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ネコと共用する、磁器れんげ。

こんばんは、ヤマネコです。

ブログには時々登場しているのですが、磁器のカトラリーを愛用しています。

 

たびたび陶器と磁器を混同してしまうことがあるのですが、大雑把に「つるっとしているのが磁器」、粉引きのような「ざらっとしているのが陶器」と判断しています。

愛用しているティーマの食器は、磁器らしい磁器といえそう。
家族や友人が陶芸でこしらえてくれた食器は、見た目も感触もこれぞ陶器。

ざらっとしている陶器に釉薬などが使われてつややかな仕上げとなっている場合もあるので一概にはいえないけれど、目利きをするわけではないので手持ちのものさえざっくり判別できればいいかなという感覚です。

 

磁器の食器は扱いやすくてとても好きなのですが、うつわだけでなく、カトラリーもお気に入り。

これらは(私の判断では)すべて磁器。

白い食器には派手はないし、やや冷たく感じることもあるけれど、あくまでも主役は料理だと思えばとてもいいキャンバスになってくれます。と大見えを切れるほど料理スキルが高いわけではないものの、個人的には白い食器に年々愛着が強まるようになりました。

 

白い磁器カトラリーの中で、とくに気に入っているのがこちらのれんげ。

なんの変哲もないれんげだけれど、こんなふうに置いたときに柄の部分が持ち上がった状態を保ってくれます。

形状的に当たり前だと思っていたのですが、重さのバランスが悪いものは空のまま置くとひっくり返ってしまうことがありました。このれんげは文句なしの安定感。

裏側までつやつやの仕上がりでお手入れも楽。先端をスープの中に沈めておいても吸水せず、食材の色移りなども一切気にせず使えています。

また柄のほうの先端には突起があって、どんぶりのふちにも引っかかってくれる仕様。しっかりとしたかぎ型(洗いにくい形)というわけではないので手洗いの際にも不便はないし、使用時もお手入れ時も満足のいく形でした。

 

もう一つ気に入っているのが、磁器のスプーンは電子レンジにも入れられること。

温め直したい飲み物や少量のドレッシングづくりなどに電子レンジを使う際、しかも攪拌用のスプーンなどがもう挿してあるとき、金属製や木製のカトラリーなら取り出しておかなければいけませんが、磁器スプーンなら基本的にはそのままOK。

スプーンも熱を持つので扱いには注意が必要ですが、長年この楽さに助けられています。

 

こんなことを突然思い出したのは、先日のブログの(恥ずかしながら色々勘違いの上に書いてしまった)猫用食器がきっかけでした。闘病中に使いたかった食器としてブログに書いたのですが、実際に、愛猫の食事に使っていたのがこのれんげなんです。

なお、わが家ではこのれんげを猫と人とで共用しています。お客さまにれんげ(が必要となる料理)をお出しした経験がなく、一部の家族専用の食器は今後も共用を続けるつもりです。

 

闘病中の猫にこのれんげを使ったのは、やはり食事の介助をしていたとき。

これはすりおろしたりんご。

果物が好きな子でした。ほとんど食事をしてくれなくなった時期にもこういったものは食べてくれた。これだけで栄養が十分なわけがないし糖分やカリウムなどの不安がゼロではなかったけれど、積極的に食べてくれるものならなんでもいいいのだという気持ちで多くの選択肢を試していたときのもの。

果物は好む子とそうでない子の差が激しいけれど、口にしてくれるなら無理のない水分補給にも役立ちます。

こういったものを一度に食べきれず、ラップを使う場合は10cm弱を引き出してれんげを丸ごと包んでいました。

(写真は猫用のウェットフード)

先端だけ包む場合も引き出す長さはあまり変わらず、同じラップで再び包み直すときもこのほうが扱いやすかったから。

このれんげ、本当に便利だったんです。

  • うつむいたり、横になったりしている猫の口元へも運びやすい。
  • 小皿とスプーンを兼ねる感覚で、食材をのせたまま一時置きができる。
  • 水分の多いものもすくえて、こぼしにくい。
  • 磁器のおかげで吸水もなく、しっかり洗える。
  • 厚みがあるおかげで猫が噛まない(薄い金属製スプーンは誤って噛んでしまうことがあった)。
  • ラップが必要な場合、大きな食器よりも節約になる。

様々な理由で。

 

ただ口元へ運べば必ず完食してくれるわけではなかったため、床置きの食器と、このれんげとを使い分ける必要がありました。また先日のブログでも書いたのですが、他の猫たちがいない部屋でも高い場所で寝たがることが多かったため、バランスを崩して落とす心配もしながら食器を選んでいました。

磁器のれんげも衝撃で割れる可能性があるので、その点には不安があります。結果的に併用するにしても、件の食器(チビプレ)があればよかった、と思うのはそれゆえでした。

 

こういった方法でれんげを猫に使うのは、闘病中の子や保護直後の子猫がいるときくらい。ふだんは人間(家族)専用です。

人・猫間でのシェアへは抵抗がある方のほうが多数派だと心得ているので、どんなにきれいに洗ったとしてもゲスト用にはしませんが、愛用の磁器カトラリーの中でもこのれんげはわが家にとって買って良かったものの一つ。改めて大事に使っていこうと思いました。

 

 

本日の猫。

湿度は高くても、気温的にとてもすごしやすい数日間をすごしています。

でも今日は少し蒸しました。

こういう日に必ず見られるのが、猫がおへそを空へと向ける、へそ天と呼ばれるポーズ。

この寝姿も大好きなのですが、気温と湿度がもう少し落ち着いてくれたらいいなと願います。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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