こんばんは、ヤマネコです。
昨年の暮れ、わが家にご近所さんをお迎えする機会がありました。
ご近所さんとは昔から仲良くさせていただいているのですが、その割に「お互いの家を行き来する」という機会がほとんどありません。あっても玄関先(大抵ドアの外)でお話するくらいで、この一年は三密を避ける意識もあり、そのちょっとした機会すら減っていました。
そんな中、暮れに来ていただいたのは町内会(?)のちょっとした事務的なやりとりのためで、時間としては小一時間ほど。玄関先でもいいと言われたけれど、それも申し訳ないからと室内へとお招きしました。
十年以上のご近所づきあいがある方だったのに、初めてのことです。
とはいえご近所さんだからこそ、予定外のご招待でした。とくに事前の連絡や打ち合わせがあったわけではなく、先方も言葉にされたように「玄関先で」というおつもりだったのだと思います。当然、来客があるときは多少なりとも片づけておく室内を、いつのもの状態で、そのままお見せすることになりました。
自分からお招きしつつも落ち着かない気持ちのまま、その時間はすぎていき、目的のやりとりは無事終了。いざお帰りになる段階で「いつもこうなの?」と訊かれたんです。
お通しした部屋のこと。
お出ししたお茶やお菓子のこと。
ものすごい勢いで隠れてしまった猫のこと。
そのときの会話の流れや言葉の調子から、たぶんお褒めの言葉だろうことは想像できました。ただ具体的に何のことを指しているのかはわからない、という顔をしてしまったのかもしれません。次いで「ずっと音楽をかけてるの?」と。
聞けば、その方のお宅で「鳴っている音」といえばテレビからの音声がほとんどで、音楽をかけることはもう何年もしていないそう。CDもあるし、オーディオもあるけれど、全然聴いてないなあと。もっといえば、音楽をかけるときは音楽鑑賞や読書をするときであり、とくに理由なくBGMのようにかけたことはないのだとか。
言われて初めて、なるほどと思いました。わが家も昔はそうだったなと。
何年も前からテレビをほとんど観なくなり、観るとしても予定を決めて特定の番組だけ。でも私は音がないのをさみしいと感じるときも多いから、代わりに音楽をかける習慣がつきました。音楽を聴くというよりは、他の生活や思考を邪魔しない程度のBGMとして流す。今ではそれが当たり前のようになっていて忘れていたけれど、そうではなかったときもあったのでした。
そのご近所さんはこのスタイルをすてきだと誉めてくださり、こそばゆくも感じたけれど、自分でも気に入っている暮らしだったのでやはり嬉しいのも本音。日常の中のちょっとしたことだけれど、これも昔思い描いていた暮らしの理想の一つ。改めて、これからも続けていきたいと思いました。
本日の猫。
今日の猫じゃらしタイムは、カシャカシャぶんぶん。これもわが家の定番じゃらしです。
お相手は兄猫。
昔はおもちゃと見れば勢いよく、見境なく飛びついていた彼ですが……
年齢を重ねるとともに慎重さが増しているように思います。
そして、つかまえた後もなぜか冷静。これが猫が大人になるということかもしれません。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
こちらからお帰りいただけると、心の支えになります。
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