こんばんは、ヤマネコです。
今日は朝から猫に見守り見守られ、金柑の甘露煮をつくりました。
昨年と同様に、煮るときには水ではなくお酢を使って。それだけで日持ちが大きく変わるため、長く楽しめるのを期待してのレシピです。
これも縁起物(金運)で、御節にも入れるつもりです。
この金柑しごと、昨年から圧力鍋を使うようになりました。
素材をやわらかく、おいしく、時間をかけずに仕上げるために、今や圧力鍋はなくてはならない存在です。
そしてますます、「電子レンジは必須ではない」と思うようになっていました。
昔は野菜の下処理などに電子レンジを使っていたこともあるけれど、この家で暮らし始めてからはめったにしていません。電子レンジ専用の調理グッズもたくさん持っていたものを、今はほとんど手放しました。
最近は冷ごはんをあっためるのも一人分なら鍋で蒸してしまうので、「電子レンジ」の機能は本当に出番が少なめ。
でもパンやケーキを焼くのにオーブンはほしいので、次に買い替えるときはレンジ機能のないものにしようとぼんやり考えていました。
ところがここ二週間ほど、毎日何度も電子レンジのお世話になっています。
理由は、またまた猫なのです。
冬にキャットフードをあげるとき、それもウェットフードを出すときには、軽くあっためるようにしています。
缶詰やパウチを未開封のまま、熱湯に浸してみたり。
開封してから少しお湯を足し、かたまり状態のお肉をほぐしてみたり。ゼラチンで固めてあるタイプのフードは、とくに。
そのほうが香りが立って猫たちの食欲を刺激してくれるし、食べやすくもなるかなと。一缶を一猫分ではなく、みんなで分けるので、「小分けしやすく」という理由もありました。
もともとそんな方法でのんびり続けていたのですが、食欲がガクンと落ちてしまった子が現れてから事情が変わったんです。
みんなと同じ食事タイムに、その子の食欲があるとは限らなかったから。
無理やり食べさせる方法もあるけれど、今はタイミングが難しいだけで自発的に食事をしてくれるし、「ごはんは嫌なもの」と認識してほしくないので、できるだけその子のペースにあわせるようにしています。
ただその子が「食べたい」という反応を示したときは、すぐに出してあげたい。
ゆっくり準備をしている間に「やっぱりいらない」と心変わりしてしまうことが続いたためでした。待っている間に、食べる気分がそがれてしまうようです。
ならばとあっためる手間を省いて出すと、食べたり、食べなかったり。
それに加えて、わが家の現状ではウェットフードの「スープ」が重要なんです。ごはんとともに水分がとれるし、噛む力が落ちてしまった子にも食べやすくなる。でもフードによっては、温めないとスープがない(少ない)ものも。
件の子は食が細くなるばかりで毎日同じものを食べてくれず、ひたすら色々な缶詰やパウチを開けています。そのため「スープ多めのフード」ばかりを選べないことも悩みです。
そんなときこそ、電子レンジの出番でした。
- ごはんのうつわにフードを移し、ラップをして加熱(量にもよりますが10秒くらい)。
- ごはんのうつわに少量の水だけを注ぎレンチン。できたお湯にフードを混ぜる。
私が行っているのは、このどちらか。鍋を使うよりもアクション数が減らせ、猫を待たせる時間も少なくなります。
いずれの方法でも(とくにフード自体を加熱する場合)多少素材に火が通ってしまうことは気がかりですが、それでも「食べてくれる」というのが、何よりも大切なこと。
香りと水分を増やすこと。
温かい素材で飲みこみやすくさせること。
そして何より、一分一秒を惜しんで、できるだけ待たせないこと。
そのために電子レンジを使うようになりました。
私が電子レンジを「必須ではない」と思っていたのは、みんなが健康だったからです。調理をする私が、それを待つ家族が、健康だったから。
人や環境が変われば、必要なものも変わってくる。
わかっていたつもりでしたが、今回は電子レンジでそれをひしひしと感じています。
最近、私の暮らしの中心にあるテーマ。
本日の猫。
あとでベランダに干そう、と思って階段の途中に仮置きしたベッドにまさかの…。
落ちそうで不安だったのですが(はみ出しているし)、意外とバランスよく座っていました。
ベッドを見かけると、どんな状況でもとりあえず入ってみたいようです。
(私から見るとちょっと怖くて…このあと回収させていただきました)
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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