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2023年の送り火と、精霊牛。

こんばんは、ヤマネコです。

今日はお盆の最後の日、夕暮れ時に送り火を焚きました。

 

わが家のお盆は本格的なものではありません。

  • 歴代猫たちのためのお盆。
  • 麻がらをまたたびにするなど、簡易化や代用品色々。

旅立ちを見送った猫(一部別種の動物)たちの供養はお寺でしていただいたため、私は気持ちの問題だと思いながらできる範囲のお盆を暮らしに取り入れ、続けています。

また自分としては理に適った方法として、迎えるときだけ精霊馬(きゅうり)、送るときにあわせて精霊牛(なす)を用意するようになりました。この猛暑の夏、たとえクーラーを利用していても出しっぱなしだと傷んでしまうからです。

実際に傷み始めるのは箸などを刺した部分からでした。かびたり、腐ったり、見栄えだけでなく衛生面でもよろしくないため、飾るのは短期間だけにしています。

とはいえそうして配慮したつもりの精霊馬も、今年はかざって数時間で真っ二つになってしまい……それはずっと反省しきりのお盆期間となりました。

 

迎えたお盆の最終日、今日は昼頃に精霊牛をつくりました。

といっても昨日調達したなすに、脚を刺すだけの作業です。

この脚は、精霊馬のきゅうりに刺した箸の先端部分(きゅうりの写真は数日前のもの)。

二膳、計四本の箸を分断したので計八本に。

そのうちの四本(持ち手の側)をきゅうりに。
残った四本(先端の側)をなすに。

そうして使い切りました。

先日も書いたけれど(ほぼ毎年書いているような気もするけれど)脚のバランスがすごく難しいと思います。個人的には、脚の左右をつくるときに八の字を意識するよりも、やや平行気味に刺すほうが安定する感覚でした。

牛なのでもう少し脚は短くていいかなと思いつつ、あまりいじらずにこのままかざることにしました。もちろん、今度こそ猫たちの手の届かない場所で。

 

あとはやはり麻がらの代わりに茶香炉を焚き、そこにまたたびをプラス。当然ながら煙は立たないけれど、香りが天高く届き、里帰りしていたであろう猫たちが無事帰れる道筋になるように祈りながら。

来年もまた帰ってきてくれるといいなと……その前にお彼岸のお供えものを考えようと思います。

 

本日の猫写真はおやすみさせてください。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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