こんばんは、ヤマネコです。
友人宅で採れた渋柿を、家族が大量にもらってきてくれました。予定外ながら嬉しいプレゼントです。
渋柿の木は、子どもの頃しょっちゅう遊びに行っていた親戚宅にありました。そのままでは食べられないと教えられて「観賞用」だと思い込んでいたのですが、それを干すことで甘い甘い東洋のドライフルーツ「干し柿」ができると知ったのは大人になってからのことです。
今年は、その干し柿をつくることに。
昨年も挑戦したいと思いながらうまく行動を起こせなかったのですが、今年はチャンスが巡ってきました。
前述どおり家族が持ち帰ってくれたのですが、先に「たくさんもらってきた」と話だけ聞いていたものの、ざっと数えて200個はありそうで慄然としました。
さすがに使い切れないと思い更におすそ分けしようと選り分けてから、初めての干し柿づくりへ。
いざ、むくところから。
干し柿づくりで大切なのは、「枝」を残すこと。紐で結んで吊るすのに好都合なのです。
太った実はりんごの皮と同じく周囲をくるくると、細長い実は縦にむくのがよいそうで、表皮はだいぶ傷みや汚れがあったものの一皮剥がせばきれいな色艶がお目見え。
全部むき終わったら(写真がないのですが)鍋でぐつぐつ煮立てた「熱湯」を用意して、5~10秒くぐらせます。この工程は省くこともできますが、こうすることでカビ防止になるのだそう。
ネット情報では、紐に括りつけてから熱湯に浸すという順番が主流でした。そのほうがレードルなど不要になるのでよいのかもしれません。私は習った順番で。
あとは紐にくくりつけ、半月~一ヶ月ほど外に干しておくだけです。
ネットでも調べてみたところ、最近は(?)「一本の紐に一つの実」というパターンが多いようだったのですが、私が親戚の家で見ていたのは一本の紐にたくさんの実が連なっている光景だったので、今回はそれを目指してみることに。
1mちょっとの紐を半分に折り、残した枝に巻き付けるように結んだらしっかり留まりました。皮をむいている最中にうっかり枝を落としてしまった実に関しては、へたの部分で固定して。
今後は、一週間ほど干しておくと柔らかくなってくるので、数日おきに揉むという作業が残っています。およそ二週間後には試食できるとのこと。
ちなみに「へた」の部分も残す必要はないのですが、初体験では枝が取れてしまうのが心配で、その周囲にはあまり触らないようにむきました。
いざ枝が取れてしまったとき、へたがないと吊るしにくくなるだろうなと心配したのも理由です。ネットでは「クリップ」で固定する方法も見かけたので、対策は色々見つかりそうでした。
そして「柿を干す」のに向く環境は…
- 晴天(できるだけ連日)
- 低気温・低湿度(カビ防止)
- 雨があたらない(カビ防止)
- 風があたる(乾燥を促すため・扇風機を利用しても可)
- 鳥に狙われにくい
天気予報を確認したら、しばらく大雨の心配はなさそうなのでタイミングもいいかなと。
ちょうど11月も折り返し。来月の頭には食べられそうです。
と、本当にワクワクしているのですが、実は悩みごとが一つだけ。
今年は干し柿をつくろう!と前々から決めていたので、既に渋柿(箱買い)の予約を済ませてしまったんです。キャンセルもできそうですが、今回の干し柿の完成度を見ながら第二弾に挑戦しようと覚悟を決めて、そのままお願いすることに。
ちょうど第一弾が完成した頃、10kgの渋柿が届く予定です。
本日の猫。
実は色々調べたり記録をしながら、こんな場所(リビングのラグの上)で紐で結わく作業をしていました。
うちの、シブがき見守り隊です。
(本当に見守っているのは、私が動かす「紐」のほう)
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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