こんばんは、ヤマネコです。
今年の夏から、洗顔のメインに固形石けんを使い始めました。
手を洗ったり、洗濯物の予洗いをするのに、これまでも使っていた固形石けん。それとは別に用意したものを、洗顔にも使うようになったんです。
- 過去記事:洗顔に、アレッポからの贈り物。
過去数年の洗顔はびわこふきんなどを活用したシンプルケアが中心でした。それに加えて愛用していたのが、液体石けんのマジックソープ。ただそれも不定期使用だったので、ほとんど毎日、固形石けんで洗顔、というスタイルは本当に久しぶりのこと。
今回の場合はウォータープルーフのファンデーションを使い始めたのが一番の理由(オイルで乳化させてから石けん洗顔をするため)でした。
実をいえば食生活で一時期荒れてしまったんですが、おそらく使用アイテムによる肌荒れは出ることもほとんどなく、スキンケアとしてはとても快適な夏をすごせたと思います。ただそれとは別に、悩ましいトラブルを実感するようになっていました。
それは、排水口の詰まりです。
正確には、私が活用している使い捨てフィルターの目詰まりです。
洗面台に付属しているポップアップ水栓にも簡易的なフィルター(上の画像の白いもの)がついているのですが、すきまがだいぶ大きめ。長い髪の毛などはキャッチしてくれても、小さなごみは完全にすり抜けてしまいます。
私が一番気になっていたのは猫の毛で、100円ショップで手に入れた使い捨てフィルターを活用し始めたのが2019年の夏。
使い捨てアイテムを増やすことには悩ましい部分もありましたが、設置を始めた直後から排水口で回収できる猫の毛がぐっと増えたんです。排水パイプを汚さないという意味で、フィルターを使うことに躊躇はなくなりました。
通常の排水については支障がなかったし、キャッチしたごみだけを取り除けば数日間使いまわすこともできました。本当は使い捨てたほうが衛生的だと思いつつ、そこは貧乏性ゆえの対応で。とはいえ問題なく、それでいて期待どおりに使えていたと思います。
それが一変したのがこの夏、固形石けんの使用頻度が高まってから。
これまで余裕で一週間以上使えていた(詰まりを感じることのなかった)使い捨てフィルターが、こまめにごみを取り除いても三日もたたないうちから詰まるようになってしまったんです。
タイミング的に、固形石けんによる石けんカス、おそらくは金属石けんと呼ばれる汚れが原因なのではないかなと。日本の水道水は大抵の場合、ミネラル分を含む軟水。端的にいえば、このミネラル分と、石けんの成分が結合して生まれるものが金属石けんです。
これまでの石けんの使用頻度ではこういうトラブルが起こらなかったし、あっても気づかないレベルだったのだろうと思います。
改めて調べてみると、市販の石けんの多くにはこうした金属石けんが発生しないように助剤(キレート剤など)が添加されているそう。ところが今回はシンプルな原材料の石けんを選んだばかりに、こうしたトラブルが起こってしまったのかなと。
よかれと思って始めたことにも、見えないデメリットはあるもの。それを今回も実感しました。
金属石けんは排水されても微生物によって分解され、自然に還すことが可能なようで、それだけは一安心。ただ量が多いほどに下水処理施設の負担も大きくなるとのことで、流さずに回収して、ごみとして処理したほうがいいのかなとも思いました。結果的に使い捨てフィルターでキャッチできているのはいいことなのかなと。
ただ日々使い捨てフィルターが目詰まりし、交換頻度が高まればごみも増えてしまうのが悩ましいところ。微々たるものですがフィルター費用としての出費も上がる。それを防ぐための対処法も考えていきたいと思い始めました。
金属石けんによる家の設備(浴槽やシンクなど)の汚れが気になる場合は、熱めのお湯で洗い流すことが一番の対策。定期的にクエン酸などの弱酸性洗剤で掃除するのも効果的。
わが家の場合もフィルターを長持ちさせる意図であれば右に倣えの方法なのですが、排水させず、回収して処分しようと考えると難しさを感じています。
少し前に100円ショップで買い足したフィルター(12個入りを自分でカットして48個にしています)が、週三回のペースで交換しても今年いっぱいはもつ計算なので、年末の大掃除を進めつつ、この問題に向き合っていきます。
本日の猫。
例の長いけりぐるみ、気づくと誰かしらが遊んでくれているのを見守る日々です。
時々ちょっと邪魔してみることも。
何度でも……
同じことをくり返してしまう常習犯です。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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