こんばんは、ヤマネコです。
二年ほど前、法事などで使えるようにと略式数珠を手づくりしました。
- 過去記事:手づくりの略式数珠は、キジトラ風。
愛猫のイメージで石を選び、ビーズ手芸の要領で糸を通してつくったもの。
初めてにしてはうまくいったのでは? と自己満足していたのですが、それがとうとう破損してしまったんです。
奇しくも、昨年の大晦日のこと。その少し前から糸が緩んでいる気配は感じていたのですが、とうとうぷつりと切れてしまったようでした。
一度は手作業でつくったものなので、補修自体も自分でやろうと思い立ちました。
中に通した糸は四重(糸二本の二周分))で、一ヶ所が切れてもすぐには石がばらけないしくみになっています。場所が家の中だったこともあって、糸以外の部品はすべて無事だったことも幸いしました。
新たに使う糸もまた手持ちの白い木綿糸でもいいかなと思ったけれど、ゆるみを感じ始めた頃に用意した石色にあわせたものを取り入れることに。
あとは改めて数珠をばらし、最初からつくり直す感覚でスタートです。
ビーズ(数珠)を扱う細かい作業が久しぶりで少し手間取ったけれど、流れ自体は比較的覚えていたので無理なく進めることができました。
これは最後の糸の始末をする直前の状態。余分なところを切って、結び目をボサ(チョココロネのような形をした部品)の中に隠せば完了です。
使った糸のゆるみなどが以前よりも減り、しっかりと仕上げられたように思いました。
今回使った糸は新たに買ったもので、そのついでに用意したのがビーズ用のワイヤー針。
以前は数珠に糸を通していく作業にテグスを使いました。ただ内部がT字になっている親珠(一番大きな石)に糸を通すときに四苦八苦していたので、こちらを試してみることに。これは大正解だったと思います。柔軟且つ極細ですごく使いやすく、すべての数珠を糸に通す作業もスムーズでした。
私が下手なせいか一度の作業でくたくたになってしまったため、針自体の寿命は長くなさそう。とはいえ使用頻度もそう高くないので、補修用としても用意しておいてよかったと思っています。
数珠といえば、以前は弔事のときくらいしか出してくることがなかったものです。ただこれをつくってからは毎日お仏壇に向かうときに手に取るようになりました。
熱心な仏教徒というわけでもないのに。そもそも簡易的な、猫たちのお仏壇なのに。そうすることで少しだけ気持ちが落ち着くような気がして。
もともと素人の手づくりでの強度不足もあったかもしれないけれど、糸の劣化は使用頻度が理由でもありそうです。そして改めて、つくってよかったなと。補修も自力でできたおかげで、ますます愛着を持って使っていけそうです。
本日の猫。
さっきまで私が使っていたガーゼストール、洗い物をしていた五分ほどの間に奪われていました。
本日もおつきあい、ありがとうございました。
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