊んでくれないボールも…

すぐに猫パンチ、はじき出されてしまったけれど。このあと、私から投げ入れては、叩き出される、というキャッチボール(?)を楽しみました。

箱は気に入ってもらえたようです。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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