こんばんは、ヤマネコです。
ここ数年、お気に入りにしているニットブランケットがあります。
素材はおそらくウール100%。家族でシェアしています。
食以外の部分でヴィーガン寄りの生活を選び始めてから、動物性の衣類はあまり買わなくなりました。
- 過去記事:ヴィーガンではないけれど。
とはいえ祖母から受け継いだ和服は大半がシルクやウールであり、新たに購入する場合も断固拒否という気持ちはないので、選択可能であればちょっと意識しておくという程度の感覚です。
友人からは時々ダウンウェアをいただくことも多く、私のブランケットにしたり、猫の寝袋になったりしています。
- 過去記事:ダウンは今年も、自宅で洗濯。
そんな私が愛用している、ウールのブランケット。
じつはこの毛糸、もしかすると私が生まれた頃か、幼少期くらいのものでは? というほどの年代物。もともとブランケットだったわけではなく、親戚が手編みでつくりあげたセーターでした。
そのセーターはあまり着られることがなく、十年以上も箪笥の肥やしになっていたそう。着用機会が少ない一方でそのお宅では管理をされていた方の丁寧さのおかげもあって状態はとても良かったのだとか。
それを更に十数年前、母がほどき、毛糸玉に戻し、ブランケットに編み直してくれました。とはいえ当初は私のものではなく、母が大事に使っていたのではないかなと。
それが今は私の手元にめぐってきて、この冬も家族と愛用しています。
編み物が苦手な私にはこういう発想があまりなかったのですが、機械編みのものと比べて、手編みのセーターなどはほどいて再利用するハードルがやや低いと聞きます。それでも今の私にはとてもまねできそうになく、本当にすばらしい技術。
- セーターという形のままでは活用されにくかった。
- お手入れがしっかり行き届き、セーターとしても素材としても状態がよかった。
- 手づくり品ゆえ、最寄りのリサイクルショップなどでは買い取ってもらえなかった。
- 形状や縫い目はほどきやすい条件にあたり、母の技術で可能だった。
私にとっては幸運が重なった結果の、お気に入り加入。
糸の状態を見る限りセーターとしてはほとんど着られていなかっただろうとも聞いた記憶があるのだけれど、そのおかげで二十年か、三十年か、それ以上かぶりに、わが家で大活躍。
今は私のお手入れ次第で今後の寿命が決まりそうなので、大切に扱いながら、まずは半世紀(正確にはわからないので大体です)を目指していきたい気持ちです。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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