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猫にも、つげ櫛。

こんばんは、ヤマネコです。

つげと、いすの櫛を愛用しています。

意図せず複数本の櫛が手元にあるのですが、いずれも買ったものではありません。何年も前から興味はあって、いつか手に入れる日を夢見ていたところ、思いがけず祖母の遺品から受け継がせてもらえたものでした。

ただ、その思いがけない出来事が想像以上に続き、増えていった手元の櫛の数本は出番のないまま保管し続けている状態です。

そこで思い切って、手元の櫛の一本を猫たちに使うことにしました。

 

自分自身がつげ櫛を使うようになってから、「静電気の起こりにくさ」や「肌へのあたりのよさ」など、たくさんの心地よさを感じられるようになりました。これを猫たちとも共有出来たらいいなと。

そうはいっても高級品にはためらいがあったので、まずは100円ショップで見かけたつげ櫛で試してみよう。と思い始めた矢先、「手元のつげ櫛が余る」というまさかの状況に。

とても贅沢なことだとは思うのですが、行き場のない櫛を死蔵させておくよりはと、これを活用することにしました。

まずは眠っている猫の背中に櫛をあてて、ゆるく動かすところからスタート。

 

……が、とくに嫌がる様子もなく、かといって喜ぶこともなく。

もっと何かしら反応があると期待していたので、拍子抜け。と思ったとたんに、まったく微動だにしない姿勢のまま、この背中の主はゴロゴロとのどを鳴らし始めました。

どうやらとても気持ちがよかったみたいです。歯ブラシに続き、これもよかった。

 

ところで、実際につげ櫛の購入を検討し始めたころまで知らなかったのですが、本来「本つげ」と名のつく櫛の材料は国産品でない場合が多いのだそう。

  • 「本つげ」の場合は外国産。
  • 「さつまつげ」の場合が鹿児島(薩摩)産。

製造元によって表記が違う場合もあるようですが、有名どころの高級櫛屋さんは「本つげ」をあまり扱わないようなので、見分け方の目安にはなりそうです。ただし本つげが必ずしも悪いものというわけではなく、輸入材を使うことで原価を下げつつ、日本の職人さんが丁寧につくられているものも多いとのこと。

個人的には本つげ櫛の使い心地も悪くないと思いました。

というのも、この櫛(だけ)にも、写真のとおり「本つげ」のしるしが入っておりまして。

祖母の遺品から出てきたことから古いもの(どんなに新しくても二十年は前のもの)であることは間違いないのですが、この一本については私が思っていたほどの骨とう品ではなかったのかもしれません。

これもこの櫛を猫たちに使わせてもらおうと踏ん切りがついた理由の一つでした。

 

櫛を使うこの気持ちよさを、少しは共有できるようになったのではないかと思います。

ちなみに子猫はちびっこの頃から、この櫛を堪能し続けているぜいたく者。

櫛の価値なんて知ったこっちゃないだろう猫たちですが、ブラシと違って細かい部分(あごの下・わきなど)にも使えるのは、気に入ってもらえているかな? と思います。

 

とはいえ手元に櫛が余っていたことなんて本当にたまたまの幸運なので、100円ショップのつげ櫛で我慢してもらおうという形であっても、猫たちはのどを鳴らしてくれたのではないかなあと。

今回は祖母が大切にしていたものを「捨てる」のではなく、どんな形であっても「活用」できたことが一番うれしかったです。

 

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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