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猫との暮らしが変わる遊びのレシピ

こんばんは、ヤマネコです。

昨年の秋、「猫との暮らしが変わる遊びのレシピ」という本を買いました。

 

猫と暮らして二十年以上。今となっては「趣味が猫」とも「生活が猫」とも「人生が猫」とも言えるし、「猫に対しては変態」を自負(?)できそうなくらい、彼らのことが好きなのです。

No cat, No life.

本当にそう思う。

だから今更どんなにたくさん猫の本を読んだところで大きな発見ができることはめったになく、こういう発行物を手に取るときは「かわいい写真を見て癒される」という写真集感覚であることがほとんど。求めているのは、驚きよりも快楽でした。

ところがこの本は、そんな思い上がりを恥じ入るほど、目からうろこがポロポロ落ちる一冊だったんです。

 

驚嘆することはたくさんあったのだけれど、たとえば猫に「芸を学んで」もらったり、これまで個性だと思っていた「鳴き方を変えて」もらったり。その具体的な方法が書かれていました。

一芸を持つ猫、というのはわが家にもちょこちょこいるけれど、それは偶然の産物だったり、たまたまその子の癖(?)のようなものだったりで、何の兆しもない行動を一から私の発案で仕込もうと思った(それが成功した)ことはほとんどありません。

そもそも猫はそういう自由気ままな生き物だと思っていたし、そこが魅力でもあります。わざわざ芸なんて仕込まなくてもかわいくてかわいくて、目の中に入れても痛くない…と思わせるほどの存在。

本能で猫じゃらしをロックオンするし、トイレトレーニングなんてしなくてもほとんどの子が「砂の場所でトイレ」をあっという間に覚えた。こんなに頭のいい生命体に芸なんてさせる必要ないですし、なんならこちらが猫さまの言うとおりに動きますけど、という心意気だった。

 

でもこの本を読んでしまったら、猫と「ハイタッチ」がしたくなってしまった。

そして、あっという間にできてしまった!

 

といってもすべての子で成功したわけではなく、今のところハイタッチに応じてくれるのは全体(猫数)の二割くらい。

私は「ヘイ!」という掛け声とともに猫の前に手を出してハイタッチをお願いしているのだけれど、その「ヘイ!」に応じてくれる頻度も、今は三回に一回くらい。

それでも、以前以上に意思疎通が叶った気がして、感動してしまうのです。

 

具体的な方法は「成功したらご褒美をあげる」というシンプルなものなのですが、そこに向かう手順などの知識や、やってみようと思う意欲は、この本からたくさんいただきました。

 

というわけで、この本を世界の猫好きさんに推します。

実は読んですぐブログに書くつもりだったのですが、ちょうど闘病生活が始まる少し前のことで機を逸してしまいました。

そして、初めてハイタッチを成功させてくれた子は、もういません。

それが悲しくてなかなか再読することができなかったのだけれど、久しぶりに読もうと思ったのはこの本の電子書籍版を見かけたから。一度は紙書籍で買った本も、手元に残しておきたいと思った時点でデジタル版を買いなおしています。


猫との暮らしが変わる遊びのレシピ楽しく仲良く役に立つ!科学的トレーニング【電子書籍】[ 坂崎清歌 ]

しかも今、楽天koboでこの本がセール中、期間限定「税込み100円」なんです。

kobo版kindle版は同時セールになることも多いのですが、この本がセールになっているのは現時点で楽天のみのようです。

 

内容としては…

コミュニケーション(ハイタッチや鼻キスなど)
エクササイズ(自発的に立ってもらうなど)
健康管理(歯ブラシや外出に慣らすなど)

などなど、盛りだくさん。私は定価でも納得のいくお値段でしたが、今回は買いなおしだったこともありセールには感謝です。

電子書籍は「人への貸し借りがしにくい」というデメリットがありますが、ずっと手元に置きたい本なら、管理しやすくてとても便利。今回の一冊に関して、既に手元にある紙書籍版のほうは「布教用」として使う予定です。

 

そんなわけで、こんな体勢ではありますが…

「ヘイ!」

「イエーイ!」

…ああ、そのタイミングで通り過ぎますか……。

という、本日8月8日、世界猫の日の一幕でした。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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