こんばんは、ヤマネコです。
そろそろみかんが出回り始める季節です。
スーパーではもっと早くから見かけるようになっていたけれど、わが家の地域の地場産品が並び始めたのがつい最近。
- 極早生(ごくわせ)…緑がかっていて、9月頃から。酸味が強め。
- 早生(わせ)…黄みがかっていて、10月下旬頃から。酸味と甘みのバランスがよい。
- 中生(なかて)…オレンジ色で、11月下旬頃から。甘みが強い。
- 晩生(おくて)…オレンジ色で、12月下旬頃から。やや酸味が強まる。
これらは品種ではなく、収穫・出荷時期によって変わる呼び方。
私が今回手に入れたものは見た目も時期も早生みかん、あるいはちょっと早めの中生みかんに当てはまるのかなと思います。
それとは別に、オフシーズンに出荷されるのがハウスみかん。旬ものの変化とは異なり、おいしく仕上げられている……と聞きますが、私は(認識したうえでは)食べたことがありません。ちょっと高級みかんだからです。
というわけで質も量もお値段もお手頃になった地場産早生(推定)みかんを買いました。
みかんは手でむけるのも嬉しい特徴ではあるけれど、その都度思い出すのが、そのむき方です。
私は子どもの頃におしり(へたのないほう、上の写真だと右)からむくと教わったのですが、実は頭(へたのあるほう、上の写真だと左)からむくほうが筋がとりやすいのだと聞きました。
とはいえ、個体差や品種による違いもあるので比べるのは難しいなと。
ただじっくり見比べると細かい筋の毛羽立ちのようなものが減っています。このまま口に入れると舌ざわりでも筋の存在感の違いがわかりました。
どうむいてもすべての筋がきれいに取り除けるわけではありません。とくに薄皮の小袋と小袋のすきまに入りこんでいる太い筋に関しては(数百個比べてきたと思うけれど)むき方での差はほとんど感じません。そこまでは取り除けないのです。
でも表面的な細かい筋の残り具合に違いが出るため、少しでも簡単に舌ざわりをよくしたい場合は、へたのあるほうからむくのがおおむね正解のようでした。
尚、失敗してしまったので写真はありませんが、皮のままみかんを割る「有田むき(和歌山むき)」という方法もあるそう。あまり失敗している方をお見かけしないのですが、皮が薄くて柔らかいみかんでは難しいのでしょうか? これはまた挑戦してみようと思います。
昔の私はこの白い筋をほぼ完全に取り除いてから食べていました。子どもの頃の思考だと、筋は皮の延長(?)だから取り除くのが当たり前だと思っていたのですが、思いこみがなくなれば抵抗も消え去ってしまいました。
多少残っていても気にせず、おいしくいただけてしまう。そもそも筋の栄養価も高いのだと聞いてからは、太め硬めの気になる部分以外は丸ごといただくのが私にとっての正解かなと思っています。
ところで私は「頭」「おしり」と呼んでいたけれど、正式名称では少し混乱します。
- 果梗部(かこうぶ):枝についている側・へた側
- 果頂部(かちょうぶ):なっている実の先端・へたのない側
左が、かこうぶ。
右が、かちょうぶ。
みかんに限らず、トマトでもりんごでも柿でも、私が勝手に「おしり」と呼んでいるほうが「頂」。
りんごの場合は頭からにょきっと生えている部分が、果梗。
さくらんぼの茎と呼んでいる部分も、果梗。
普段使わない言葉は時々わからなくなってしまうので、今回も改めて確認しました。
本日の猫。
「みかんをくれ!」の弟猫。
果物や野菜、なんでも食べたがるのですが、柑橘類はあげられません。
猫って柑橘の香りを嫌がる子も多いはずなのに、彼はうっかりすると食べてしまいそうなほど興味を持ちます。
みかんは私のおやつだったので、この後、彼にはりんごを贈呈しました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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