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手づくり紙垂と、御幣の誤用?

こんばんは、ヤマネコです。

まだ不思議と実感がないのですが本日は晦日、明日で2023年の幕が引かれます。

 

ぎりぎりになってしまったのですが、ようやくお正月飾りをすべて終えることができました。

玄関にかけるしめ縄飾りは、百円ショップで購入した土台をベースにアレンジ。鏡餅は長く愛用している陶器製のものにお餅を詰めました。

ものづくりを趣味の一つにしているとちょっとした材料は自宅に揃っているため、おりがみや水引きなどを組み合わせながら新たな費用はあまりかけずにすませています。

鏡餅の下には本来なら奉書紙(格式高い和紙)か、四方紅(赤くふちどった和紙)を用いるべきところですが、わが家ではここもコピー用紙。更にはふちどりに赤いマスキングテープを使い、ペンで塗るより簡単に仕上げました。

 

そんな中で、久しぶりに紙垂(しで)を手づくりしました。

紙垂というのは、神社や祭壇などで見かける階段のようにしつらえられた白い紙。

これも本来なら和紙でつくるものだと思いますが、サイズや厚みのちょうどよいものが手元になかったので、やはり代用はコピー用紙で。

百円ショップで手に入る小さめのしめ縄飾りにはB5用紙でちょうどよく、高さ10cmほどの鏡餅にはA4用紙でしっくりくるものがつくれました。

 

こういった行事物の飾り方などはしっかり把握できておらず、毎年教えていただいたり調べたりしながら進めています。以前から違いがわからずにいたのが、御幣(ごへい)と紙垂(しで)。

鏡餅の飾り方をネット検索すると、使われている紙について御幣と説明されていることが多いのですが、どうやら誤用のようです。私も間違って使うことがたびたびありました。

御幣は幣串(へいぐし・竹や木の棒)に紙垂を取りつけたものだそう。神職の方がお祓いなどをする際に手にされているものが御幣。

紙だけの状態は紙垂、その紙垂に串がついているものは御幣という認識となるようでした。

 

そして鏡餅を飾る際の紙垂は、餅の上か? 下か? でも迷いました。これもネット上では鏡餅の上(だいだいの下)という印象が強かったのですが、どうやらお餅の下が正しいのかなと。

更には、鏡餅の下に敷く紙(四方紅)と紙垂はどちらが上か? でも迷い……延々と困惑しながら、その都度調べ、なんとかお正月飾りを終えました。

 

ブログにのせなければ家族しか見ないのだからちょっとした飾りの上下など適当でいいかな……という気持ちにもなるのですが、何かの機会に確認しておかないと知らぬまま一生を終えることになりそうなので、できる範囲で調べるようにしています。

(写真の四方紅と紙垂の上下は逆かもしれません)

尚、だいだいの代替品は頼りになるみかんです。

 

年の瀬になると、なんとなくやり残したことがありそうで(実際にあって)気忙しくもなるけれど、それでも年越しの瞬間はやってくるのだという経験と記憶から、どこかあきらめのような気持ちも持つようになりました。

あきらめといってもさほどネガティブなものではなく、年明けになんとかすればいいじゃない、という前向きな感覚。

今年はまだあと一日ありますが、その日その日にできることを無理せず重ねていこうと思います。

 

本日の猫。

年末でも年始でも、猫はいつでも通常運転。

人生(にゃんせい)とはそういうものである、とくり返し教えていただいています。

本日もおつきあい、ありがとうございました。



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